C言語エンジニアの年収は高い?需要や将来性から年収を上げる方法まで解説!

C言語は1970年代にデニス・M・リッチー氏とブライアン・Wカーニハン氏の2人によって開発された歴史あるプログラミング用語です。

C言語は汎用性が高いプログラムで、C++やC#、Javaなど多くのプログラミング言語がC言語から派生してできています。

C言語は私たちの生活から切り離せないほど重要な役割を担っており、今後もC言語を扱えるエンジニアの需要は高まっていくことが予測されます。

本記事ではC言語の年収相場から年収アップに必要なスキルや、C言語エンジニアになるための方法、C言語エンジニアの将来性などを中心に解説していきます。

これからC言語を学ぼうと思っている方はもちろん、C言語の将来性について知りたい方などはぜひご覧ください。

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C言語エンジニアの年収相場は370万円

C言語エンジニアの年収相場は370万円

ここではC言語エンジニアの年収について見ていきましょう。

C言語エンジニアの場合、年収は年齢や経験を重ねることにより上がっていく傾向にあります。

他のプログラミング言語を用いるシステムエンジニアの年収相場の比較を行いつつ、C言語エンジニアの年収相場について解説していきます。

C言語エンジニアの年収例

会社員として企業に勤めている20代のC言語エンジニアの年収は370万円が相場です。

20代のC言語エンジニアの場合の年収相場が370万円なのに対して、60歳代の年収相場は650万円であり、C言語エンジニアの年収には幅があります。

会社員として企業に勤めている20代のC言語エンジニアの年収は370万円が相場ですが、C言語エンジニアの年収は年代や経験により大きく変わります。

他のプログラミング言語を使用するエンジニアと年収を比較してみましょう。

20代のC言語エンジニアは全体の8位となっていますが、50代では全体の3位まで年収は上昇しています。

このように月日をかけて経験を積み、スキルを身につけることで、高い年収を獲得することも可能です。

C言語エンジニアの年収比較

C言語エンジニアの年収比較

C言語エンジニアは会社勤めでも、経験年数やスキルによって年収の変動があることをお伝えしました。

次はフリーランスの年収との比較をしていきましょう。

結論から言うと、フリーランスC言語エンジニアの方が年収は高いです。

フリーランススタートで実際に募集されている案件を例に見てみると、平均的な案件の単価は平均56.5万円、最大で160万円、最低で20万円となっています。

このペースで1年間仕事をしたと単純計算すると、平均年収は678万円、最大年収は1,920万円、最低年収は240万円と差は歴然です。

平均 最高 最低
月額単価相場 56.5万円 160万円 20万円
年収相場 678万円 1,920万円 240万円

この年収の差は、いかに高単価の案件を受注できるかで重要になってきます。

案件の獲得には営業力などの差も関係はしてきますが、C言語エンジニアとしてのプログラミングスキルの差は、影響として大きいでしょう。

フリーランスはもちろん、C言語エンジニアとして年収アップさせるには何が大切なのか、一緒に確認していきましょう。

C言語エンジニアの年収を上げるために必要なスキルは?

C言語エンジニアの年収を上げるために必要なスキルは?

C言語エンジニアとして年収アップや必要とされる人材になるためには、プログラミングスキルの向上が必要となってきます。

具体的な内容を確認していきましょう。

C言語を学習し続けスキルを上げる

C言語エンジニアの年収比較で、年齢によっても年収の差があったと思います。
これは経験や知識、技術の差によるものが大きいです。

C言語は古くから存在するプログラミング言語ですが、TOIBEによるプログラミング言語の人気を見てみると、C言語は未だに高い人気を誇っています。

これはC言語の汎用性が高く、様々な機器の制御や開発などに必要であることの裏付けとなるでしょう。

とくにC++やC#など、C言語から派生してできたスマホアプリやゲーム、Web上での開発に必要性が高いプログラミング言語の習得は開発スキルを学ぶうえで非常に重要となります。

まずは、C言語に近いプログラミングスキルから習得し、C言語エンジニアとしての活動の幅を広げていくのが良いでしょう。

また、C言語は日々進化しているため、C言語のスキルを深く学んでいるエンジニアは周りと大きく差がつきます。
C言語を学習し続け、そのスキルを最大限発揮できるようにしましょう。

C言語以外の開発スキルを培う

C言語以外の開発スキルを培う

C言語は非常に優秀なプログラミングスキルで開発などには欠かせないものになりますが、その他のスキルを取得している方が、より活動の幅を広げることができます。

C言語から派生したプログラミング言語にはC++やC#の他にも、JavaやPHP等があります。

JavaはAndroidのアプリケーションの開発言語で、比較的使用することも多いので、余裕があればJavaのスキルの習得を目指してみてください。

上流工程を経験する

C言語エンジニアとして年収アップを目指すのであれば、上流工程を経験し、学んでいくことも必要です。

プログラミングにおける上流工程とは、依頼主から要件や希望などを聞き出し、それをもとに企画や設計・予算の計算などをすることを言います。
この上流工程で作られた設計や計画をもとに作業を行い、設定を完了させるのが下流工程です。

基本的にプログラマーやエンジニアは下流工程を中心に行います。
上流工程を経験することにより、マネジメント能力なども身につきます。

このように上流工程に必要な経験や技術を培うことは、年収アップやフリーランスになることに役立つでしょう。

C言語エンジニアになる方法

C言語エンジニアになる方法

C言語エンジニアになるには下記の2つがあります。

  • プログラミングスクールに通って習得する方法
  • 独学で勉強する方法

C言語エンジニアの場合、そのプログラミング技術が少し複雑なので、初心者が独学で勉強するには難しいとされています。

基礎をしっかりと学びたい、費用を抑えて勉強したい、など勉強方法は人によって様々でしょう。
自分に合った勉強方法をよく検討することで効率のいい学習につながります。

プログラミングスクールに通う

C言語エンジニアになる方法として、まずプログラミングスクールに通う方法があります。

プログラミングスクールを利用する最大のメリットとしては、プログラミング分野のプロ講師陣が個別に指導してくれる点です。
プログラミングが全くの初心者で、「1人で勉強するのは不安」「何から勉強していいのか分からない」という方は、プログラミングスクールを利用するといいでしょう。

プログラミング学習の挫折率は高い傾向にあり、C言語は初心者が独学で学ぶ難易度としてはやや高いです。
そのため、学習途中でつまずいてしまうこともあるでしょう。

数万円〜数十万円程度の費用はかかりますが、1からプログラミングをしっかりと学びたいという方はぜひ利用してみてください。

また、最近ではオンラインでのマンツーマン指導など、自宅に居ながらでも学習を進めることができるようになりました。

働きながら、C言語エンジニアへの転職を考えている方や、新たにC言語のスキル習得を考えている方におすすめです。

独学で勉強してスキルを培う

独学で学ぶ方法として無料サイトや動画学習、書籍などで勉強することができます。

独学で学ぶメリットとしては自分のペースでなおかつ費用も抑えられるので、無理なく学習を進められることです。

基礎はしっかりと学びたいが費用を抑えたい方、自分のペースで学習を進めたい方はぜひ利用してみてください。

特に下記3つのWEBサイトは初心者にわかりやすく、始めやすいでしょう。

  • ドットインストール
  • 一週間で身につくC言語の基本
  • 苦しんで覚えるC言語

それぞれの学習サイトを紹介していきます。

ドットインストール

ドットインストール(公式サイト:https://dotinstall.com/

3分程度の動画で簡単にC言語について学ぶことができます。

資料も豊富で、実際に自分でプログラミングを実行しながら学習も進めることも出来るため、C言語の基本的な知識を学習するにはいいでしょう。

基本的には無料で利用可能ですが、月額1,080円のプレミアム会員になれば、講師への質問や中級者向けの無料コンテンツの利用、ソースコードの閲覧や比較などを利用することも可能です。

一週間で身につくC言語の基本

一週間で身につくC言語の基本(公式ホームページ:http://c-lang.sevendays-study.com/

「C言語とはなにか」という基本的な話から始まり、「関数の作り方」など基本編と応用編に分けて、一週間のスケジュールで学べるようにプログラムが構成されています。

C言語と合わせて学習をするといい分野についても、一緒に動画が掲載されているため、次の学習へも繋げやすいでしょう。

サイト横には参考書籍等も表示されているので、参考書なども一緒に利用したい方は使用することで深く学ぶことが可能です。

苦しんで覚えるC言語

第1部から第4部で構成されており、内容的にも充実度は高い学習サイトになります。

プログラミング学習としては有名なサイトで書籍化もされているので、合わせて学習することでさらに理解を深められるでしょう。

書籍もC言語を学習するのに良いものが多く販売されています。どちらも自分のペースで要点を押さえながら、繰り返し内容を網羅することが可能です。

C言語エンジニアの将来性は?

C言語エンジニアの将来性は?

C言語は私たちの生活にとても深く関係しており、今では私たちが生きていくなかで、必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。

実際に、フリーランススタートによる2023年1月時点でのC言語フリーランス求人数は、2,960件とある程度の数が募集されています。

C言語が使われるものの代表的なものが組み込みソフトです。
組み込みソフトは自動車、スマートフォンやアプリケーション、パソコン、洗濯機などの日用家電など様々なものに使用されています。

これらの機器は組み込みソフトにより、全体的な動作を制御されており、操作に応じたスムーズな動作を実現しています。全ての機器の基礎の部分と言っていいでしょう。

機器の基礎となるほど重要な部分なだけに、最近のプログラミング言語として誰でも行える領域ではないのが現状です。

しかし、組み込みソフトに関する知識や技術を持っているC言語エンジニアであればプログラミングの実行が可能となります。

「メモリ」の問題

C言語のスキルがないと組み込みシステムを行えない理由として「メモリ」の問題があります。

C言語のスキルがあれば、メモリ管理を行いつつ高度なプログラミングを行えるため、非常に需要のある能力と言えます。

メモリとは、機器があらかじめ設計された動作を実行する際に必要なプログラムを保管しておく倉庫のようなものです。

メモリは自動車やパソコンをはじめ、全ての機器にはメモリが存在しています。
メモリ容量には限りがあるので、プログラミングを行う際にはメモリ容量を管理しながら行う必要があります。

C言語のスキルがあれば、必要なプログラムの導入や、不要なプログラムの削除などを随時行うことができるため圧倒的に有利です。

IoT分野の発展

C言語エンジニアが将来的にも必要となる理由としてIoT分野の発展があります。

IoT(「モノのインターネット」Internet of Things)という言葉はあまり馴染みがないかもしれません。

IoTは文字通り、モノをインターネットにつなぎ様々な管理や操作を行うものです。

外出してしばらく経ってから、「エアコンを消し忘れた」となったときにスマートフォンから遠隔で操作して電源を切るなどの機能もIoTが使われています。

また近年では、総務省が「令和2年版 情報通信白書」にてIoTデバイスの普及が増加していくことを示唆しています。

このような背景からも自動車や家電分野でのIoTを使用した遠隔からの管理や操作が広く普及していくでしょう。

そのため、今後C言語スキルの技術が高く、経験が豊富なエンジニアが重宝される可能性は高いです。

まとめ

C言語エンジニアの年収相場や年収を上げるために必要なスキルを始め、C言語エンジニアの今後について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

C言語は習得の難易度がやや高いですが、私たちの生活には必要不可欠となってきています。

今後、高い年収の獲得やフリーランスとして独立を考える場合には高度なC言語スキルを身につけるとともに、C言語以外のスキルを習得することでより実現可能になるでしょう。

本記事がこれからC言語エンジニアを目指す方が、将来的にも必要とされるC言語エンジニアになるための参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。