ITエンジニアにはどんな種類があるの?選び方やキャリアアップ方法も解説!

「エンジニアとつく職業が多すぎて、何が何だかわからない」

「エンジニアになりたいけど、どれを目指せばいいの?」

と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

エンジニアの種類は非常に多く、それぞれのエンジニアの特徴も異なるため、人によって向き不向きがあります。

一貫していえることは、エンジニアには「技術力」と「コミュニケーション能力」が必要ということです。

今回の記事では、下記の内容をお伝えしていきます。

  • エンジニアの種類
  • エンジニアの役割
  • 自分に合ったエンジニアの選び方
  • エンジニアのキャリアアップ方法

この記事を読めば、エンジニアの特徴がわかり、自分に合ったものを見つけることができるでしょう。

エンジニアの種類がたくさんあって迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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エンジニアとは?

エンジニアとは?

エンジニアとは、技術者や工学者という意味です。

エンジニアリング(工学)の専門知識やスキルを持った人たちの職種を、まとめて「エンジニア」と呼びます。

現在も、世界中の様々な分野でエンジニアが活躍中です。

エンジニアと呼ばれる職業の分類

エンジニアと聞くと、IT系を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

実は、エンジニアにはIT以外にも種類があります

エンジニアと呼ばれる職業の分類は、下記の6つです。

  • ITエンジニア
  • 機械エンジニア
  • 工学エンジニア
  • 化学エンジニア
  • 環境・農業エンジニア
  • 医療エンジニア

今回の記事では、この中から「ITエンジニア」について詳しく説明します。

ITエンジニアの種類

ITエンジニアの種類

ITエンジニアには様々な種類があり、多様化が進んでいます。

ここでは、大きく3つに分類しました。

  • 開発エンジニア
  • インフラエンジニア
  • その他のエンジニア

以下で説明していきます。

開発エンジニア

開発エンジニアは、アプリケーションやITシステムを開発するエンジニアです。

エンジニアの中で最も有名な「システムエンジニア」も、ここに含まれます。

開発エンジニアは下記の8種類です。

  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • Webエンジニア
  • フロントエンドエンジニア・マークアップエンジニア
  • 組み込みエンジニア
  • ゲームエンジニア
  • スマホアプリエンジニア
  • AIエンジニア

現時点でもたくさんの種類がありますが、今後新しい開発分野が生まれれば、開発エンジニアの種類はさらに増えるでしょう。

それでは、順に見ていきましょう。

システムエンジニア

システムエンジニアはSEと呼ばれる、システムの要件定義や設計を担当するエンジニアです。

顧客のニーズを聞き出し、それに応えるためのシステムを提案します。

顧客と丁寧に話し合いながら願いを実現する方法を共に考え、予算に合う落としどころを提案し、顧客に納得してもらうこともシステムエンジニアの仕事です。

予算内で顧客が満足するシステムを作るためには、「コミュニケーション能力」は必須のスキルになります。

顧客とのイメージが合致したあと、次にすることはシステムを実現するための設計です。

設計をしたら、設計書(ドキュメント)に落とし込みます。

プログラマなどの第三者は設計書を見てプログラミングをするため、設計書は過不足なくわかりやすいものでなくてはなりません。

そのため、システムエンジニアは「文章力」や「表現力」も必要になります。

このように業務範囲が広いため、総合的な能力が必要となるのがシステムエンジニアの仕事です。

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作った設計書をもとにプログラミングを担当するエンジニアです。

フリーランスエンジニアとして初めて仕事をする場合は、プログラマーから始める人が多いでしょう。

開発するシステムによって、使用する言語が変わります。

システム開発における「実装部隊」として、やりがいを感じる人も多いでしょう。

プログラマーは、設計書に書かれたことをただ実現すれば良いわけではありません。

実現にあたり、不具合の発生しにくい最適なコーディング方法を選択したり、他者が見たときに流れが理解しやすいように可読性を意識したり、改修作業が楽になるようにメンテナンス性を考えたりと、様々なことに注意を払ってプログラミングをします

まさに「職人」というイメージのエンジニアです。

プログラマーとして実績を積んで、システムエンジニアにチャレンジする人も多くいます。

Webエンジニア

Webエンジニアは、WebアプリケーションやWebサイトなど、Web上で動作するシステムを開発するエンジニアです。

Webに特化した知識を持ち、設計から開発までを担当しています。

インターネット上で動くサービスになるため、セキュリティやネットワークの知識も必要です。

多くの人が使用しているYouTubeやGmail、食べログなどもWebアプリケーションになります。

このほかにも、WebアプリケーションやWebサイトは日々急速に増加中です。

利用者も非常に多いため、エンジニアとしての需要が高い職業といえます。

フロントエンドエンジニア・マークアップエンジニア

フロントエンドエンジニアやマークアップエンジニアは、Webサイトの中でもフロント部分(ユーザーから見える部分)を担当するエンジニアです。

Webサイトの見た目を作る仕事なので、ユーザーに評価されやすく、それを魅力に感じる人も多いでしょう。

自分が作ったものが、世に出て多くの人の目に触れることは、エンジニアのやりがいにつながります。

フロントエンドエンジニアが扱う主な言語は、HTML・CSS・JavaScript・PHPです。

マークアップエンジニアは動作部分のJavaScriptなどは扱わず、ビジュアル部分に特化したHTMLとCSSといったマークアップ言語のみになります。

需要は多いですが、比較的習得しやすい言語のため単価はあまり高くありません

組み込みエンジニア

組み込みエンジニアはエンベデッドエンジニアとも呼ばれる、通信機器や家電製品などの機械内部にプログラムを直接組み込むエンジニアです。

パソコンやスマートフォンなどのコンピューターではなく、テレビや電子レンジ、ガラパゴスケータイなどの電気を使って動く身の回りにある家電は、組み込みエンジニアの技術で作られています。

組み込みエンジニアが作るのは、「ボタンを押したら動作する」「5分経過したら自動で止まる」など「AをしたらBになる」というような制御プログラムです。

単純に見えますが、ひとつのミスが大事故につながる可能性もあり、「慎重さ」と「精密さ」が必要なエンジニアになります。

プログラムの知識だけでなく、システムを組み込む機器に対する専門的な知識も必要です。

近年では高性能な家電製品が増えているため、組み込みエンジニアの需要は高いでしょう。

ゲームエンジニア

ゲームエンジニアは、家庭用ゲームやオンラインゲーム、スマホゲームなどを開発するエンジニアです。

「ゲームを作る人になりたい」という人の多くが、ゲームエンジニアを目指します。

自分の作ったゲームが世に出ると、多くのユーザーの声を聞くことができるため、評価がわかりやすい職業です。

ゲームの動きには座標計算が使われており、「数学」の知識も必要になります。

また、ゲームの最新技術のほとんどは英語で発表されるため、トレンドの最先端を押さえたゲームを開発するためには、「英語力」があると良いでしょう。

さらに、多くの人の心を動かすゲームを作るためには、ゲームエンジニア自身が「好奇心旺盛」でなくてはいけません。

「ゲームを作るなんて楽しそう」という軽い気持ちで始めてみたら、必要なスキルが多くて驚く人もいるでしょう。

スマホアプリエンジニア

スマホアプリエンジニアは、スマートフォン専用のアプリ開発を担当するエンジニアです。

AndroidとiOSでは、扱う言語が異なります。

今の時代、パソコンよりスマホを使う時間のほうが長い人も多いでしょう。

スマホには様々な種類のアプリが入っており、多くの人が日々スマホアプリを使って生活しています。

いまや、スマホは生活必需品としての位置づけです。

毎日使う身近なものなので、スマホアプリエンジニアになりたいと思う人も多いのではないでしょうか。

スマホアプリの需要は今後も伸びていく可能性が高く、スマホアプリエンジニアの需要も高まるでしょう。

AIエンジニア

AIエンジニアは、人工知能システムの開発をするエンジニアです。

AIと聞くと大がかりなシステムをイメージする人も多いと思いますが、LINEボットやSiri、お掃除ロボットなど身近なものにもAIの技術が使われています。

AIエンジニアは、開発をするだけでなく、クライアントにAIの活用を勧めることも仕事の1つなので「提案力」が必要です。

また、プログラミングだけでなく、ビッグデータの解析をするため、「数学」や「統計学」の知識が必要になります。

AIの需要は高まる一方ですが、専門知識を有するエンジニアは非常に少ないのが現状。

希少価値の高いAIエンジニアは、将来性の高い職種といえるでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムの基盤部分を担当するエンジニアです。

電気や水道などの生活インフラとイメージは同じで、ITインフラもITの世界には欠かせません。

インフラエンジニアは下記の5種類です。

  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • クラウドエンジニア

どれも、システムを運用する上で必要不可欠な技術になります。

それでは、順に見ていきましょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、Web上のネットワークに関する設計・構築・保守などをするエンジニアです。

ネットワークは目に見えないため、ネットワークを道路・データを車としてネットワークエンジニアの仕事をイメージしてみましょう。

交通量の多い道路は道幅を広く作ったり、事故が起きたらすぐに片付けるか回避ルートを提案したり、道が壊れていたら正常に車が通れるように補修したりという仕事を、ネットワークの世界でおこないます。

ネットワークを扱う以上は、不正アクセスなどの外部からの攻撃に対応するために、セキュリティの知識も必要です。

また、クラウドに接続することも多いため、クラウドの知識もあると良いでしょう。

いまの時代、ネットワークが止まると、仕事どころか生活も成り立ちません。

利用者たちは、電気と同じようにネットワークは途切れることなく「使えて当たり前」で「使えないと大問題」という感覚でいます。

そのため、メンテナンスをする場合はシステムが止まらないように夜間や土日に対応し、もしトラブルがあれば時間も曜日も関係なく復旧しなくてはなりません。

ネットワークエンジニアは、厳しい職業ではありますが、論理的に考えて問題が解決したときは達成感が大きい仕事です。

縁の下の力持ち」として活躍できるため、やりがいも感じられるでしょう。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースに関する設計・構築・保守などをするエンジニアです。

データベース上のデータの管理の仕方やスムーズな取り出し方を考えます。

データベースとは、大量のデータを管理する倉庫のようなものです。

主に扱う言語はSQLになります。

データの扱いはどのようなシステムでも「となるため、データベースエンジニアの仕事はシステム構築・運用において非常に重要です。

最近ではクラウドにデータベースを構築することもあるため、今後はデータベースエンジニアにもクラウドの知識が必要になってくるでしょう。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、Webサーバー・FTPサーバー・メールサーバー・データベースサーバーなど、あらゆるサーバーの設計・構築・保守をするエンジニアです。

サーバーとは、ネットワーク上に位置するコンピューターで、データなどのコンテンツを提供します。

サーバーが提供した情報はクライアントが受け取り、サーバーとクライアントは相対の関係です。

サーバーの設計では、大量のアクセスが1つのサーバーに集中しないように「負荷分散」を考えたり、サーバーがダウンしても運用し続けられるように「冗長化」を考えたりします。

サーバーの構築には、ネットワークやデータベース、セキュリティなども関係するため、サーバーエンジニアになる場合は、ITインフラの総合的な知識を習得すると良いでしょう。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、ITシステムの安全を守る情報セキュリティ分野を担当するエンジニアです。

ネットワークの普及にともない、セキュリティの脆弱性を狙ったトラブルが頻繁に発生するようになりました。

ランサムウェアや不正アクセスなどの様々なサイバー攻撃を未然に防ぐことが、セキュリティエンジニアの重要な任務です。

情報漏洩などのトラブルは、損害賠償が高額になるだけでなく、企業の信頼は急落します。

セキュリティエンジニアは責任重大で、なおかつプレッシャーもかかる非常に大変な職業ですが、企業を守るためには欠かせない重要な仕事です。

セキュリティエンジニアからキャリアアップして、セキュリティ対策の企画や提案をする「セキュリティコンサルタント」や、不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策を専門におこなう「ホワイトハッカー」という職業もあります。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド・コンピューティングを使用したネットワークの設計・運用・保守を担当するエンジニアです。

クラウドは、ネットワークを経由して利用者にサービスを提供します。

通信速度の高速化にともない、クラウドサービスも発展してきました。

従来ではユーザーが操作するパソコン上にデータを保管していましたが、クラウドを利用することで、ネットワーク上の特定の場所にアクセスしてやりとりすることができます。

クラウドの種類は数多くありますが、AmazonのAWSやMicrosoftのAzureなどが有名です。

現在多くのシステムがクラウドの導入を進めており、急激に需要が増えています。

専門的な知識をつければ、クラウドエンジニアとして市場価値が上がるでしょう。

その他のエンジニア

開発エンジニアやインフラエンジニア以外にも様々なエンジニアの種類があります。

その他のエンジニアは下記のとおりです。

  • テストエンジニア
  • セールスエンジニア
  • サービスエンジニア・フィールドエンジニア
  • 社内SE
  • ブリッジSE

それでは、順に見ていきましょう。

テストエンジニア

テストエンジニアは、開発したシステムが「仕様どおりに正しく動作するか」をリリース前にチェックするエンジニアです。

リリース後に不具合が見つかると、ユーザーに多大な迷惑がかかります。

リリースした企業の信頼にも影響するでしょう。

そのため、テストエンジニアはあらゆるパターンを考慮して念入りに動作確認するのが任務です。

テストエンジニアには、言語のスキルよりも大切なスキルがいくつかあります。

複雑な仕様からシステム全体を詳細に把握してテストケースを作るため、「理解力」「思考力」が必要です。

また、テストケースは膨大な量になることが多く、細かい作業を繰り返し続けるため、「集中力」「忍耐力」を持って作業します。

細かい作業を黙々と続けながら、小さな違和感に「気づく力」も必要です。

システムは開発者側の目線で作られているため、テストエンジニアがユーザー視点で確認することも重要になります。

テストエンジニアは、リリース前のシステムの「最後の砦となる大切な役割なのです。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術営業の立ち位置で仕事をします

エンジニアとしての専門的な知識を営業に活用し、クライアントにシステム導入を提案するエンジニアです。

IT分野にあまり詳しくないクライアントには、システムエンジニアとのコミュニケーションが難解な場合があるかもしれません。

そこでセールスエンジニアが、システムエンジニアとクライアントの「通訳のような立場で活躍することもあります。

クライアントに商品を勧めるためには、「コミュニケーション能力」だけでなく「プレゼン力」も必要です。

一般的な営業職よりも技術的な知識が豊富なため、「説得力」のある提案ができるでしょう。

サービスエンジニア(フィールドエンジニア)

サービスエンジニア(フィールドエンジニア)は、自社が開発したシステムを使用しているクライアント先に出向いて、技術的なサポートをするエンジニアです。

システム導入後は、クライアントに一番近いエンジニアとなります。

点検業務やシステム障害への対応も、サービスエンジニアの仕事です。

また、クライアントからの要望やシステムの利用において困っていることなどをヒアリングし、その場で修繕することもあるでしょう。

そのため、多様な要望やトラブルを「臨機応変に処理する力」のあるサービスエンジニアは収入が多いです。

特殊技術を持っている人も、単価が高くなる傾向があります。

社内SE

社内SEは、社内システムの開発や運用・保守を担当するエンジニアです。

クライアント相手ではなく、社内メンバーを相手にシステムの問題を解決します。

社内で運用されるシステムには様々な種類があるため、特定の知識だけでは社内SEはできません。

幅広い知識を持って社内で困っていることを解決し、社員の業務を効率化させることが社内SEの最大の使命です。

会社への貢献が肌で感じられる、やりがいのある仕事でしょう。

社内SEに必要なのは「問題解決能力」です。

社内の困りごとは、要領を得ないものが多いでしょう。

そのようなときでも、社内SEは根気よく調査して問題を解決する必要があります。

幅広い知識や技術的なスキルはもちろんですが、「コミュニケーション能力」があり「人当たりが柔らかい」人は、社内SEに向いているでしょう。

ブリッジSE

ブリッジSEは、日本企業と海外のエンジニアの橋渡しをするエンジニアです。

日本のIT人材が不足している昨今、海外企業に開発の一部を委託する企業が増えています。

しかし、海外エンジニアに技術力があっても、意思疎通がうまくできずに失敗するケースがあるそうです。

このような失敗をしないためにブリッジSEが現地に出向き、現地のエンジニアと日本のエンジニアをつなげます。

ブリッジSEは、エンジニアとしてのスキルだけでなく「語学力」も必要ですが、さらに重要なのは「文化」や「価値観」の理解です。

海外と連携してシステム開発をする場合は、スムーズに進めるためにもブリッジSEは欠かせません。

エンジニアの立場は大きく分けて3種類

エンジニアの立場は大きく分けて3種類

エンジニアにはたくさんの種類がありますが、立場や役割別にも分けることができます。

エンジニアの立場は大きく分けて下記の3つです。

  • プロジェクトマネージャー
  • プロジェクトリーダー
  • プロジェクトメンバー

それでは、順に解説していきます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーはプロマネやPMと略し、システム開発の現場でプロジェクトやメンバーを管理する立場です。

スケジュール管理や品質管理・開発コスト管理はもちろん、メンバーの心身も注意深く観察しています。

時間・品質・お金・人をトータルで管理するのがプロジェクトマネージャーに求められる仕事です。

管理能力」や「コミュニケーション能力」に加え、「責任感」や「広い視野」も必要になります。

プロジェクトメンバーは、プロジェクト全体を円滑に進めるために重要な役割です。

プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーはPLと略し、開発現場のリーダーとしてメンバーを統率する立場です。

一般的にプロジェクトリーダーはプロジェクトマネージャーの下に位置することが多いですが、ポジションの違いだけでなく求められる役割にも違いがあります。

プロジェクトマネージャーはマネジメント能力を求められるのに対し、プロジェクトリーダーは「リーダーシップ」を求められます。

プロジェクトの先頭に立って、メンバーと共にプロジェクトを進めるのが仕事です。

プロジェクトリーダーは、メンバーから頼りにされる「人間力」が必要になります。

プロジェクトメンバー

プロジェクトメンバーは、システム開発における作業担当者です。

実働部隊」であり、プロジェクトを成功させるために重要な役割になります。

担当業務に対して、真摯に向き合い遂行することが仕事です。

エンジニアの選び方

エンジニアの選び方

ここまで、多種多様なエンジニアを紹介してきました。

自分に合ったエンジニアになるには、どのように選べば良いのでしょうか。

エンジニアの選び方には、下記の3つのポイントがあります。

  • 業務内容で選ぶ
  • 将来性で選ぶ
  • 収入で選ぶ

それでは、順に見ていきましょう。

業務内容で選ぶ

まずは業務内容を確認して、自分のやってみたい業務を見つけましょう

「ゲームが作りたい」「AIに関わりたい」といった、自分の気持ちに耳を傾けます。

その願いを叶えるためには、どのエンジニアが該当するかを確認してください。

エンジニアは過酷な仕事です。

また、日々新しい技術が開発されるため、常に勉強も欠かせません。

興味のない分野では長続きさせるのが難しいため、好きなことや興味のあることを仕事にして、モチベーションが保てるようにしましょう。

将来性で選ぶ

将来性について考えることも重要です。

先細りすることがわかっている分野に飛び込むことは、あまりおすすめできません。

気になる分野があったら、将来性をしっかり調査するようにしましょう。

将来性が高ければ、エンジニアとしての需要も高くなります。

世の中の流れに注目して、次に成長する分野を見つけましょう。

例えば、世の中でクラウド化が進んできたなら、クラウドエンジニアのほかにも、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニアの需要も高まるはずです。

このように、伸びている分野から派生する分野を狙うのも良いでしょう。

収入で選ぶ

充分な収入を得られなければ、生活が成り立ちません。

最終的には収入で選ぶことになるでしょう。

ただし、収入で選ぶときには注意が必要です。

現時点で単価が高くても、将来性が見込めない分野は今後の単価が下がる可能性があります。

IT業界は変化の多い業界ですが、それに対応するためには今の単価だけに注目せず、近い未来がどのように変化するかも想像し、希少価値の高い人材を目指します。

収入アップのためには、技術力アップが必須条件なので、そのための努力も忘れないようにしましょう。

エンジニアのキャリアアップ方法

エンジニアのキャリアアップ

エンジニアがキャリアアップをするためには、どのような方法があるのでしょうか。

ここでは、エンジニアのキャリアアップ方法を3つお伝えします。

  • 新たなスキルを身につける
  • 資格を取る
  • 転職する

それでは、順に解説していきます。

新たなスキルを身につける

新たなスキルを身につけることで、幅広いエンジニアとなりキャリアアップする方法があります。

エンジニアに必要なITスキルは大きく分けて下記の5つです。

  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • ネットワーク
  • データベース
  • セキュリティ

まずは、これらの知識を満遍なく身につけていきましょう。

開発分野の専門知識を持っているのは当然ですが、幅広い知識を持っているエンジニアは多くはいません。

上記5つの知識があれば、様々な角度からシステムを見ることができます。

「色んなことを知っている人」というのは、開発現場になくてはならない存在なのです。

案件をこなしながらスキルアップを狙うなら、現在開発している案件とは別の分野や別の言語の案件に応募してみると良いでしょう。

チャレンジすることで、新たなスキルが身につきます。

さらに、エンジニアとして成長するためには、どの分野でも活用可能なポータブルスキルも磨きましょう

ポータブルスキルとは、「コミュニケーション力」「提案力」「発想力」「説得力」などのスキルです。

また、経験値がついたら「リーダーシップ」や「マネジメント力」も習得できると良いでしょう。

資格を取る

資格を持っていると、自身の実力を第三者に証明しやすくなるため便利です。

案件獲得の際にも、「○○ができます」より「○○の資格があります」のほうが説得力が増すでしょう。

資格がなくても仕事ができる人はたくさんいますが、自身をアピールすることが重要なフリーランスエンジニアの場合は、資格を取ったほうが案件が獲得しやすくなります。

会社員エンジニアであっても、資格が印字された名刺を持っていれば、クライアントからの信頼度もアップするでしょう。

エンジニアに役立つ資格は、国家資格とベンダー資格の2種類あります。

代表的な国家資格は下記のとおりです。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • システムアーキテクト試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • ネットワークスペシャリスト試験

代表的なベンダー資格は下記のとおりです。

  • オラクルマスター
  • Android技術者認定試験
  • オラクルJava認定資格

活躍したい分野に必要な資格を保有して、市場価値を高めましょう

転職する

スキルがあり資格もあるなら、転職もキャリアアップにつながります。

市場価値の高い人材であれば、企業は高単価でも受け入れたいはずです。

しかし、闇雲に転職してもキャリアアップできるわけではありません。

転職する前に、まずは自分自身の考える「理想のキャリア」を明確にしましょう。

それが叶えられる企業を転職先に選択します。

もちろん、今いる環境で理想のキャリアを目指せるのであれば、無理に転職する必要はありません。

目的は転職ではなくキャリアアップなので、転職活動する間も目的がブレないように注意しましょう。

例えば、

「AIに興味があるが自社ではできそうもない → AI開発が盛んな企業に転職してAIエンジニアになる」

「PMとしてキャリアを積んだが新たな道にチャレンジしたい → ITコンサルタントの企業に転職する」

というようにキャリアアップします。

転職活動中にいろいろと動いていたら、実はこんなことがやりたかったんだと自分の考えに気づく人も多いようです。

まとめ

まとめ

今回の記事では、ITエンジニアについて詳しく解説してきました。

エンジニアにはたくさんの種類があって迷ってしまいますが、種類が多いからこそ自分の興味のある分野を見つけられるでしょう。

エンジニアにはキャリアパスもたくさんあり、意欲があればキャリアアップすることも可能です。

エンジニアは大変ですが、世の中を支えるとてもやりがいのある仕事になります。

多くの人びとの役に立てるエンジニアになることができれば、エンジニア冥利につきることでしょう。