C#エンジニアの転職需要や資格など解説！

2024年6月19日

プログラミング言語C#の習得を目指し、C#エンジニアとしてキャリアチェンジを検討している人も多いでしょう。
未経験者にとっては転職が不安かもしれません。
しかし、C#は2021年9月のTIOBEランキングで5位と人気の高い言語です。
本記事では、以下の点について解説します。

C#エンジニアの転職ニーズ
求人・案件情報
年収
未経験からの転職可能性
転職時の留意点
おすすめ資格
転職方法
フリーランスエージェント

C#を仕事で活用したい人には参考になる情報が満載です。
特に、以下の方はご一読ください。

C#エンジニアの転職事情に興味がある方
C#エンジニアを目指す方
ITエンジニアの方

気になる内容をタップ

1 C#エンジニアの転職ニーズ
2 C#エンジニアの求人・案件情報
3 C#エンジニアの年収
4 C#、未経験からの転職は出来る？
5 C#エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント
6 C#エンジニアとして転職する上でおすすめの資格
7 C#エンジニアとして転職する方法
8 まとめ

C#エンジニアの転職ニーズ

この節では、C#プログラミング言語の特徴と、C#エンジニアの活躍の場について説明します。
C#は、2000年にマイクロソフト社が開発したオブジェクト指向言語です。
構文がDelphiの影響を受けており、初心者でも習得しやすい言語です。

.NET Frameworkに対応しており、Windows向けアプリケーション開発に適していますが、Xamarinを使えばクロスプラットフォームにも対応可能です。

C#は汎用性が高く、

デスクトップアプリ
Webサービス
業務システム
ゲーム
スマホアプリ
IoT

など幅広い分野で活用されています。
C#エンジニアは、

IT
ゲーム
飲食
医療
教育
自動車
金融
不動産
物流
旅行

など様々な業界で

Webアプリ
スマホアプリ
基幹システム
業務システム
ソーシャルゲーム
AR/VR
SNSアプリ

の開発に携わることができます。
主なフレームワークやライブラリに

JSON.NET

NLog

math.net

moq

Entity Framework

TensorFlowSharp

があります。
C#はC言語やC++とは別の言語で、互換性はありません。

C#エンジニアの求人・案件情報

ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」によると、C#フリーランス求人・案件数は5,664件に上ります(2021年10月時点)。
C#は、Windows向けデスクトップアプリ、Webサービス、業務システム、ゲーム、スマホアプリ、IoTなど、様々な開発分野で活用されていることが、需要の高さにつながっているものと考えられます。

ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」内で、C#スキルを持つフリーランスエージェントを分析すると、

レバテックフリーランス	534件
エンジニアルーム(Engineer Room)	327件
TechStock	284件
PE-BANK	229件
Midworks	153件
フォスターフリーランス	111件
ビズリンク	87件
ギークスジョブ	67件
at-engineer	48件
ITプロパートナーズ(ITPRO PARTNERS)	42件

となっています(2020年11月時点)。
C#の求人・案件を豊富に保有しているのは、レバテックフリーランス、エンジニアルーム、TechStockであることがわかります。
C#に興味のある方は、これらのフリーランスエージェントの詳細情報をご確認ください。

C#エンジニアの年収

この節では、C#エンジニアの収入状況について説明します。
C#のフリーランス従事者の年収の詳細は以下の通りです。

職種の平均年収は711万円
最高額は2,400万円
最低額は300万円となっています(ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」調べ/2021年10月時点)

この年収は、同社が公開しているC#のフリーランス案件の月額単価を年換算したものです。

平均月額	59.3万円
中央値	60万円
最高額	200万円
最低額	25万円

と記載されています。
一方、従業員としてのC#エンジニアの平均年収は約469万円と言われています。
C#エンジニアの収入に関する詳細を知りたい方は、関連記事をご覧ください。

C#、未経験からの転職は出来る？

C#の習得と転職の可能性について説明します。
C#は未経験者でも転職できる場合がありますが、限られた人のみです。
フリーランスとして未経験でC#の案件に携わることはほとんどできません。

未経験者は2種類に分けられます。

C#は初めてですが、他の言語を使った開発経験がある人です。
この場合、転職やプロジェクトに参加する可能性が高くなります。
プログラミング自体が初めての人です。
この場合、転職は時期尚早でしょう。

プログラミング初心者はまずC#の学習から始めましょう。
独学か、プログラミングスクールでの学習が選択肢になります。
現在では、オンラインやメンター付きのプログラミングスクールが充実しているため、スクールでの学習をおすすめします。

一定のスキルを身につけた人は、クラウドソーシングサービスなどで実績を重ね、ポートフォリオを作成することをお勧めします。
実務経験の積み重ねが転職に有利になるでしょう。

C#エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント

この節では、C#開発者への職種転換において留意すべき重要な点を説明します。
以下の内容を習得することで、高い市場価値を持つC#開発者として認められる可能性が高まるため、特にC#の初学者は熟読することをお勧めします。

.NET Frameworkの基礎知識
オブジェクト指向プログラミングの概念
データベース設計とSQL
Web開発技術(ASP.NET、HTML、CSS、JavaScript)
ユニットテストとデバッグ手法
アジャイル開発手法

分野	重要度
プログラミング言語	★★★★★
フレームワーク	★★★★☆
データベース	★★★★☆
Web開発	★★★★☆
テスト/デバッグ	★★★☆☆
開発手法	★★★☆☆

C#エンジニアの転職に向けた技術習得

C#以外の言語の習得も重要です。C#エンジニアとして活躍するには、

Java
C
C++
VB
VB.NET
C#.NET
PHP
Python
JavaScript
Ruby

など、様々な言語の知識が求められます。
また、

Unityなどのゲームエンジン
.NET Frameworkなどのフレームワーク
MySQL

Oracle

SQL Server

PostgreSQL

Access

などのデータベースソフトウェア
Windows

Linux

iOS

Android

などの OS
AWS

Azure

などの IaaS

に関する実務経験や知識を持つことで、希少性の高いC#エンジニアとして評価されやすくなります。
さらに、

Github
Redmine
Backlog

などのツールの使用経験があれば、より歓迎されるでしょう。

C#エンジニアの転職に向けた職務経歴書作成のポイント

C#開発者として経験を示す履歴書の作成が、転職活動において重要となります。C#やその関連技術を活用し、どのような実績を残してきたかを明確に示すことで、面接官は適切な役割を想定しやすくなります。
自身のスキルと実績を適切に伝えることができる履歴書を用意しましょう。

資料作成力の重要性

転職を視野に入れる際、文書作成スキルの向上は重要な課題となります。
C#エンジニアとして新しい職場で働く場合、

仕様書
開発計画
進捗状況

などの情報を、

プロジェクトマネージャー

リーダー

コンサルタント

と共有する必要があります。
スムーズな情報共有を実現するため、

文書作成の手法
論理的な説明
プレゼンテーション能力

を日々磨いていくことが求められます。

C#エンジニアとして転職する上でおすすめの資格

この節では、C#開発者として職を転々とする際に推奨される資格について説明します。
C#プログラマーとしてあなたが関心を持つ資格がある場合、詳細な情報を十分に調査することをお勧めします。

C#プログラミング基礎能力認定試験

C#プログラミングの基礎的な能力を証明するマイクロソフト認定資格である試験70-483を合格すれば、以下のスキルを身につけることができます。

プログラムの制御フロー管理
データ型の作成と活用
アプリケーションのデバッグとセキュリティ対策
データアクセスの実装

これらはC#エンジニアに求められる重要なスキルです。
C#エンジニアを目指す方にとって、この資格の取得は将来的に有益でしょう。

Windowsストアアプリ開発資格70-485

この認定試験は、C#を用いてWindows Storeアプリケーションを高度に開発する能力を証明するものです。合格者は、以下の幅広い技術を習得できます。

アプリ開発
デバイス操作
ユーザーインターフェース強化
データ管理
セキュリティ対策
ソリューション展開

C#エンジニアにとって有益な資格と言えるでしょう。

システムアーキテクト試験とC#エンジニアの関係

システム開発における上流工程の理解を示す資格としてシステムアーキテクト試験があります。この試験は、

システム構築に必要な要件を定義し、その実現のためのアーキテクチャを設計する能力を認定するものです。
要件定義、外部設計、システムテストに関する知見が身につきます。

C#エンジニアにとって有益な資格ですが、転職時に最も重視されるのは実務経験とC#を活用した開発スキルの保有です。
C#の資格取得はスキル証明の一助となりますが、実務未経験者は経験を積む行動を優先すべきでしょう。

C#エンジニアとして転職する方法

この節では、C#開発者として新しい職を見つける方策について説明します。主な選択肢は3つあり、それぞれ詳しく見ていきましょう。

フリーランス仲介業者を利用する
求人サイトを活用する
人材紹介会社に依頼する

フリーランスエージェントを活用したC#エンジニア転職

C#エンジニアとして転職を目指す際、フリーランスエージェントを利用することができます。
このサービスは、エンジニアに代わって

求人案件の提案
クライアント企業との交渉
契約締結などの業務を代行してくれます

具体的には、

希望する求人案件の紹介
面接同席
スキルシートや経歴書の添削
契約手続きや請求書作成の代行

などを行います。
さらに、商談の練習支援も提供されます。
フリーランスエージェントによっては、

正社員並みの福利厚生制度
エンジニア交流会
確定申告サポート

などの特典があります。
フリーランスとしてスキルアップを目指す方、高収入を望む方、様々な開発経験を積みたい方、在宅勤務を希望する方などは、フリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。

C#エンジニアの転職サイト活用法

転職を希望するC#エンジニアには、求人情報を閲覧して応募できる転職サイトの活用が有効です。
大手サイトでは全国から1万件前後の案件が常時掲載されており、豊富な求人情報にアクセスできます。
会員登録すれば自身の活動状況や日程を管理できるほか、好きな時期に転職活動を行えるメリットがあります。

一方で、エンジニア特化の転職サイトも存在します。
代表例として

Green
paiza転職
Wantedly
転職ドラフト

などが挙げられ、職種に特化した求人情報を得られます。
C#エンジニアとしての転職を検討する際は、様々な転職サイトを活用することをおすすめします。

エンジニア転職にお勧めの転職エージェント

C#開発者として新しい職を見つけるために転職サポートサービスを利用する方法があります。
このサービスでは、

専任のキャリアアドバイザーが付き、
希望の求人情報を提供し、
履歴書の添削や面接対策などを行ってくれます。

転職サポートサービスを活用するメリットは、

公開されていない求人情報を入手できたり、
年収交渉の支援を受けられることです。

一般的な転職サポート会社に加え、エンジニア特化の会社も存在します。
代表例としては、

レバテックキャリア

キープレイヤーズ

Geekly

Tech Stars Agent

などがあげられます。
転職活動で不安がある方や、現職が多忙でなかなか時間が取れない方は、転職サポートサービスの利用を検討してみるとよいでしょう。

まとめ

この記事では、C#エンジニアの転職に関する様々な側面について詳しく説明しました。
C#は人気のプログラミング言語であり、その需要は今後も高まると予想されます。
転職を検討する際は、事前に十分な調査と準備が重要です。

経験を積んだ後にフリーランスへの挑戦も選択肢の一つです。
常に新しいスキルを身に付け、キャリアアップを目指すことが大切です。
C#エンジニアからさまざまな職種への道が開かれています。

ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」を活用してみるのも良いでしょう。