Webエンジニアに資格って知識習得に必要?おすすめのエンジニア資格とは?(2024年6月)

Webプログラミングの世界に足を踏み入れようとしている人は、どの言語から学習を始めるべきか迷うことがあります。
この記事では、Webエンジニアとしての知識を身につけるために役立つ資格を紹介します。
特に以下の人にとって有益な情報となるでしょう。

  • Webエンジニアを目指している人
  • Webエンジニアの仕事に興味がある人
  • 資格取得を検討している人
  • Webエンジニア向けの資格について知りたい人

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Webエンジニアに資格は必要なの?

Webエンジニアに資格は必要なの?

専門的な認定は、Webエンジニアとしての経歴を積む上で有益な存在です。しかし、資格そのものを目指すのではなく、実践的な知識とスキルの習得に重きを置くべきでしょう。

Webエンジニアに求められるのは実践力

Webエンジニアにとって最重要なのは、資格ではなく実践的な能力と技術力です。
「Webエンジニアを目指す」「Webエンジニアとしてスキルアップしたい」という方は、資格取得よりも実務経験を積み重ね、実践を通じて技術を磨くことが賢明です。
IT企業への調査結果によると、企業側は情報系専門教育に対し

  • 「資格取得重視で実践的な教育が不足している」

と指摘しています。
つまり、企業は資格よりも実践力を重視する傾向にあります。
「資格はあるが実務に生かせない」といった事態は避けるべきでしょう。

資格とWebエンジニアのキャリア

Webエンジニアとしての能力向上においては、資格取得そのものを目的とするのではなく、プログラミング言語の学習や実践を通じて知識を深めていく過程で、補助的に資格を活用するという姿勢が重要です。

ただし、資格がWebエンジニアのキャリアに役立たないわけではありません。
経済産業省の調査によれば、

  • IT企業の7割以上が人材のスキル評価において資格を重視しています。

実践で活かせるスキルを持ち、さらに資格を取得していれば、そのスキルの証明となります。

したがって、Webエンジニアとしてスキルを磨きながら、併せて資格取得を目指すことが賢明でしょう。

Webエンジニアが身に着けるべきスキル

Webエンジニアが身に着けるべきスキル

Webエンジニアにとって、資格よりも実践的な能力が重要視されます。
しかし、ITの分野には多様なスキルが存在するため、どの技術に焦点を当てるべきか判断に迷うことがあります。
そこで、Webエンジニアが習得すべき主要なスキルを2つのカテゴリーに分けて解説します。

  • フロントエンド技術
  • 言語 フレームワーク ライブラリ
    HTML React jQuery
    CSS Angular D3.js
    JavaScript Vue.js -
  • バックエンド技術
  • 言語 フレームワーク データベース
    Java Spring MySQL
    Python Django PostgreSQL
    Ruby Ruby on Rails MongoDB

フロントエンド開発の重要性

ウェブサイトやアプリケーションのユーザーインターフェイスを構築するために、JavaScript、HTML、CSSなどの言語スキルが重要となります。
プログラミング塾の調査では、今後3年間で需要が高まると予測されているのがJavaScriptでした。
比較的習得しやすいため、初学者にもおすすめです。
HTMLとCSSはプログラミング言語ではありませんが、ウェブページの構造を作る際に必須となります。
フリーランス初期は、JavaScriptよりも

  • HTMLやCSSを活用した仕事から始めるのが無難かもしれません。

サーバーサイド開発の主要プログラミング言語

サーバー側の処理や管理を担うのがサーバーサイド開発です。この分野では以下のプログラミング言語が活用されます。

  • Java
  • PHP
  • Ruby
  • Python

Javaは最も需要の高い言語で、フリーランス専門エージェントの調査でも新規求人案件の割合が最多となっています。
2位はPHPで、HTMLに埋め込んで利用するスクリプト言語です。求人件数が多いことから、仕事を得やすい言語と言えます。
Rubyは同調査で3位にランクインしており、人気や成長性の高さから測る指標でもトップ10入りが目立ちます。一方で、需要が減る可能性も指摘されています。
Pythonは汎用性が高く、シンプルなコードで様々なプログラムを記述できます。人気言語ランキングでも上位に位置し、Instagramなどでも採用されています。

Webエンジニアの知識習得に役立つ資格4選(2024年6月)

Webエンジニアの知識習得に役立つ資格4選(2024年6月)

本文では、Webエンジニアとして成長するための4つの有益な資格について説明します。
これらの資格を取得することを目標に学習を進めれば、専門知識を深めながら、資格取得も実現できるでしょう。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
資格名 概要 メリット
基本情報技術者試験 IT基礎知識を問う試験 IT基礎力の証明になる
応用情報技術者試験 プログラミングやデータベース設計などの実践力を問う試験 実務で役立つ専門知識が身につく
ネットワークスペシャリスト試験 ネットワーク構築・運用の専門知識を問う試験 ネットワーク分野の高度な専門性を証明できる
プロジェクトマネージャ試験 プロジェクト遂行能力を問う試験 プロジェクトマネジメント能力が身につく

PHP技術者認定試験の概要

PHPの技術力を証明する資格試験には、初級から上級までさまざまなレベルの試験が用意されています。
これらの資格取得は、受験者個人の就職機会拡大や所属企業のビジネスチャンスの増大につながると期待されています。
試験の難易度に合わせて、適切なレベルの試験を選択することが重要です。

Ruby技術者認定試験の概要

Rubyの技術力を公式に証明する試験がRuby Associationから提供されています。
ひとつは基礎的なRubyスキルを評価する

  • 「Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver Version 2.1」

で、もうひとつはプログラミング設計能力を問う上位レベルの

  • 「Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold Version 2.1」

があります。Rubyを本格的に学習する方は、Gold Version 2.1の取得を目指すことをおすすめします。

Webデザイナー・エンジニア認定資格

ここでは、特定非営利活動法人が運営する資格制度について説明しています。この認定資格は、Web技術の実力を評価するものです

  • Level.1では、マルチデバイス対応のWebコンテンツ制作能力を試します
  • 一方、Level.2は、システム連携やマルチメディアに対応したWebアプリケーションやコンテンツの開発・設計力を問うものとなっています

HTML5、CSS3、JavaScriptなどの技術知識が問われる点は共通していますが、レベルに応じて求められる実力が異なります。

Java認定試験の意義

最も人気の高いプログラミング言語であるJavaの実力を評価するのが、Java(TM)プログラミング能力認定試験です。
初級者向けから上級者向けまで、

  • 3つのレベルに分かれた試験が用意されています。

特に経験の浅いWebエンジニアにとっては、技術力の証明だけでなく、意欲の表れとしても活用できるでしょう。

まとめ

まとめ

この記事では、Webエンジニアとして知識を身につけるために役立つ資格について説明しました。
ITスキルが最も重要ですが、資格取得も知識習得に貢献することがあります。
また、資格を持つことでITスキルの証明にもなります。
ITスキルを磨きながら、Webエンジニアとしての資格取得を目指すことをおすすめします。