結論からいうと、プログラミングは副業に適しています。
IT業界の成長は著しく、企業の人手不足は深刻化しています。そのため、副業プログラミングの案件は非常に豊富。
また、専門資格や実務経験がなくてもスキルさえあればこなせる案件も多いので、参入しやすいのもポイントです。
経験者はもちろん、未経験者・初心者であっても、プログラミングは副業の選択肢の一つとして考慮する価値のある仕事です。
今回は副業でプログラミングを扱っていく際のメリットやデメリットなどを解説していきます。
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プログラミングを副業とするメリット
プログラミングを副業とするメリットは、次の3つ。
それぞれ詳しく解説していきます。
在宅ワークで受注できる案件が多い
プログラミングの副業案件の多くは、パソコンとインターネット環境さえあれば在宅ワークが可能。
休日はもちろん、本業の帰宅後でも自宅でこなすことができます。
高収入な案件が比較的多い
プログラミングの副業は、データ入力やWEBライティングなどの副業に比べ、単価が高い傾向にあります。
確かなスキルを身につけることで、高単価な案件を獲得でき高収入を得られる可能性が高くなっています。
将来性がある業界でキャリアの幅が広がる
専門性の高いプログラミングスキルは、IT企業でも十分に通用するので転職にも最適。
また、高単価な案件をこなすことでフリーランスとして独立することも可能です。
プログラミングの副業は、将来性のあるIT業界で収入アップやキャリアアップを目指せるのもメリットです。
プログラミングを副業とするデメリット
いっぽう、プログラミングを副業とするデメリットもあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキル習得までに時間とお金がかかる
プログラミングの副業案件をこなすためには、専門的な知識やスキルは必要不可欠。
一般的には、初心者・未経験者がプログラミング言語で稼げるまでの時間は、次のように言われています。
- 土台を学習するために300時間
- 仕事で稼げるまでに1,000時間
例えば毎日2時間学習するとすれば、土台を学習するだけで約5カ月かかります。
そして、プログラマーとして実際に稼ぐことができるまでになるにはさらに1,000時間が必要。
平日1日2時間、週末1日4時間〜5時間学習して約1年かかってしまいます。
必要な学習時間には個人差がありますが、必要なスキルを習得するためにはまとまった時間が必要であることがわかります。
また、初心者・未経験者が独学で知識を習得するのは非常に難しく、スクールなどで学ぶのが一般的。
稼ぐためのスキルを習得するには、多くの時間とお金が必要になってしまいます。
経験者向けの案件がほとんどで未経験者は稼げない
プログラミングの副業案件は、ほとんどが経験者向け。
未経験者の募集は非常に少なくなっています。
また、経験に合わせて単価は高くなるので、経験が少ない場合は単価が低くあまり稼げません。
実務経験がない場合は、スキルを証明できる資格などを取得するのがおすすめです。
競合が多く受注獲得までが大変
プログラミングの副業は人気が高く、新規参入する人は増えています。
そのため、ひとつの副業案件に対してたくさんのプログラマーが応募することも多く、競争率が高いのが現状です。
ひとつの案件を獲得するまでに労力と時間が必要になってしまいます。
未経験者におすすめしたい習得すべきプログラミング言語
ここでは、未経験者におすすめしたい習得すべきプログラミング言語をご紹介します。
HTML/CSS
HTML・CSSはWeb系プログラマーが最初に勉強するプログラミング言語です。
HTML・CSSがわかれば簡単なWEBページが表示できるので、初心者・未経験者ならばまずはこの2つを勉強しましょう。
Python
Pythonは、WEB開発から人工知能の開発まで幅広く利用できるプログラミング言語です。
構文がシンプルで学びやすいので、初心者にもおすすめ。
機械学習や計算機能のライブラリ、フレームワークが数多く用意されており、データ分析やAIの分野で需要が伸びており、勉強して損はありません。
JavaScript
JavaScriptは、HTML・CSSを勉強した次に学ぶ人も多く、初心者におすすめの言語です。
WEBアプリやWEBサイト、スマホアプリの開発に使用されるプログラミング言語で、WEBページに動きをつける場面などに使用されており、需要も多くなっています。
Java
Javaは、C言語をベースに開発されたプログラミング言語です。
言語自体が複雑で、エラーの対処も大変なので、簡単に取得はできませんが、高い汎用性と環境への非依存性を持つ高性能な言語。需要も非常に多いです。
デスクトップ向けのアプリ、WEBサービスの開発、カーナビや家電の組み込み、金融システムの基幹システムなどさまざまなものに利用されています。
未経験者も月5万以上プログラミングの副業で稼ぐ方法
未経験者であっても月5万円以上を稼ぐためには、次の方法がおすすめです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
難易度の低い案件を受注して実績を積む
プログラミングの副業は実績があるほど案件を獲得しやすくなります。
初心者ならまずは難易度の低い案件を受注し、確実に実績を積んでいきましょう。
また、プログラミングの副業で稼ぐのであれば、スキルなどをまとめたポートフォリオの作成が必要不可欠です。
実績をわかりやすくまとめてポートフォリオを充実させましょう。
プログラミング以外のスキルレベルを高める
プログラミングの副業で稼ぐのであれば、プログラミング以外のスキルレベルも高めましょう。
プログラミングの副業には、以下のスキルを高めるのがおすすめ。
- ビジネススキル
- 営業スキル
- コミュニケーションスキル
ビジネススキルは、業務を適切に遂行して、ビジネスを成功に導くスキル。
営業スキルは、案件獲得のために自分を売り込むためのスキルです。
コミュニケーションスキルは、仕事を円滑に進めるために顧客から必要な情報をヒアリングしたり、自分の考えを適切に伝えたりするためのスキル。
上記のスキルを高めることで、プログラミングの副業で稼義安くなります。
案件が多い言語を学ぶ
プログラミングの副業で稼ぐのであれば、案件が多いプログラミング言語を選んで習得することが大切です。
プログラミングの案件には、よく使用される言語とそうでない言語があります。
本記事でご紹介した「未経験者におすすめしたい習得すべきプログラミング言語」は、案件が多い言語なので、ぜひ参考にして習得してください。
プログラミングの副業案件として多いもの
プログラミングの副業案件として多いのは、次の4つ。
それぞれの内容を見ていきましょう。
システム開発
システム開発の副業案件は、業務システムやWEBアプリケーション、SaaSなどの新規開発や機能追加、運用改善がメインです。
小規模サイトや簡単なモックアップなど請負契約で作成するものから、要件定義や設計など上流工程を担当するものまで幅広くあります。
データの処理等
データの処理等は、ごく簡単なデータ処理から、ツール開発や既にあるツールの修正や機能追加などまでさまざまなレベルの案件があります。
難易度の高いものほど報酬は高くなり、報酬単価の幅が広くなっています。
プログラミングに関するライティング
近年、プログラマー人気に比例してプログラマー向けのWEBサイトの需要が高まってきています。
例えば、「プログラミング 独学」「プログラミングスクール おすすめ」などのキーワードやテーマを扱うメディアが増えてきており、プログラマーとしての実務経験のあるライターの求人が増加。
案件の獲得は、クラウドソーシングサービスを利用するのが一般的です。
プログラミングスクールの講師
プログラマー人気に比例して、プログラミングスクールも増加しており、プログラミング講師の需要も高くなっています。
プログラミング講師は実務経験が浅くても採用されやすいので20代前半のプログラマーなどに特に人気。
最近はオンライン講師の需要も多く、在宅や隙間時間に取り組むことも可能です。
プログラミングを副業とする場合の仕事の始め方・探し方
副業案件のあるフリーランスエージェント
プログラミングを副業として始める方法としては、副業案件のあるフリーランスエージェントへの登録があります。
手数料が発生するものの、報酬が高いのがメリットです。
エージェントがスキルに合う仕事の紹介や契約を代行してくれるので面倒な手間が省けるのもポイント。
ただし、ある程度のスキルが必要となるため、実績を積んだうえで登録しましょう。
クラウドソーシング
初心者であれば、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングに登録するのがおすすめです。
仕事を受注するごとに手数料が発生しますが、初心者の場合は実績もクライアントもいないので、クラウドソーシングを利用して実績を積んでいくとよいでしょう。
SNS
TwitterやInstagramなどのSNSを利用するのもひとつの方法です。
例えばTwitterで「エンジニア募集」というハッシュタグを使用して仕事募集を探すことができます。
また、InstagramやYouTubeでプログラミング講座などを投稿していくことで、副業の依頼がくることもあります。
無料で使用できるSNSを活用してみましょう。
<h3>企業に直接営業</h3>
企業に直接営業する方法もあります。
転職を希望する企業や、挑戦したい開発を行う企業のWEBサイトで副業の募集がないかを調べましょう。
情報が掲載されていない場合でも、メールなどで問い合わせてアピールするのもおすすめ。
営業する場合は、自分を売り込むだけでなく相手の話をよく聞くことが大切です。相手が困っていることや課題を理解し、解決策を提案してみましょう。
<h3>知人からの紹介</h3>
知人から紹介してもらうのもひとつの方法です。
例えばお店や会社をやっている人などを知っていれば、紹介してもらいホームページの作成や修正・機能の追加などを提案してみましょう。
知り合いからの紹介であれば、信頼関係も築きやすくおすすめです。
プログラミングで副業する場合に知っておきたい注意点
プログラミングで副業をする場合に知っておきたい注意点は、次のとおりです。
それぞれ詳しく説明していきます。
現職での副業規定で認められているかを確認する
副業を始める前に、まずは勤務先の副業規定を確認しましょう。
企業の社内規定によっては、副業が禁止されている場合があります。
また、副業が可能な企業であっても、会社への事前報告が必要な場合があるので注意が必要。
厚生労働省の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」では、基本的に副業・兼業は認められています。
ただし、下記の事情がある場合、副業・兼業の制限・禁止が認められると記載があります。
- 労務提供上の支障がある場合
- 業務上の秘密が漏洩する場合
- 競業により自社の利益が害される場合
- 自社の名誉や信用を損なう行為や信頼関係を破壊する行為がある場合
あくまで規則ガイドラインですが、本業に支障をきたす場合は減給や解雇の対象になってしまうこともあります。
トラブルにならないためにも、あらかじめ副業規定をしっかり確認しておきましょう。
本業へ支障が出ない範囲で働けるかを確認する
プログラミングの副業に熱心に取り組むことはよいことですが、本業に支障が出ない範囲でおこなうことが大切です。
たとえ副業の稼ぎが増えても、本業に集中できなくなってしまったり、疲れてミスをしてしまったりでは本末転倒です。
スケジュールは少し余裕を持って組むようにしましょう。
確定申告や所得税等の値上がり等の条件を確認する
副業で稼いだお金にかかる税金を理解しておくことも重要です。
会社員として働きながら副業を行う際は、給与所得以外の所得が20万円以下の場合は確定申告が不要です。
20万円以上稼居た場合は確定申告が必要となり、収入によっては、来年の所得税や住民税など金額が上がる可能性があるため、税金の負担を考慮して働くのがおすすめです。
下請法を理解しておく
クライアントとのトラブルに備えるため、下請法を理解しておくのがおすすめです。
下請法とは、新規事業者と下請け業者間のルールのこと。
立場が低くなりやすい下請け業者に、報酬の支払い遅延や報酬の引き下げなどの不利益が及ばないための規定です。
プログラミングの副業に関わることでいえば、一度依頼した案件の報酬を納品後に減額したり、相場より明らかに低い単価で設定したりすることの禁止があります。
下請法すべてを理解する必要はありませんが、ある程度知っておくことで万が一不利益を被りそうなときに回避が可能です。
プログラミングの副業でよくある質問
「プログラミングの副業はやめとけ」と声があるのはなぜ?
「プログラミングの副業早めておけ」という声があるのは、次のような理由からです。
- 実績やスキルが無ければ仕事を獲得しにくい
- 体調を崩しやすい
プログラミングの副業案件は、経験者向けが多く、実績やスキルが無ければ仕事を獲得しにくくなっています。
また、実績やスキルに応じて単価が高くなるため、実績が少なければ収入をあまり得られません。
さらに、慣れるまではひとつの仕事に時間がかかってしまうことも多く、納期を守るために休む時間を削り、体調を崩してしまうことも少なくありません。
本業と副業で自由時間がなくなり、精神を病んでしまうケースも。体力も精神力も充実していなければなせない場合も多いです。
副業に強いプログラミングスクールはどこ?
副業に強いプログラミングスクールのおすすめをご紹介します。
①テックアカデミー「はじめての副業コース」
テックアカデミーの「はじめての副業コース」では、3つのWEBサイトを通じて、設計方法・デザインの基礎・サイトの実装といったプログラミングに欠かせないスキルを習得します。
週2回、1回30分のマンツーマンメンタリングがあり、学習の悩みや副業に対する悩みなどの相談が可能。
受講終了後には、独自の案件紹介サービス「テックアカデミーワークス」の利用もでき、全員に1ヶ月以内に案件の提供があるほか、さまざまな初心者向け案件を受注できる環境が整っているのもおすすめポイントです。
公式サイト
②レイズディック「WordPress副業コース」
レイズディックの「WordPress副業コース」は、サーバーの基礎から最終的にはWordPressでのWEB作成ができるまでの技術を身につけます。
学習は週1回120分で、現役エンジニアによるオンラインライブ授業がメイン。万が一欠席した場合も、後で録画を見られるので安心です。
質問は回数無制限で、受講中はもちろん受講後もできるのもポイント。ポートフォリオや履歴書の添削など、案件獲得までしっかりサポートしてくれます。
公式サイト
https://raise-tech.net/?maf=2011_3242831.27478.0..2004153993.1680154963
プログラミングの副業を始めるのに持っておいたほうがいい資格はある?
プログラミングの副業を始めるにあたって、資格が必ず必要というわけではありませんが、資格があればスキルの証明になるため、案件を受注しやすくなります。
プログラミングの副業はどの分野を目指すかによって必要な資格が異なりますが、共通しておすすめなのが、「基本情報技術者試験」です。
基本情報技術者試験は、IT系の幅広い知識を証明できる国家資格。
問題はすべて選択式ですが、プログラミングスキルが試される問題もあり、合格率は高いとはいえません。
IT企業での知名度も高いので、取得しておけば副業を始めるのに有利になる可能性が高いです。
プログラミングの副業の料金相場はどれくらい?
副業サービスWorkshipによれば、プログラミング副業の時給相場は、20代後半で2,000円、30代前半で2,500円です。
一般的に時給単価は、成果や働き方に応じて増えていきます。
最初から高時給なことは基本的にないので、時給が上がるように実績を積んでいきましょう。
まとめ
今回は、プログラミングの副業についてご紹介しました。
プログラミングの副業は、近年需要も高く非常に人気です。
副業として高収入を得られやすく、在宅でおこなえるうえ、IT業界でキャリアの幅が広がり、将来性もあります。
ただし、高単価の案件を獲得するためにはスキルや実績が必要。高単価な案件は競争率も高くなっています。
プログラミングの副業に挑戦してみようという人は、ぜひ本記事を参考に高収入を目指してくださいね。