SEはうつ病になりやすい?原因や対策、なった時の対処法を紹介

SEは常にパソコンと向かい合っているイメージが多く、うつ病になりやすい職業であると考えている方が多いのではないでしょうか。

確かに最近ではコロナやリモートワークが原因で、外出する機会が格段に減っておりうつ病になるSEが増えています。

しかし、うつ病にならないための対策方法もたくさん存在します。

今回紹介するうつ病対策方法はどれも簡単に取り入れることができるほど日常的な対策方法なので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

この記事ではSEがうつ病になりやすい原因や対策について、徹底的に解説していますので是非ご覧ください。

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SEとは?

SE

まずSEとは日頃どのような業務を行うのかについて紹介します。

SEはプログラムの作成やソフトウェアの仕様書を作成するという仕事をしており、パソコン上で業務が完結する場合が大半です。

特に設計を主にしているSEであれば、ほとんどパソコンから目を離さずに仕事をしています

主にパソコンと向き合うことが多いSEですが、SEは本当にうつ病になりやすい職業なのか確認しましょう。

SEはうつ病になりやすい人が多い?

確かにSEは他の職業と比較して、うつ病になる人が多い職業です。

コロナ禍に入ってからはリモートワークが推進されており、SEでうつ病になる人がコロナ禍以前よりも格段に増加しています。

人と話す機会が少ないからや、業務内容が単調であるからと考える方もいますが、それ以上にSEがうつ病になりやすい理由がいくつかあります。

以下ではSEはなぜうつ病になりやすい職業なのか、解説しているのでご覧ください。

SEがうつ病になりやすい原因3つ

SE、うつ病、悩み

SEがうつ病になりやすい原因はいくつかあります。

ここでは下記の3つの原因について詳しく紹介します。なぜうつ病になる原因として考えられているのか明らかにしているので、ぜひご覧ください。

  1. 残業が多くなりがちだから
  2. 外で日光を浴びることが少ないから
  3. 座りっぱなしで歩かないから

比較的改善しやすい原因なので、うつ病に関して心当たりのある方は、ぜひ日々の行動について見直してみてはいかがでしょうか

残業が多くなりがちだから

SEの人材が不足しているということもあり、SEの平均残業時間は比較的多くなっています。詳しい時間については以下をご参照ください。

(参照:2021年コロナ化の職種別「平均残業時間」を調査

上記の平均残業時間をご覧になるとわかりますが、残業時間のTOP20にさまざまなエンジニアがランクインしています。

労働時間が長ければ業務に拘束される時間が長くなり、プライベートの時間をなかなか確保できません。

プライベートの時間を確保しづらいことによってストレスが増加し、うつ病になるリスクも上がってしまいます

残業が多くならないように日々の仕事効率の向上を図り、できる限り残業時間を減らしましょう。

外で日光を浴びることが少ないから

SEは一日中パソコンと向かい合うことが多く、室内にいることが大半です。

室内にいることによって日光を浴びない時間が長いため体内時計が狂い、体に変調が起きると言われています。

体に変調をきたし続けると、仕事に対して意欲が出ない場合や、常にイライラして仕事に集中できないという現象が起こるでしょう。

窓際に席を移動したり、数時間おきに散歩に出掛けたりして定期的に日光を浴びるように意識してください

会社の窓際で外の空気を吸ったり、換気してリフレッシュすることもおすすめです。

座りっぱなしで歩かないから

勤務中の大半が座りっぱなしで歩かない事もうつ病になる原因の一つです。

SEはどうしてもパソコンの前に座ってプログラミングをしているというイメージを持つ方が、多いのではないでしょうか。

実際にSEのほとんどは、1日中座ってプログラミングをしている場合が大半であり、外回りの営業職などのように歩き回りません。

長時間座り続けることによって筋肉の代謝や血行が低下するため、健康にも悪影響を与えます。

健康に悪影響が出ることによってうつ病へのリスクが高まり、非常に危険な状態になります。

また、1日8時間以上座り続ける方は1日の座る時間が3時間未満の方と比較して死亡リスクが1.2倍というデータが出ています。

仕事で疲れたら外を歩いて、脳や体をリフレッシュさせてみてはいかがでしょうか。

なぜ長時間座っていることによって、死亡リスクが上昇するのかについて詳しくは以下をご覧ください。

(参照:「座りすぎは」身体にもココロにも悪い?)

SEがうつ病を防ぐための事前の対策3つ

SE、うつ病、対策

SEがうつ病になりやすい原因について紹介しましたが、うつ病にならないためには原因を取り除くための対策が必要です。

SEから転職するという方法もありますが、SEとして仕事を続けながら簡単にうつ病対策できる方法についても紹介します。

以下のうつ病対策について、解説しますのでぜひ適切な方法を選び、実行してください。

  1. 定期的に運動やストレッチを行う
  2. ストレス発散にはしっかり投資する
  3. 食生活に気をつかう

定期的に運動やストレッチを行う

運動不足はうつ病につながる恐れがあるため、定期的に運動やストレッチすることをおすすめします

営業職の外回りとは違って、SEはパソコンの前に座り続けることが普通であり、運動不足の人が大半です。

運動することによってセロトニンという成分が分泌されることが分かっており、セロトニンはうつ病の改善や予防に繋がると考えられています。

SEとして仕事をしている上で、運動不足が気になる方は帰宅後の軽いランニングやお風呂上がりにストレッチしましょう。

また仕事中であっても1時間おきに立ち上がって歩いてみたり、伸びをしたりするのも効果的なので、うつ病が気になる方は是非取り入れていださい。

ストレス発散にはしっかり投資する

SEでなくても、毎日同じ仕事を淡々としていれば当然ストレスも溜まってくるでしょう。

ストレスが極度に溜まることによってうつ病に繋がる恐れがあるため、なるべくストレスを溜めない努力をすることが大切です。

特に趣味にお金を使うことをおすすめしており、休日に買い物をしたり、スポーツをすることによって休日はなるべくアクティブに生活しましょう。

ストレス発散は自己投資と考えて、お金を使うことをあまりためらってはいけません。

ストレスの溜めすぎによって、診療代が必要になる方が高価になるでしょう。

しかし、暴飲暴食でのストレス解消は注意が必要になるため控えるようにしてください。

食生活に気を遣う

趣味やスポーツでストレスを解消するのはおすすめですが、暴飲暴食でのストレス解消はおすすめしません

暴飲暴食することによって、動脈硬化や脳卒中のリスクが格段に上昇するからです。

暴飲暴食によってストレスを解消するのではなく、食でストレスを軽減するためにまずは食生活を整えましょう。

食生活を整えるとは栄養バランスが整った食事をし、1日3食を食べることです。

栄養バランスが整った食事をし、1日3食を食べることによって気持ちの沈みを抑えることが可能なので、うつ病対策として食生活に気を使いましょう。

うつ病に効果的な栄養素や、食事については以下で確認するのもおすすめです。

(参照:うつ病に効く食べ物・レシピ・栄養素)

SEがうつ病になってしまった時の対処法3つ

SE、うつ病、対処

対策をしていたにもかかわらず、うつ病になってしまった場合についても紹介します。

うつ病になってしまうと日常生活で何も楽しめず、睡眠欲や食欲が低下した状態が長く続くでしょう。うつ病の状態を放置していては非常に危険なので、うつ病になった場合の対処方法についても知っておくことをおすすめします。

今回紹介する、うつ病の対処方法は以下の通りです。順番に確認しましょう。

  1. 心療内科で診てもらう
  2. 休養に専念する
  3. 退職・休職し環境を変える

心療内科で診てもらう

うつ病だと感じた場合は、まずは心療内科で診てもらうことをおすすめします。

しかしうつ病は自分で気づくことが難しく、うつ病の症状がひどくなってから病院へ行く人が大半です。

そのため『仕事で疲れやすい』、『気分がずっと落ち込んでいる』、『仕事に行く気が出ない』といった症状が出たら、一度心療内科に行きましょう。

自分がうつ病であると病院で気づく場合もあるため、自分にうつ病はありえないという考えは危険です。

専門の医者に診てもらうことで、日常生活でできるうつ病対策や、今後の仕事についてのアドバイスももらえるのでまずは心療内科に行きましょう。

もっと具体的にうつ病の症状について知りたい方は、以下から確認することをおすすめします。

(参照:知ることから始めようみんなのメンタルヘルス)

休養に専念する

日常的にやる気が出ない場合や、会社に行こうとすると気持ちが落ち込む場合のように、うつ病の症状が酷くなれば一度休養を考えるのも良いでしょう

うつ病の診断書を会社に提出すると、本来支給予定の給料の2/3を傷病手当金として受け取ることが可能なため、休職を考えるのも一つの手としておすすめです。

傷病手当金は最大でも1年半もの期間受け取ることが可能なので、この期間に現在のSEの仕事が本当に自分に適しているのか考えてみましょう。

休養している期間は自分の趣味に没頭し、SE以外の仕事も確認して、一定期間できるだけSEの仕事は考えないようにして心を休めることもおすすめします。

休職すると迷惑をかけるとは考えずに、自分の身を守ることを最優先で考えましょう

退職・転職し環境を変える

休職し、期間を空けても何も変化しない場合や、SEとして再度働き始めることに抵抗がある人は退職や転職を考えることをおすすめします

心療内科に通い休職をしたにもかかわらず、気持ちの落ち込みが変化しなければ職場やSEとしての仕事が合っていない可能性が高いでしょう。

長くお世話になっている会社を離れるのは抵抗があると思いますが、勇気を振り絞って退職することをおすすめします。

SEの仕事ばかりしている中でいざ他の仕事を始めると、新しい仕事の方が自分にあっていると気づく場合も大いにあるでしょう。

SEとしての仕事だけに捉われず、広い視野を持ってもう一度仕事探しから始めるのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。SEがうつ病になりやすい理由や、うつ病対策について理解していただけましたか。

実際にSEは労働時間が長く、うつ病になる人が多いという現状です。

しかし、SEがうつ病にならないための対処方法はたくさんあり、どの対処方法も簡単に日常生活に取り入れることができます。

うつ病にならないための習慣を身につけておけば、SEの仕事に対して前向きに取り組めるでしょう。

SEはうつ病になる恐れが高いことや、SEは座りっぱなしで大変という考えはしないように心がけ、うつ病にならない方法を積極的に取り入れていきましょう

またこれからSEになることを考えている方は、Xhoursを利用してSEとしての一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか