確定申告を初めて行う人にとって、白色申告が推奨されています。
しかし、必要な書類や手順が分からず、不安を感じる人も多いでしょう。
e-Taxを活用すれば、自分のペースでオンラインで白色申告を行うことができます。
本記事では、e-Taxを使った白色申告の方法について詳しく説明します。
この記事を参考に、初めての確定申告を適切に行いましょう。
気になる内容をタップ
そもそも白色申告とは
自営業者やフリーランサーは、1年間の収入を算出し、税金を支払う責務を負っています。この一連のプロセスを確定申告と呼びます。
確定申告には、以下の2種類があります。
- 青色申告
- 白色申告(一般的に簡単な方法)
白色申告を行うには特別な手続きは不要で、何も届け出をしなければ、自動的に白色申告となります。
白色申告と青色申告との違い
申告方式には白色と青色の2種類があり、その違いは手続きの複雑さにあります。
白色申告では簡易な帳簿作成で足りますが、青色申告の場合は複式簿記による帳簿作成が求められます。
また、青色申告を行うには事前に税務署へ開業届と申請書の提出が必要ですが、白色申告ではそうした手続きは不要です。
一方で、青色申告には税務上の様々な恩典が用意されています。
- 最大の恩典は65万円の特別控除を受けられること
- 電子申告や電子帳簿保存を行わない場合は55万円が上限となります
- その他にも、赤字の繰越控除や家族への給与支払いを全額経費と見なせるなどのメリットがあります
白色申告は記帳が簡単で申告手続きも簡素ですが、特別控除の適用はありません。
e-Taxとは
e-Taxは、ネット環境を活用して電子的に各種手続きを実施できる仕組みです。
従来の紙媒体による申告書の持参や郵送に加え、申告データをオンラインで送信することが可能になる新しい提出方式です。
e-Taxを利用するメリット
e-Taxの活用によってもたらされる利点は次の通りです。
- インターネットを介した申告手続き
- 添付資料の省略が可能
- 24時間体制での受付
e-Taxを利用すれば、税務署に赴くことなく自宅からオンラインで申告を行えます。生命保険料控除に係る証明書などの記載事項を入力して送信すれば、提出または提示が不要となります。マイナンバーの本人確認書類についても、e-Taxでデータを送れば写しの提出は求められません。さらに、システムメンテナンス期間を除いて24時間いつでもe-Taxが利用可能なため、都合の良いタイミングで手続きを済ませることができます。
e-Taxを利用する前の準備物
e-Taxを活用して白色申告を行うための事前準備について説明します。
まず、本人確認のために電子証明書を取得する必要があります。これは、手続きを行う者が本人であることを証明するためです。
電子証明書の取得後は、ICカードリーダーライタを使用します。このデバイスは、電子証明書に記載された情報を読み取るものです。電子証明書の発行元である自治体によって、使用するICカードリーダーライタの種類が異なるため、事前に確認が必要です。購入後は、カードリーダーのセットアップを行います。
次に、
- 電子申告・納税開始等届出書を作成し、管轄の税務署に提出します
最後に、利用者識別番号の取得が必要です。開始届出書の提出後、税務署から利用者識別番号が送付されるため、待つだけで手続きは不要です。
以上が、e-Taxを利用するための準備作業となります。
e-Taxで白色申告をする方法
税務申告の手続きが整い次第、書類の提出作業に移ります。
国税当局のウェブサイトまたはオンラインの確定申告サービスにアクセスし、必要書類をアップロードします。
送信が完了したら受領通知が届きますので、その後は審査結果を待つだけです。
e-Taxを利用する方法
政府機関のウェブサイトにある専用ツールを使い、申告書類を作成し、電子申請システムに送付します。
認証方式には
- 「マイナンバーカード」
- 「ユーザーID・パスワード」
の2種類があり、事前の用意や利用環境が異なるため、それぞれの要件を確認する必要があります。
クラウド確定申告サービスの利用方法
電子申告システムを活用すれば、納税者は自身の都合の良い時間に税務署を訪れることなく、申告手続きを完了させることができます。
ただし、青色申告に比べれば簡易な手続きとはいえ、白色申告においても独自の帳簿作成が必須となります。
初心者や苦手意識のある方は、クラウドベースの確定申告サポートサービスを利用するのがよいでしょう。
- 様々なサービスが存在しますので、自身のニーズに合ったものを探し出してみてください。
まとめ
この記事では、e-Taxを用いた白色申告の手順について詳しく説明しました。青色申告とは異なり、白色申告は簡単な帳簿で済むため、初心者にもおすすめです。必要な準備をした上で、e-Taxを活用すればオンラインで申告が可能です。自身で準備するのが不安な場合は、クラウド確定申告サービスを利用するのがよいでしょう。
ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」をご紹介します。
- 少しでも興味がある方はぜひ登録してください。
- 将来フリーランスを検討している方も登録してみてはいかがでしょうか。
このサービスを活用し、フリーランスとして活躍しましょう。
本記事がみなさまのお役に立てば幸いです。