疲れにくく生産性をあげられるキーボードを紹介!(2024年6月)

プログラミングの際に使用するキーボードは、作業効率に大きな影響を与えます。
そのため、多くのプログラマーは現在使っているキーボードに不満を抱いているかもしれません。
しかし、新しいキーボードを選ぶ際の基準が分からず、適切な製品を見つけられない人も少なくありません。
本記事では、プログラマー向けのキーボード選びのポイントを解説するとともに、実際におすすめのキーボードも紹介していきます。

週10時間の副業案件を
会員登録した方限定で配信中!

プログラマーに適したキーボードの選び方

プログラマーに適したキーボードの選び方

プログラミングに適したキーボードを選ぶ際は、いくつかの重要な点に留意する必要があります。

  • まず、快適なタイピングが可能かどうかが大切です。キーの押し心地が良く、指への負担が少ないものを選びましょう。
  • また、キーの入力ミスを防ぐため、キーの反応が適切で、チャタリングが発生しないことも重要です。
  • さらに、キーの配列タイプ、つまりキーボードのレイアウトも検討対象です。
  • 最後に、有線か無線かといった接続方式も選択基準の一つとなります。

これらの点に注目しながら、自分に合ったキーボードを見つけましょう。

打ちやすいキーボードかどうか

キーボードの打鍵感や姿勢の快適さは、プログラマーにとって非常に重要な要素です。
長時間のコーディングでは、不適切なキーボードを使用すると

  • 肩や手首に負担がかかり
  • 痛みや障害のリスクが高まります

そのため、自分に合った打鍵感と無理のない姿勢で操作できるかどうかを確認することが大切です。

確認済みキーボード - チャタリングなし

キーボードの品質を判断する際の重要な基準の1つは、入力ミスがないかどうかです。
低品質のキーボードでは、キーの誤認識、つまりチャンタリングが発生する可能性があります。
しかし、

  • メカニカル式や静電容量式のキースイッチを搭載したキーボード

であれば、チャンタリングの発生を抑えることができます。
この点に関する詳細については後ほど説明します。

キーの配列

キーボードの種類には、キー配列の違いがあげられます。
キー配列には日本語配列と英語配列の2種類があり、以下の点で異なります。

  • 日本語配列には「かな」表記がある
  • 一部のキーの配置が異なる
  • 「Return/Enter」などのキーサイズが異なる

プログラミング用途では英語配列がお勧めです。
プログラミングで入力するコードやタグは主に英語で構成されているため、不要な「かな」表記がなく入力しやすいからです。
また、英語配列ではホームポジションから隅のキーまで指が届くため、ブラインドタッチに適しているというメリットもあります。

キーボードの接続方法(有線/無線)

キーボードの接続方式には有線と無線の2種類があります。

  • 有線はUSBケーブルなどで直接つなぐ方式で、長所は電池切れの心配がなく、キー入力の反応が遅延しないことです。一方で、ケーブルが邪魔になるというデメリットがあります。
  • そのため、自宅やオフィスなど固定した場所で作業するプログラマーには有線が適しています。
  • 無線はBluetoothを利用して接続します。利点はケーブルがないため邪魔になりません。しかし、バッテリー残量を気にする必要があり、キー入力の反応が遅くなる可能性があります。
  • そのため、カフェやコワーキングスペースなど狭い作業スペースでプログラミングする際には無線がおすすめです。

ハイエンドキーボードって?

ハイエンドキーボードって?

以下のように、プログラマーにとって重要な「上位クラスのキーボード」について説明します。
一般的なキーボードよりも高級で、キーを押した際の感触が滑らかなのが特徴です。
打鍵感が良いため、作業効率が向上し、身体的な負担も軽減されます。

  • 「プログラマー向けおすすめキーボード7選」の項目でも、上位クラスのキーボードを取り上げています。

キースイッチの種類

キースイッチの種類

キーボードに搭載されるキースイッチには、様々な種類が存在します。

  • メンブレン式
  • パンタグラフ式
  • メカニカル式
  • 静電容量無接点方式と呼ばれる4つのタイプがあります。

キースイッチの種類によって、手や指への負荷や打鍵時の感触が異なるため、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。

メンブレン

キーボードの全面に共通のシートを使用したスイッチがメンブレンです。
キートップのゴム製の突起の間に2枚のシートが配置されており、キーを押してシートに触れることでスイッチが作動します。
メンブレンは深めのキーストロークで反発力が強いため、長時間のタイピング作業には向いていません。
しかし、構造が簡単なためコストが抑えられるので、

  • 低価格のPCではメンブレンキーボードが採用されることが多くあります。

パンタグラフ

パンタグラフは、ゴム製のカップの上に菱形のバネを使用したスイッチです。
メンブレンスイッチの進化系と言えるでしょう。
形状が異なるため、メンブレンよりも確かな打鍵感触が得られるのが特徴です。
さらに、どのキーも真っ直ぐ押し込めるので、誤入力を防ぐことができます。

メカニカル

メカニカル式のキースイッチは、バネの力を活用した機構を備えた電気式のスイッチです。
メンブレン式とは異なり、個別の接点を持つことが特徴です。

  • 独立した接点があるため、キータッチ時の反応が明確になり、誤操作を防ぐ効果があります。
  • さらに、キーの重量感や押し心地を調整可能というメリットも備えています。

静電容量無接点方式

無接点式の静電容量検出方式は、キー入力時の静電容量変化を感知し、その変化に基づいて入力を反映させる仕組みです。

従来のスイッチとは異なり、接点がないため、以下の利点があります。

  • 押し込み操作が不要で操作性が良い
  • 接点の接触がないため耐久性に優れる

さらに、キーの打鍵感が軽量なため、ブラインドタッチの入力スピードも向上します。

このような特性から、長時間のキーボード入力を行うプログラマーに適した方式と言えます。

プログラマーにおすすめのキーボード7選

プログラマーにおすすめのキーボード7選

ここでは、プログラマー向けのおすすめキーボードを7つ紹介します。

  • REALFORCE(東プレ製)
  • ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード
  • Happy Hacking Keyboard(PFU製)
  • Natural Ergonomic Keyboard 4000(Microsoft製)
  • Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port 5KV-00006(Microsoft製)
  • FILCO Majestouch
  • Contourd Keyboards(Kinesis製)

がそれぞれ挙げられています。

REALFORCE

REALFORCEは、静電気を利用した非接触式の入力方式を採用する高級キーボードです。この入力方式は軽い打鍵感が特徴ですが、REALFORCEではスイッチの作動位置を調整できます
そのため、

  • 素早い入力時は浅く
  • 確実な入力時は深く設定するなど、用途に合わせて使い分けることができます

有線式ではありますが、ケーブル出口が3方向に設けられているため、狭いスペースでも配置しやすいのが利点です。

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

ThinkPadのBluetoothキーボードは、中央にトラックポイントを備えた製品です。
この小さなスティックを使えば、手をキーボードから離すことなくマウス操作が可能になり、マウスデバイスがなくても快適な入力環境を実現します。
さらに、

  • キー同士の間隔を広くとることで指の疲労を軽減する設計となっており
  • 長時間のプログラミング作業にも適した製品と言えるでしょう。

Happy Hacking Keyboard (PFU)

ハッピーハッキングキーボードは、静電気を利用した非接触式のキーボードです。
最も目を引く点は、キーの配置が一般的なものと異なることでしょう。
例えば、

  • リターンキーの後ろにカーソルキーやファンクションキーが並んでいます。

このレイアウトにより、ホームポジションから手を動かすことなく、カーソル操作が可能になっています。
そのため、ホームポジションでのブラインドタッチに習熟しているプログラマーには適したキーボードと言えます。
加えて、手前に向かって緩やかに傾斜しているため、手への負担が軽減されるという利点もあります。

自然なエルゴノミックキーボード

デザインに独自の特徴を持つキーボードが、Natural Ergonomicです。
人体の構造に配慮されたデザインにより、腕や手首への負荷を軽減してくれます。
キーが内側に湾曲しているため、ショートカットキーの入力も容易です。
長時間の作業でも疲労が少ないことから、プログラマーに適したキーボードと言えるでしょう。

Sculpt Ergonomic Keyboard for Business USB Port (Microsoft)

Sculpt Ergonomicには、ユニークな設計思想が込められています。
この製品は、左右に分かれたキー配列を採用しており、手首や腕への負荷を軽減する構造となっています。
さらに、クッション入りのアームレストが手首をサポートし、快適な操作を実現します。
このような特長から、手首の疲労や痛みに悩むプログラマーにとって、Sculpt Ergonomicは理想的な選択肢と言えるでしょう。

Majestouch

FILCOやMajestouchのキーボードは、確かな打鍵感を備えた堅牢な製品です。
各キーを押すたびに明確な「カチッ」という音が響き渡るほど、しっかりとした打鍵感を実現しています。
プログラミングにおいて確実な入力操作が求められる方々に、こうした製品をお勧めできます。

コントゥアードキーボード(Kinesis)

Contourd Keyboardsには独自の設計思想が存在します。キーが左右に分割されているため、両手を使ってタイピングすることが強制されます。これにより、片手のみでキーを打つ悪癖を解消することができます
さらに、手首を載せるスペースが広く確保されているため、長時間の作業でも手首への負担が軽減されます
このような特長から、キーボード操作に問題を抱えるプログラマーにとって有益なデバイスと言えるでしょう。

まとめ

まとめ

この記事では、プログラマーの方々に向けて、キーボードの選択基準と、おすすめのキーボードについて説明しました。
キーボードの選択次第で、プログラミングの効率性が変わってくるため、実際に手に取って試してみることをお勧めします。
ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」に少しでも関心がある方は、ぜひ登録をご検討ください。