2024年6月エンジニアの年収とは?エンジニアの年収比較や年収アップの方法を解説

プログラミング言語C++に特化したエンジニアの収入事情について詳しく解説します。
IT業界の発展に伴い、エンジニアの需要が高まっています。
そのため、C++エンジニアの年収水準や将来性に関心が集まっています。
本記事では、以下の点を網羅的に紹介します。

  • C++エンジニアの平均年収
  • C++エンジニアの仕事内容
  • 収入アップの方法
  • C++エンジニアの求人動向
  • C++エンジニアのキャリア展望

C++エンジニアを目指す人や現役のエンジニア、プログラミングに興味がある人など、幅広い層の方に役立つ情報を提供します。

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C++(プログラミング言語)とは

C++(プログラミング言語)とは

C++は、C言語を基に拡張されたオブジェクト指向のプログラミング言語です。
C言語の機能を継承しながら、表現力と効率性を高めるため、以下が組み合わされています。

  • 手続き型
  • データ抽象
  • オブジェクト指向
  • ジェネリックプログラミング

有名なC++の種類には、以下があります。

  • Borland社のBorlandC++
  • Microsoft社のVisualC++

BorlandC++には無料のC++Builderが付属しており、C++のコンパイルが可能です。
C++BuilderというIDEを使えば、AndroidやiOSに対応したネイティブアプリの開発も行えます。
C++は一般的なスクリプト言語と比べて高速に動作し、オブジェクト指向であり、保守性が高く、C言語との互換性があるのが特徴です。
C言語の知識が必要なため、習得は容易ではありません。
C++はC言語にオブジェクト指向の機能を追加した言語で、C#とは異なり、Microsoft社が開発したものではありません。
C++は以下の開発に適しています。

  • 産業用ロボットや家電製品の組み込み開発
  • 大規模システム
  • Web/IoT/スマホアプリ開発

フレームワークには以下があり、ChromeやSmartNewsなどのサービスで採用されています。

  • crow
  • oat++
  • TreeFrog
  • Qt
  • ユニットテストフレームワーク

C++エンジニアの仕事内容

C++エンジニアの仕事内容

この節では、C++エンジニアの職務範囲について説明します。
C++エンジニアは、C言語との親和性が高いため、類似した開発業務に従事することができます。
具体的には、

  • 組み込み/制御システム
  • 大規模システム
  • Webアプリケーション
  • IoTデバイス
  • スマートフォンアプリの開発

などが挙げられます。
C++やC言語のエンジニアは、様々な分野での開発業務に携わることが可能です。

  • 自動車
  • 航空宇宙
  • 金融
  • 保険
  • 医療
  • 製造業
  • 通信
  • ゲーム
  • Webサービス

など、幅広い業界で活躍の場があり、比較的大規模な開発プロジェクトに従事する機会が多くなります。
また、家電製品やスマートフォンなどの機器に組み込まれるプログラムや制御プログラムの開発業務も担当します。
大規模システムの開発では、チームで作業に当たることもあり、C++以外にも、

  • C言語
  • Java
  • C#
  • JavaScript
  • Python
  • Ruby
  • Android
  • Objective-C

などの言語を使用したり、要件定義や設計など上流工程を担当したりする場合もあります。
C++エンジニアの中でも、他の言語の開発経験や開発環境の知識、上流工程の経験、チームマネジメント経験などを有する人材は非常に重宝され、高い年収を得られる可能性があります。

C++エンジニアの平均年収

C++エンジニアの平均年収

この節では、C++エンジニアの収入状況について説明します。
フリーランスと従業員の年収を比較し、詳細を提供します。

  • フリーランスC++エンジニアの平均年収は726万円、最高は1,800万円、最低は240万円です。
  • 平均月額単価は60.5万円、中央値は60万円、最高は150万円、最低は20万円です。
  • また、平均時給は4,072円、中央値は4,280円、最高は7,000円、最低は2,720円となっています。

一方、従業員エンジニアの平均年収は469万円です。

年代 平均年収
20代 373万円
30代 509万円
40代 605万円
50代以上 701万円

C++の従業員エンジニアの平均年収は約490万円と推定されます。
従業員全体と比べると、C++の従業員エンジニアの方が平均年収がやや高く、20~30代の平均年収内に収まります。
フリーランスとの比較では、C++のフリーランスエンジニアの方が237万円程度(約1.5倍)年収が高くなります。
C++エンジニアとして活躍するには、平均年収が高く高収入を得やすいフリーランスがおすすめです。

フリーランス求人・案件数から見るC++のニーズ

フリーランス求人・案件数から見るC++のニーズ

この節では、フリーランス求人・案件の数値データを基に、C++の需要状況について説明します。
フリーランス求人サイトの公開情報によると、開発言語別の案件数はJavaが最多で、次いでPHP、JavaScript、C#と続きます。C++の案件数は3,928件で、全体の約2%を占めています。
この数値から、C++に対する一定の需要があることが確認できます。

C++エンジニアとして年収アップさせる方法

C++エンジニアとして年収アップさせる方法

この節では、C++開発者として最大限の能力を発揮し、収入を向上させる方策について説明します。
収入アップのための具体的な手段を提示していきますので、ぜひ参考にしてください。

  • スキルアップに努める
  • プロジェクト経験を積む
  • 資格取得を目指す
  • フリーランスとして活動する
手段 内容
スキルアップ 最新の技術トレンドを学び、実践を重ねる
プロジェクト経験 様々な規模・ジャンルのプロジェクトに携わる
資格取得 C++関連の公的資格を取得する
フリーランス 自由な働き方で高単価の案件に従事する

C++エンジニアの年収アップ

プログラマーとして収入を向上させるには、C++の習得が必須とは限りません。
プログラミング言語は絶えず進化しており、完全に理解することは困難です。
しかし、高収入を得ているプログラマーには、常に学習する姿勢と意欲があります。
継続的な学習により、スキルが磨かれ、

  • より幅広い分野で活躍できるようになります。

結果として、高額の報酬を得られる機会が広がるのです。

C++エンジニアの高年収獲得に向けた多様なスキル習得

C++開発者として収入を向上させる方法は、C++以外の開発能力を身に付けることです。
C++は、

  • 産業用ロボットや家電製品などの組み込み/制御システム
  • 大規模システム
  • Webアプリケーション
  • IoTデバイス
  • モバイルアプリ

など、幅広い分野で活用されています。
C++の汎用性が高いため、他の言語やスキル、知識が求められることが多くあります。
具体的には、

  • C、Java、C#、JavaScript、Python、Ruby、Objective-Cなどのプログラミング言語
  • SQL
  • シェルスクリプト
  • VC++などの開発経験
  • Windows、Linux、UNIX、iOS、Androidなどの開発環境
  • AWSなどのクラウドサービス
  • ハードウェア/ソフトウェアの設計知識

などを習得することで、担当可能な業務範囲が広がり、収入アップにつながります。
ゲーム開発の場合は、UnityやCocos2d-xの経験や知識が望ましいでしょう。
さらに、

  • Slack
  • Github
  • Redmine
  • Backlog

などの開発ツールの使用経験があると歓迎されます。
C++開発者として、幅広い視野を持ち、様々な開発経験とスキル、業界知識を身に付けることが、高収入を得るための重要な要素となります。

上流工程経験でC++エンジニアの年収アップ

C++開発者として収入を向上させる方法は、上流工程の経験を積むことです。
上流工程では、

  • 顧客との面談を通じて要望を把握し、
  • システム上の実現可能性を見極めながら、その内容を説明したり文書化したりする機会があります。
  • また、プログラマーやエンジニア、他のチームメンバーを取りまとめる機会もあり、開発スキルだけでなく、経営に近い能力が求められます。

そのため、要件分析、要件定義、機能設計などの上流工程を経験した人材は希少で、高収入を得やすくなります。
C++開発者として収入アップを目指すなら、上流工程の経験を積むことが賢明でしょう。

C++エンジニアの将来性

C++エンジニアの将来性

この分野では、C++の需要は今後も堅調に推移すると考えられます。この言語は、

  • 産業用ロボットや家電製品の組み込み/制御開発
  • 大規模システム
  • Webアプリ
  • IoT
  • スマホアプリ

など、幅広い領域で活用されています。
また、Google検索エンジンでの人気から、比較的注目度の高いプログラミング言語であることがうかがえます。

IoT分野の市場動向を分析すると、総務省は2030年のIoT・AIの経済効果を約270兆円と試算しており、IoTは日本の将来を左右する重要技術の一つと位置付けられています。IHSマークイットの調査では、2018年のIoT機器出荷台数は年間約100億台、累計300億台に達し、2025年には年間200億台強、累計800億台に達すると予測されています。

さらに、5Gの普及に伴い、移動通信関連の経済効果が2024年までに4兆9000億ドルに上ると見られ、スマートフォンの普及率も2025年に80%に達すると予想されています。
加えて、AI、ビッグデータ、ブロックチェーン、xRなどの技術進歩により、ITエンジニアの需要は高まり、2030年までに79万人の人材不足が生じる可能性があります。

以上の分析から、C++エンジニアの需要は短期的に増加し、中長期的にも堅調に推移すると考えられます。

まとめ

まとめ

この記事では、C++プログラミング言語に焦点を当て、C++エンジニアの年収、職務内容、需要動向、収入アップの方法、将来性について説明しました。

C++は幅広い分野で活用されており、

  • 組み込み・制御システム開発
  • 大規模システム構築
  • Webアプリ開発
  • IoT開発
  • モバイルアプリ開発

などに携わることができます。

C++の汎用性が高く、これらの領域で必要とされるため、C++エンジニアの需要は増加傾向にあります。

C++エンジニアとして活躍するには、明確な目標を設定し、継続的な学習が重要です。目標を持つことで、行動の方向性が定まり、自然と年収アップにつながるでしょう。

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C++エンジニアとしてのキャリアアップに向けて、第一歩を踏み出しましょう。