契約社員としてのITエンジニアは、プロジェクトごとに雇用される傾向があり、技術力の向上や高収入の機会が得られる可能性があります。
自身のスケジュール管理が容易で、複数のプロジェクトに携わりながら、プライベートな時間も確保できる人が多数います。
本稿では、以下の点を詳しく解説します。
- 契約社員エンジニアの業務内容
- 契約社員エンジニアの長所短所
- ITエンジニア職種の紹介
- おすすめの情報サイトや派遣会社の比較
- フリーランスへの転身方法
特に、以下の方はぜひ一読いただきたいです。
- 契約社員エンジニアを検討中の方
- 現役の契約社員エンジニアの方
- 契約社員エンジニアについてより深く理解したい方
- エージェントを活用したことがない方
- フリーランス転身を希望する方
- 各派遣会社の特徴を知りたい方
- ITエンジニアに興味がある方
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派遣エンジニアとは?
労働者が企業に直接雇用されるのではなく、別の会社から企業に出向する形態が派遣労働です。
派遣労働者は、派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業の指示に従って業務に従事します。
派遣エンジニアとは、ITエンジニアリングの分野で派遣労働に従事する者を指します。
派遣労働者と派遣先企業は直接雇用関係を結ばず、派遣元企業と派遣先企業が労働者派遣契約を交わします。
派遣労働者の雇用は、派遣期間中のみ発生し、単なる登録では雇用契約は成立しません。
派遣労働者は、雇用形態により以下の3種に分類されます。
- 常用型は派遣元企業の正社員として特定企業に派遣され
- 登録型は派遣会社の紹介で就業先が決まった際に雇用契約を結びます
- 紹介予定型は一定期間派遣労働した後、派遣先企業への直接雇用を前提とします
一般的には登録型派遣が最も多く利用されています。
2015年の法改正により、全ての派遣労働者が同一職場で働ける期間は原則3年に制限され、例外的な無期限派遣は認められなくなりました。
派遣エンジニアの長所と短所
技術者として派遣で勤務することには、様々な利点と欠点があります。
まず、プラスの側面を見ていきましょう。
- 異なる企業や業界で経験を積むことができ、スキルの幅を広げられます。
- 自身のキャリアプランに合わせて柔軟に働き先を選べるため、ワークライフバランスを保ちやすくなります。
- 常に新しい環境に身を置くことで、刺激的な経験ができ、モチベーションの維持にもつながります。
一方で、デメリットとしては、雇用が不安定であることが挙げられます。
- プロジェクト終了時に次の仕事が見つからない可能性があり、収入が途切れるリスクがあります。
- 福利厚生面での手厚い待遇を望めないことも欠点です。
- 企業に深く関与できないため、キャリアアップの機会が限られてしまう側面もあります。
派遣エンジニアのメリット:幅広いITスキル習得
派遣エンジニアとして勤務することで、以下のような利点があります。
- Java、PHP、JavaScript、Ruby、Python、Swift、Kotlin、Perlなどの様々なプログラミング言語やITスキルを習得できる
正社員やフリーランスでも知識を得ることは可能ですが、派遣エンジニアの場合は、派遣先の企業や担当プロジェクトごとに新しい知見を吸収できます。
プロジェクトの切り替わりに伴い、都度学習が必要となるため負担は大きいものの、スキルアップの機会は豊富にあります。
最新の幅広い知識を身につける点で、派遣エンジニアは正社員やフリーランスよりも有利な立場にあると言えるでしょう。
派遣エンジニアの選択の自由
エンジニアとして働く際の大きな利点は、業務内容を自身で選択できることです。
- 派遣エンジニアであれば、希望する仕事にのみ従事することが可能です。
一方、正社員エンジニアは入社した企業に長期間在籍することが前提となるため、異なる業務を希望しても選択肢は限られます。
- 派遣エンジニアは案件やプロジェクトごとに派遣されるため、自身の志向に合った仕事を見つけやすいのです。
さらに、派遣エンジニアは未経験者でも比較的就職しやすい傾向にあります。
正社員やフリーランスエンジニアとなると | 未経験者では職を得ることが難しくなります。 |
派遣エンジニアの人脈形成力
契約社員として勤務する際の長所は、幅広い人間関係を築けることです。
- 契約期間が最長でも3年と定められているため、それぞれの職場で共に働く人々と絆を深めることができます。
- 正社員の場合、営業職以外では人的ネットワークが狭くなりがちです。
- 一方、契約社員であれば、様々な職場で社内外の人脈を形成できるため、非常に広範な人間関係を持つことができます。
そのネットワークを活用して、
- 新たな仕事を見つけたり
- プロジェクトに参加したりすることも可能です。
また、仕事上の問題に直面した際も、人脈が広ければ相談相手を見つけやすくなります。
派遣エンジニアの年収と福利厚生
契約社員としてIT業界で働く場合、収入や福利厚生面で正社員との格差が生じる可能性があります。
契約社員は時給制が一般的なため、
- 休暇期間中の収入減
- 賞与の不支給
などが想定されます。
優秀な技術力を持つ場合は、逆に契約社員として高い年収を得られる機会もありますが、
- 住宅手当
- 家族手当
など、正社員と同等の待遇を期待するのは難しいでしょう。
自身で計画的な貯蓄やライフプランを立てる必要がありますが、一部の派遣会社では福利厚生が充実している場合もあります。適切な派遣会社を選ぶことが重要となります。
派遣エンジニアのキャリア形成の難しさ
契約社員としての雇用形態は、主要な責務や重大な業務を担当することが困難な状況に直面する可能性があります。企業内における立場の弱さから、重要な役割を任されるケースは少数に限られます。
一方、正規雇用のIT技術者やフリーランスの高度な専門家は、大きな仕事を任されることが多く、優れた成果を上げれば、キャリア向上の大きな機会となります。
しかし、契約社員にはそうした活躍の場が用意されにくく、キャリアアップが難しくなる可能性があります。
派遣エンジニアのデメリットとフリーランスの魅力
雇用期間に制限があることが派遣エンジニアの欠点の一つです。法改正により、同一職場での派遣契約期間は3年が上限となりました。
この期間を過ぎると別の職場に移動する必要があり、条件の良い職場でも3年で転職しなければなりません。
ただし、無期雇用派遣契約を結んでいれば、この規制は適用されません。
一方、フリーランスエンジニアは待遇面でメリットがあります。
派遣エンジニアとフリーランスは働き方が似ていますが、フリーランスの方が
- 重要な案件や経営に関わる機会が多く
- 収入も高い傾向にあります。
また、正社員並みの福利厚生を受けられるフリーランスエージェントも存在します。
派遣エンジニアとして経験を積むことは意義がありますが、長期的な視点ではフリーランスへの転身も検討する価値があります。
派遣エンジニアは未経験でも活躍できる?
IT業界では深刻な人材不足が続いており、企業はエンジニア経験がなくても積極的に採用を行っています。
この状況は、以下の理由から起こっています。
- IT分野の急速な拡大
- 技術の進歩
- 従事者の高齢化
2030年までに79万人のエンジニア不足が見込まれています。
実際、dodaの調査では、技術系の転職求人倍率が10.71倍と非常に高い水準にあります。
インターネットやWebサービスが生活に不可欠となった現代社会において、IT人材の供給が需要に追いつかず、この状況が継続すると予想されています。
そのため、未経験者でもプログラミングスクールで基礎を学び、派遣エンジニアとして活躍する道が広がっています。
DMM WEBCAMP | テックキャンプ |
などの有名スクールでは、就職サポートも充実しており、スキル習得後の就職が一般化しつつあります。
派遣エンジニアとフリーランスの年収の違い
この節では、派遣従業員とフリーランサーの年収の違いについて説明します。
リクルートジョブズ社の調査によると、2016年7月から2019年6月の関東・東海・関西地域におけるIT技術者の平均時給は2,069円でした。
より具体的に比較するため、以下の条件で月収と年収の差を見てみましょう。
- 条件:東京都内のポータルサイト開発運用、PHP、JavaScript、MySQL、Linuxスキル、PHP開発3年以上の実務経験、週5日稼働、140~180時間の精算時間、長期(3ヶ月以上)の期間、詳細設計から保守・運用まで担当。
派遣従業員の場合 | 月収は42万~48万円で、年収は505万~576万円 |
フリーランサーの場合 | 月収は80万円で、年収は960万円 |
同様の条件下では、フリーランサーの方が約2倍の収入を得られることがわかります。
この収入格差の一因として、案件の発注ルートの違いが考えられます。フリーランサーは発注元企業からの直接の受注や一次請負が多い傾向にあり、そうした案件に参画しやすいためです。一部のフリーランスエージェントでは、そうした直接発注案件を特集していることもあります。
ITエンジニア8職種で派遣エンジニアとして活躍できる
この節では、派遣として活躍できる情報技術関連の職種を8種類ご紹介します。
- プログラマー
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- Webデザイナー
- Webディレクター
- SEO対策スタッフ
- ITサポートスタッフ
職種 | 概要 |
---|---|
プログラマー | アプリケーションソフトウェアの設計・開発を担当します。 |
システムエンジニア | システムの企画・設計・構築・運用を一括して行います。 |
ネットワークエンジニア | ネットワークの設計・構築・運用・保守を行います。 |
データベースエンジニア | データベースの設計・構築・運用・保守を行います。 |
Webデザイナー | Webサイトのデザインを担当します。 |
Webディレクター | Webサイト全体の企画・設計・運営を統括します。 |
SEO対策スタッフ | 検索エンジンの最適化対策を行います。 |
ITサポートスタッフ | ユーザーへのITサポートを提供します。 |
システムエンジニア(SE)の役割と求人情報
システムの構築や運用に携わる技術者を指す言葉です。
- 開発工程の上流部分を主に担当することが多いですが、企業やプロジェクトによって役割は異なります。
プログラマーとの違いは明確ではありませんが、一般的にはシステム全体の設計や統括を行う立場と考えられています。
プログラマーの仕事と活躍の場
プログラミング言語を駆使し、さまざまなシステムやアプリケーションを構築するのがプログラマーの役割です。
- Java
- PHP
- Ruby
- Python
- Swift
- Kotlin
などの言語を用いて、企業が利用する物流や金融システムから、テレビ、スマートフォン、電子レンジなど私たちの生活に密着した製品まで、プログラマーの手によって開発が行われています。
将来的にフリーランスとしてキャリアを歩みたい方は、独立した立場でのプログラミングの仕事に興味を持っているかもしれません。
Webエンジニアの仕事と将来展望
Webアプリケーションの構築を担うスペシャリストが、Webエンジニアと呼ばれる存在です。
- ウェブサイトやモバイルアプリの開発を任務とし、フロントエンドやバックエンド、それぞれの領域に特化して活動することもあります。
今後、自由契約のクリエイターとしてキャリアを歩みたい人や、そうした働き方に興味がある人は、独立系Webエンジニアの仕事情報を参考にすると良いでしょう。
フロントエンドエンジニアの役割と求人情報
Webサイトやアプリケーションのユーザーインターフェイス部分を担当するのがフロントエンドエンジニアです。
ユーザーと直接やり取りする画面の設計・構築・カスタマイズを行います。
Webデザイナーが作成したデザインをもとに、HTML/CSS、JavaScript(jQuery)、PHPなどの言語を用いてコーディングし、WordPressなどのCMSの構築やカスタマイズも手掛けます。
今後フリーランスとしてキャリアを歩みたい方は、フロントエンドエンジニアとしての案件や求人情報をご確認ください。
サーバーサイドエンジニアの役割と求人情報
サーバー側の処理を担当するエンジニアは、Webサイトやアプリケーション、データベースを連携させる役割を果たします。
彼らは、以下のプログラミング言語を使用して、データベースからの情報の検索、保存、変更に必要な処理をコーディングします。
- Java
- PHP
- Ruby
- Python
- Perl
- JavaScript
- C言語
- C++
データの管理や、サーバーで実行されるプログラムの開発が主な業務となります。
スマホアプリエンジニアの仕事と求人
モバイルアプリケーション開発者は、以下の業務を行います。
- iOSやAndroidなどのスマートフォン向けのSNSやソーシャルゲームなどのアプリの設計と構築
要件定義 |
設計 |
プログラミング |
テスト |
アプリストアへの申請 |
運用・保守 |
- iOSアプリではSwiftやObjective-Cを使用
- Androidアプリではおもにジャバ言語やKotlinを使用して開発が行われます。
データベースエンジニアの重要性と需要の高まり
データベースの構築や運用を担当する技術者は、企業の情報システムを支える重要な存在です。
しかし、データベース製品に特化した専門家は現在も少数派であり、その需要は高まる一方です。
今後、
- 独立してフリーランスとしてキャリアを歩む道を検討している方
- そうした働き方に興味がある方
は、データベースエンジニアとしての案件や求人情報を参考にすると良いでしょう。
インフラエンジニアの役割と専門分野
ITインフラの設計、構築、運用、保守を担当する技術者をインフラエンジニアと呼びます。
彼らの業務範囲は広く、
- サーバやネットワークの設計から構築
- リリース後の運用や保守
まで行うケースがあります。
しかし、業務が過剰にならないよう、
- ネットワークエンジニア
- サーバエンジニア
など、専門分野ごとに役割を分担することもあります。
派遣エンジニアにおすすめの派遣会社や情報サイトの比較【14選】
技術者として活躍するための派遣会社や情報プラットフォームを14社ご紹介します。
これらの企業やサービスに興味がある方は、詳細を確認することをお勧めします。
積極的に求人情報を探し、派遣エンジニアとしての登録を検討してみてはいかがでしょうか。
パーソルテクノロジースタッフ:IT派遣の国内最大手
パーソルテクノロジースタッフは、パーソルキャリア株式会社とテンプスタッフ・テクノロジー株式会社が合併して誕生した人材派遣企業です。
Web/IT分野に特化した同社は、国内最大級の約3,400件の求人案件を抱えています。
- キャリアアドバイザーによる就職支援やカウンセリングサービスが充実しており、利用者満足度は96%を超えています。
- 無料で提供される各種キャリア支援サービスも魅力的で、20代のキャリアチェンジを後押しするプログラムも用意されています。
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国内最大級の派遣求人数を誇るリクルートスタッフィング
リクルートグループが運営する大手人材派遣会社であり、国内最多の求人数を誇っています。
- 大手企業や人気企業の仕事情報を多数掲載しており、勤務地や職種、時給、スキル・経験などの条件で絞り込み検索が可能です。
- キャリアコンサルタントによる就業相談体制が整っており、チャットボットでいつでも質問できます。
- 資格取得支援や研修制度も充実しています。
また、健康診断、有給休暇、育児・介護休業、ベビーシッター割引、フィットネスクラブ割引など、手厚い福利厚生が用意されています。
派遣エンジニアとしてのキャリア形成に関心がある方は、同社の詳細情報を確認することをおすすめします。
IT・WEBエンジニア派遣のパソナテック
パソナグループの一員であるパソナテックは、IT・WEBエンジニアに特化した人材派遣会社です。
常時2000件以上の求人案件を取り扱い、これまでに4万人を超えるエンジニアのキャリアサポートを行ってきました。
- IT業界の特性や働き方、キャリアプランについて丁寧にアドバイスし、個々人に合った求人紹介を実施しています。
- 独自のフレームワーク「PT-ITSS」を活用したキャリアアップ支援や、研修、資格取得支援、書籍購入補助など、スキルアップのための様々なメニューを用意しています。
- また、社会保険や有給休暇など、手厚い福利厚生制度が整備されています。
IT・WEBエンジニアとしてのキャリア形成を検討中の方は、パソナテックの詳細情報を確認してみましょう。
エンジニア派遣サービス「エンジニアガイド」の特徴
ITエンジニアの方々に特化した人材派遣サービスを提供しているのが、株式会社スタッフサービス(スタッフサービス・エンジニアリング)運営の「エンジニアガイド」です。
- 大手企業を中心に7,500社以上との取引実績があり、48,000件を超えるITエンジニア求人案件を保有しています。
- 現在12,000名を超えるエンジニアの方々が就業されており、豊富な支援実績が特徴となっています。
- 専任のコーディネーターによるキャリアアップサポートはもちろん、派遣先への定期訪問や面談、eラーニングやOA、CAD、語学などの各種スクールとの提携も行っています。
- また、有給休暇や社会保険、健康診断、メンタルヘルスラインなど、正社員と同等の福利厚生が受けられます。
派遣エンジニアとしてのキャリアにご関心がある方は、ぜひ「エンジニアガイド」についてご確認ください。
ITエンジニア派遣サービス「Modis」の特徴
ITエンジニア向けの人材派遣サービスを提供しているModisは、アデコグループが運営する優良企業です。
- システムエンジニアやプログラマー、Webデザイナーなど、IT・Web分野の幅広い職種に対応しており、大手企業10,000社以上との実績があります。
- 派遣スタッフには通勤手当が支給されるほか、未経験者向けの無料サポートも用意されています。
- 有期雇用派遣や紹介予定派遣に加え、アデコ社員としての正社員雇用も可能です。
多様な働き方に対応しているModisは、ITエンジニアの就職を強力にバックアップします。
IT/Web業界特化の人材派遣サービス「type IT派遣」
ITエンジニアやクリエイターの方々に特化した人材紹介サービスを提供している株式会社キャリアデザインセンターが運営する「type IT派遣」は、IT/Web業界における優秀な人材と企業のマッチングを行っています。
同サービスでは、
- 大手企業や有名企業からの求人案件を多数取り扱っており、
- 専任のコーディネーターによる徹底的なサポートが受けられます。
- 年次有給休暇や健康診断、社会保険加入などの手厚い福利厚生制度が用意されています。
- スキルアップ支援制度もあり、キャリア形成を後押ししてくれます。
ITエンジニアやクリエイターの方で、新たな挑戦をお考えの方は、ぜひ「type IT派遣」をご検討ください。
IT派遣サービスの特徴と福利厚生
ブレーンゲートは、ブレーンネット社が運営するITエンジニア向けの派遣求人サイトです。
- ITエンジニアや通信技術者の求人案件に特化しており、2021年10月時点で633件の案件を東京を中心に扱っています。
- システムエンジニアやインフラエンジニア、サポート、コンサルタント、デザイナーなど幅広い職種に対応しています。
- 検索機能が充実しており、様々な特集記事も掲載されています。
- また、転職に役立つコラムや資格・職種情報も閲覧できます。
- 健康診断の無料受診や福利厚生施設の割引利用など、手厚い福利厚生も用意されています。
テクノウェイブは、テクノウェイブ社が運営するIT人材派遣サービスです。
- 2021年10月時点で287件の案件を東京と大阪で扱っています。
- 500社以上の取引企業があり、交通費は全額支給されます。
- キャリアプランからライフサポートまで、経験豊富なスタッフがサポートします。
- 健康保険組合への加入や、スポーツクラブなどの福利厚生施設が利用できるなど、手厚い待遇が用意されています。
派遣エンジニア向けサービス紹介
ITエンジニアの人材紹介サービスを運営する企業が複数存在します。それらの企業では、首都圏や関西地方を中心に、多数の求人案件を保有しています。
- 求人案件の検索機能や、就業後の祝金支給、福利厚生制度など、様々な特徴を備えています。
また、求人情報を集約して表示するアグリゲートサイトも存在します。Indeedやカカクコムの求人ボックス、Googleの求人検索機能などがそれにあたります。これらのサイトでは、プログラミング言語別の求人件数なども確認できます。
求職者は、これらの人材紹介サービスやアグリゲートサイトを活用することで、効率的に希望の求人案件を探すことができます。求人情報の収集から応募までを一元的に行えるため、転職活動の負担を軽減できます。
フリーランスに独立したいエンジニアにとっておすすめのフリーランスエージェント5選
フリーランスエンジニアとして活動を開始することを検討している方向けに、おすすめのエージェント会社を5つご紹介します。独立を目指すエンジニアの皆さまは、ぜひ希望のエージェントを探してみてください。
レバテック株式会社が運営する「レバテックフリーランス」は、国内最大級の登録者数を誇るフリーランスエージェントです。同社は2017年8月に分社化された企業で、ベンチャーから大手まで幅広い案件を取り扱っています。非公開の高単価案件も多数あり、福利厚生制度も充実しているため、独立を目指す方にとって魅力的なエージェントと言えます。
フリーランスエージェント「ランサーズエージェント」の特長
フリーランスのエンジニア、デザイナー、PM/PMO/コンサルタント、ディレクター、Webクリエイター、マーケターなどの方々に向けた案件を多数取り扱うランサーズエージェント。
ランサーズエージェンシー株式会社が運営するこのサービスでは、以下の特徴があります。
- 中間マージンがかからないため高単価での案件獲得が可能
- 手数料体系も完全公開されており、自身の市場価値を把握しやすい
- 月4回の支払いサイクルがあるため、資金繰りの心配がない
豊富な案件と高単価の実現により、派遣からフリーランスへの転身を検討中の方にもおすすめのエージェントサービスです。
フリーランスITエンジニア向け全国案件紹介サービス「フリエン」
フリエン(frien)は、アン・コンサルティング株式会社が運営するフリーランスITエンジニア向けの求人・案件紹介サービスです。
常時51,000件を超える案件を保有しており、専任のコンサルタントが希望する案件を紹介します。
保有案件の45%以上が高単価であり、首都圏のみならず大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山、三重、愛知、静岡など全国の案件を扱っています。
高単価案件が多数あり、全国の案件を取り扱っていることから、派遣エンジニアからフリーランスへの転身や、UIJターンを検討する方にもおすすめのサービスです。
フリーランスエンジニア向けの充実したサポート体制
ITプロパートナーズは、2015年に設立された株式会社Hajimariが運営するフリーランス求人・案件を取り扱う会社です。
- 週2日や週3日の短期間での勤務や、リモートワークの案件が多数あり、副業としても活用できます。
- 高額報酬や非公開の案件も扱っています。
- 東京を中心に関西地方の案件も取り扱っています。
フリーランスでの不安要素である保険、税金、契約などをサポートする福利厚生制度が整備されています。
短期勤務やリモート案件が豊富で、手厚い福利厚生があることから、 | 派遣からフリーランスへ転身する際の登録先として適しています。 |
フリーランスエンジニアのための高単価求人と福利厚生サポート
TechStock(テックストック)は、国内のIT人材の地位向上を目指し、フリーランスエンジニアを支援するエージェントサービスです。
運営会社のINTLOOPは、フリーランス人材向けのサービスを14年間提供してきた実績があります。
同サービスの特長は、以下の通りです。
- 高額報酬の案件が豊富にあること
- 支払いサイクルが短いこと
- 社会保険や税金関連の手続きを全面的にサポートしてくれること
高額案件の多さと独立フリーランスへの手厚い福利厚生を考えると、派遣エンジニアからフリーランスへ転身する際には、登録すべきエージェントと言えるでしょう。
エンジニアの人口は今後どうなる?
エンジニアの人材不足は現在も深刻な状況にあり、将来的にさらに深刻化すると見込まれています。
dodaが実施した調査では、有効求人倍率が約7倍と高水準にあり、需要の大きさがうかがえます。
2019年の調査によると、2018年時点でのITエンジニアの人口は約103万人でした。
しかし、当時のIT業界の発達ぶりを考えると、2030年までに最大79万人の不足が予測されています。
特に人工知能(AI)分野での人材不足が顕著となる可能性が高く、2018年の1.1万人から2030年には最大14.5万人不足すると言われています。
AI人材が不足する背景には、
- 自動車や金融、不動産など様々な業界でITの活用が進んでいること
- IoT、XR、ブロックチェーンなど最先端技術の発達とAIとの相性の良さ
などが指摘されています。
まとめ
ITエンジニアの需要が高まる一方で、人材不足が深刻化している現状があります。
この課題を解決する働き方の一つとして、派遣エンジニアが注目されています。
- 派遣エンジニアは、常に最前線でスキルを磨き、新しい技術にも柔軟に対応できる環境にあります。
- また、労働時間のコントロールもしやすく、プライベートの時間も確保できます。
近年では、フリーランスという新しい働き方も浸透しつつあり、ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」が注目を集めています。
正社員以外の多様な選択肢が増えています。
時代に合わせて、派遣エンジニアやフリーランスなど、自分に合った働き方を検討するのがよいでしょう。