2024年6月 イラストレーターはリモートワークできる?リモートワーク案件実情や要求されやすいスキルを解説!

リモートワークが普及している現状において、IT関連職種はテレワークとの相性が良いと言えます。しかし、イラストレーターもまたリモートで働くことが可能な職種です。

本稿では、

  • イラストレーターがテレワークに適している理由や実態
  • 収入水準

などについて解説します。

さらに、

  • リモートワーク案件の獲得方法
  • 必要なスキルセット

も紹介しますので、参考にしてみてください。

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イラストレーターは2024年6月リモートワークできる?

イラストレーターは2024年6月リモートワークできる?

絵描きの仕事は、場所を選ばずに行うことができます。
クライアントの要求に応じて、以下の作品を制作します。

  • 雑誌の挿絵
  • ポスター
  • 商品パッケージ
  • ウェブサイト
  • ゲーム

多くの場合、会社やプロダクション会社に所属して業務に従事しますが、リモートで働くことも可能です。その理由は以下の3点にあります。

  • オフィスに出勤する必要がない
  • 対面でのコミュニケーションがほとんど不要
  • 成果物が明確である

パソコンなどの必要な機材さえあれば、自宅で作業できます。
電話やメール、チャットツールで打ち合わせを行えば、対面での連絡は最小限に抑えられます。
さらに、完成した作品はインターネットを介して送信可能です。
このように、絵描きの職務はリモートワークに適した性質を備えています。

イラストレーターのリモートワーク求人・案件実情

イラストレーターのリモートワーク求人・案件実情

イラストレーターのリモートワーク案件には、様々な種類があることがわかります。

  • 新規タイトル開発におけるアートディレクションやイラスト制作
  • 写真サービスのページデザインに使用される挿絵制作
  • ゲームグラフィックの作成やキャラクターデザイン

報酬は月額で10万円から65万円程度と幅があり、年収換算では120万円から780万円前後となっています。
作業日数や常駐の有無によっても金額は変動します。
リモート勤務が可能な案件も多く、コロナ禍を受けて企業のテレワークへの理解が進んでいることがうかがえます。
デジタル媒体を活用したキャラクターデザインなどの業務も目立ちます。

イラストレーターの年収

イラストレーターの年収

イラストレーターがリモートで働く場合、収入が減少するのではないかと懸念する人もいるでしょう。ここでは、イラストレーターの平均年収と求人案件による収入の変動について検討します。

イラストレーターの月収は、平均で50.1万円、中央値は50万円です。しかし、4万円から200万円と幅広い開きがあります。年収に換算すると、

  • 平均は601万円
  • 最高は2,400万円
  • 最低は48万円

となります。

イラストレーターの年収情報には差異があるのは、

  • 個人差が大きく
  • 公的な平均値調査がないため

です。著名なイラストレーターは高収入ですが、大多数は日本の平均年収か、クリエイティブ業界全体と比べて低めの傾向にあります。

イラストレーター求人・案件の報酬相場

イラストレーターの職務形態として、オフィスに常駐する雇用契約と、リモートワークによる業務委託があります。
両者の報酬水準を比較すると、概ね40万円から60万円程度が一般的な相場となっています。
つまり、勤務場所の違いによって報酬に大きな差異はみられません。
したがって、イラストレーターがリモートワークを選択しても、年収が低下するリスクは小さいと言えるでしょう。

イラストレーターのリモートワーク求人・案件獲得方法

イラストレーターのリモートワーク求人・案件獲得方法

リモートワークを希望するイラストレーターは、求人や案件を見つける方法に戸惑うことがあります。
しかし、いくつかの有効な手段があります。

  • フリーランス向けの仲介サービスを利用する
  • クラウドソーシングのプラットフォームに登録する
  • ソーシャルメディアを活用する

これらのアプローチを取ることで、遠隔での仕事を獲得できる可能性が高まります。
それぞれのアプローチについて、より詳しく説明しましょう。

フリーランスイラストレーターのための転職エージェントサービス

フリーランスで活躍する方々に特化した転職支援サービスが存在します。このサービスは、厚生労働省から認可を受けた民間の職業紹介会社によって提供されています。

専属のコンサルタントが転職希望者と企業の間に立ち、適切な案件のマッチングを行います。
かつては公共機関のみが職業紹介を行っていましたが、現在では民間企業によるサービス提供も可能となっています。

このサービスの利点は、以下のとおりです。

  • 多数の求人案件から希望に沿った案件を選択できること
  • コンサルタントによる案件獲得のサポートが受けられること

基本的に無料で利用できますが、案件が決まった際には一定の手数料が発生します。
しかし、サポートを受けられるメリットの方が大きいと言えます。

クラウドソーシングサービスの活用

ネット上で企業が不特定多数の人々に業務を外注するシステムがクラウドソーシングです。発注者と受注者が直接出会える場を提供することが特長です。
人的サポートはなく、書類作成などは自身で行う必要があります。
テレワークの普及に伴い、国内でも利用者が増加傾向にあります。

  • イラストレーターがリモートワークの案件を獲得する手段として、クラウドソーシングサービスを活用することができます。
  • クライアントと直接やり取りしたい場合は、このサービスを利用するのが適切でしょう。

ただし、案件成約時に手数料が発生することに留意が必要です。

SNSを活用したリモートワーク求人・案件獲得

自身のスキルや実績を積極的にSNSで発信することで、企業や発注者からリモートワークの機会を得られる可能性があります。
TwitterやFacebook、Instagramなどのプラットフォームを活用し、定期的に自身の能力や過去の実績を投稿することで、ブランディング効果も期待できます。
SNSを通じた直接的なアプローチであれば、フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスを利用する場合のような手数料が発生しないというメリットもあります。
日本国内のSNS利用者数は8,000万人を超えており、潜在的な需要層にアクセスできる有効な手段となり得ます。

イラストレーターがリモートワーク求人・案件で要求されやすいスキル

イラストレーターがリモートワーク求人・案件で要求されやすいスキル

絵師がリモートで仕事を得るためには、いくつかの有利なスキルが求められがちです。これらは必須ではありませんが、習得しておくと有利に働けます。

リモート案件で役立つスキルは、

  • ウェブデザイン経験
  • デッサンや配色力
  • 自己管理能力

の3つです。

それぞれについて詳しく解説しましょう。

Webデザインスキルの重要性

イラストレーターのリモートワークにおいて、ウェブメディア向けのデザイン案件が多数存在します。
本来はウェブデザイナーの役割ですが、イラストレーターがウェブデザインを手掛けるケースも珍しくありません。
イラストレーターとしてウェブデザインのスキルを身につけておけば、受注できる案件の幅が広がります。
必要なスキルとしては、

  • グラフィックツール(Illustrator、Photoshop、Fireworks)の操作能力
  • コーディング(HTML/CSS)
  • プログラミング(JavaScript)

などが挙げられます。
イラストレーターの業務範囲が広がる中、ウェブデザイン系のスキルを習得しておくことをおすすめします。

デッサン力とイラストレーターの必須スキル

デッサン能力は、イラストレーターにとって基礎となる重要な技術です。リモートでイラストレーターとして働く際も、

  • クライアントの要望や自身のイメージを具現化する力が求められます。

正確な表現力を備えたデッサン技術は、イラストレーターにとって欠かせません。
さらに、作品を通して何を伝えたいのかを考慮した色使いの技術も、重要な要素となります。

リモートワークにおける自己管理の重要性

イラストレーターとしてリモートで働く際には、作業時間や休憩時間を自ら決められるため、自己管理能力が重要となります。
自己管理能力とは、

  • タスクの優先順位付け
  • 健康維持
  • 時間配分
  • モチベーションの維持

など、自身をコントロールする力のことです。
このような自由度の高い環境では、自己管理能力が欠けていると、過剰な労働や怠慢につながる可能性があるため、注意が必要不可欠です。

リモートワーク求人・案件に参画する際の注意点

リモートワーク求人・案件に参画する際の注意点

確かに、フリーランスのイラストレーター業務には留意すべき事項が存在します。

  • 作品の品質が最重要視されるため、評価基準が成果物のみに集中する傾向にあります。
  • また、納期に追われがちなため、長時間労働に陥りやすい環境です。
  • さらに、クライアントの機密情報を扱うことから、情報管理にも細心の注意を払う必要があります。

これらの点を十分に理解した上で、リモートワークに臨むことが肝心です。

リモートワークにおけるイラストレーター評価の変化

イラストレーターの業務評価は、完成作品のみならず、制作過程も重視されることが一般的です。
しかし、在宅勤務のリモートワークでは、作業工程を把握することが困難なため、評価基準が成果物に限定されがちです。
自宅で業務を行うリモートワークの性質上、制作プロセスを確認するのが難しいため、イラストレーターの評価がこれまでと異なる可能性があります。

リモートワークのイラストレーター、長時間労働に注意

リモートワークの利点は自由に働けることですが、イラストレーター業界では長時間労働に陥りがちです。
出勤や退勤がないため、仕事とプライベートの境界線が曖昧になり、作業に没頭し過ぎてしまう傾向があります。
また、成果物のみが評価基準となるため、常駐案件と同等の成果を求められ、過剰な労働につながります。
長時間労働が続けば、生産性の低下や健康被害のリスクが高まります。
そのため、イラストレーターがリモート案件を受ける際は、労働時間管理が重要な課題となります。

リモートワークにおけるイラストレーター向けセキュリティ対策

リモートワークを行うイラストレーターは、情報セキュリティ対策を怠ると重大なリスクがあります。
コロナ禍以降、ニューノーマルな働き方を標的としたサイバー攻撃が急増しています。
自宅のパソコンや公共の無線LANを使用する際、適切な対策が取られていないことが多く、情報漏洩の危険性が高まります。
リモート案件では、クライアントの個人情報や作業内容の漏洩に対する責任は自身に帰すことになります。
一方、常駐案件では情報管理は雇用主の責任となりますが、イラストレーター個人としても注意を払う必要があります。
リモートワークにおいては、より一層のセキュリティ対策が求められます。

まとめ

まとめ

イラストレーターのリモートワークについて説明しました。
結論として、イラストレーターはリモートワーク向きの職種であり、リモートで働いても年収が下がる可能性は低いことがわかりました。
そのため、

  • 必要な機材やインターネット環境を整備し、
  • 常駐案件だけでなくリモート案件も獲得すること

が重要です。
リモートワークを検討している方は、この機会に環境を整えてみてはいかがでしょうか。