企業紹介:株式会社Branding Engineer 事業内容と口コミ評判

東京に本社を構える株式会社Branding Engineerは、フリーランス人材とクライアント企業をマッチングするプラットフォーム「Midworks」や、優秀なエンジニアの発掘・紹介を行う「TechStars」などのサービスを展開しています。
これらのサービスは広く認知されており、多くのユーザーが株式会社Branding Engineerという企業名を意識することなく利用しているケースも少なくありません。
本記事では、株式会社Branding Engineerが提供するサービスの詳細や、類似の競合サービスについて解説します。
Midworksなどの同社サービスの利用を検討している方は、企業概要や競合状況を把握する上で参考になるでしょう。

  • リスト1
  • リスト2
  • リスト3
列1 列2 列3
A B C
D E F

週10時間の副業案件を
会員登録した方限定で配信中!

株式会社Branding Engineerとは

株式会社Branding Engineerとは

東京都渋谷区に本社を構え、大阪・宮崎にも支社を有する株式会社Branding Engineerは、2013年に現CEOである河端保志氏によって設立された企業です。わずか7年で急成長を遂げ、2020年10月には東証マザーズに上場を果たしました。
同社の売上高や経営状況を分析してみましょう。

2016年8月から2021年8月までの売上高、利益、自己資本の推移は以下の通りです。

期別 売上高(千円) 経常利益又は経常損失(千円) 当期純利益又は当期純損失(千円) 資本金(千円) 発行株式総数(株)
第3期 386,624 1,316 372 61,098 121,835
第4期 975,266 △29,451 △19,203 61,098 121,835
第5期 2,448,530 101,610 71,228 61,098 121,835
第6期 2,819,764 143,242 109,822 61,098 121,835
第7期 3,110,686 116,723 80,331 128,718 5,173,400
第8期 4,283,146 - 75,809 129,967 -

この表から、同社は2016年から2021年にかけて着実に売上を伸ばしていることがわかります。第7期の2020年は人員増加による人件費の上昇とコロナ禍の影響で営業利益が減少し、経常利益や当期純利益の伸びが鈍化しました。第4期の2017年8月には経常損失と当期純損失を計上していますが、その正確な理由は不明です。ただし、本社移転や新規事業の立ち上げなど、将来に向けた初期投資にコストを割いていた可能性があります。

2021年の通期業績と四半期ごとのセグメント売上は以下の通りです。

【通期業績売上】
売上高 4,283,146千円(前年同期比37.7%増)

【四半期ごとのセグメント売上】

  • Midworks事業を中心に売上高と売上総利益が共に上昇し

株式会社Branding Engineerの事業(サービス)内容

株式会社Branding Engineerの事業(サービス)内容

当社Branding Engineerは、主に3つの事業領域に注力しております。

  • エンジニア人材の確保・育成
  • 技術情報の発信
  • エンジニアリングの支援

以下に各事業の概要をご説明いたします。

エンジニア人材事業

株式会社Branding Engineerの中核を成す事業がエンジニア人材関連の分野です。
まずは、この分野における3つの主要な事業を確認しましょう。

  • 1. エンジニア人材紹介事業
  • 2. エンジニア人材派遣事業
  • 3. エンジニア人材教育事業

エンジニア人材紹介事業では、優秀な技術者を企業に斡旋し、適材適所の人材マッチングを行っています。エンジニア人材派遣事業においては、プロジェクトベースで技術者を企業に派遣し、柔軟な人材活用を支援しています。さらに、エンジニア人材教育事業では、最新の技術トレンドに対応した研修プログラムを提供し、技術者のスキルアップを後押ししています。

ミッドワークス

フリーランスエージェントサービス「Midworks」について

フリーランスエージェントサービス「Midworks」は、株式会社Branding Engineerの主力事業であり、2021年8月時点で同社の売上高の約8割を占めています。
Midworksが取り扱うフリーランス案件の平均単価は72.2万円、中央値単価は70万円と比較的高額です。

Midworksの特徴

  • 正社員並みの福利厚生制度を提供しているため、実務経験3年から5年程度のフリーランス初心者から高い支持を得ています。
  • 提供している保障制度:
    ・福利厚生WELBOXとリロクラブの利用可能
    ・フリーランス協会ベネフィットプランへの加入
    ・任意加入の所得補償保険
    ・バーチャルオフィス(リージャス・ワンストップビジネスセンター)の割引
    ・PayPay銀行の手数料優遇
    ・法務サポート
    ・税務保障
    ・報酬保障サービス

Midworksの登場により、フリーランスに手厚い待遇を提供するエージェントが増えましたが、Midworksほど充実したサービスは他にはあまりありません。
2021年度決算では、リモートワークや時短勤務など新しい働き方に対応した案件獲得に注力すると発表しています。
今後、Midworksではより多様な案件の選択肢が用意されることで、より便利なエージェントサービスになることが期待されています。

Midworksが保有するフリーランス求人・案件の詳細を知りたい方は、以下をご覧ください。

TechStars Agent

TechStars Agentは、IT業界に精通した専門家が中心となり、エンジニアの視点に立った転職サポートを提供するサービスです。
求人案件の紹介は、

  • 元エンジニア
  • 企業の人事担当者など、IT分野に明るい人材

が担当します。
特に首都圏のWeb系エンジニアの求人を多数取り扱っており、3年以上の実務経験を持つエンジニアにとって心強い存在です。
さらに、スカウトサービスも用意されているため、企業からのアプローチを待つことができます。
多忙なエンジニアにとっても、転職活動に時間を割く必要がなく、便利なサービスと言えるでしょう。

tech boost

tech boostは、Branding Engineerという企業が運営するプログラミング教育機関です。
フロントエンドの領域では

  • HTML/CSS
  • JavaScript

を、バックエンドでは

  • Java
  • PHP
  • Ruby

を、さらにはPythonを用いたAI開発も学ぶことができます。
tech boostには、2つのコースが用意されています。

  • アプリ開発に軽く挑戦したい方向けのスタンダードコース
  • 転職を見据えて要件定義から開発までを体験するブーストコース

未経験者のエンジニア転職支援に加え、フリーランスへの移行や副業への挑戦もサポートしており、未経験からフリーランスに独立する受講生もいるほどです。
学習形式はリモートと教室の2種類から選べ、

  • 自分のペースで学びたい人はリモート
  • 仲間と一緒に学びたい人は教室を選択できます(コロナ対策期間中は渋谷校のみ開校)

まったくの未経験者が、正社員やフリーランスを問わずエンジニアとして働ける実力を身につけたい場合に適したプログラミング教育機関と言えるでしょう。

メディア事業

当社は、エンジニア向けの情報発信プラットフォームも運営しております。
IT分野を中心に、有益な情報を提供しておりますので、
ご活用いただければ幸いです。

Mayonez

ここでは、主にIT業界に従事する方々を対象としたWebメディアとして、就職・転職やライフスタイルに関する様々な情報を発信しています。

  • 大手企業から中小企業まで、志望する会社への就職・転職活動のポイント
  • デスクワークで多くなりがちな肩こりや腰痛対策のアイテム

など、幅広いジャンルの記事を読むことができます。
IT業界への理解を深めたい方や、他業種の業務内容や環境を知りたい方におすすめです。
さらに、企業インタビューも多数掲載されており、就職・転職先の選定にも役立つ情報が満載です。

Tap-biz

ビジネスパーソン向けの情報プラットフォーム「Tap-biz」は、エンジニア特化型の「Mayonez」とは異なり、ビジネスマナーや日常生活など、社会人なら誰もが知っておくべき幅広いジャンルの内容を提供しています。

  • 特に未経験者や社会人経験の浅い層を対象とした、他業種への転職に関するコラムが充実しています。
  • また、ライフスタイル関連の記事も多数掲載されており、メインターゲット層以外の方々にも、空き時間の有意義な活用や知識の向上に役立つメディアとなっています。

エンジニアリングコーディネート事業

株式会社Branding Engineerは、以下の取り組みを行っています。

  • 独立系エンジニアや外注開発企業との連携
  • 受託開発案件の獲得

国内のIT業界では納期重視の開発が行われるため、人員不足に直面する企業が多数存在します。
そこで同社が運営するMidworksなどのサービスを通じて確保した人材や、自社が持つネットワークから発掘した企業を、クライアントのニーズに合わせて橋渡ししています。

  • エンジニアのマッチング
  • クライアント企業のIT部門立ち上げ支援

株式会社Branding Engineerの競合企業は?

株式会社Branding Engineerの競合企業は?

当社Branding Engineerの主要なライバル企業には、以下の会社が挙げられます。

  • レバレジーズ株式会社(レバテックフリーランス・レバテックキャリア)
  • geechs株式会社(geechs job)
  • 株式会社PE-BANK(PE-BANK)

当社の中核事業であるIT人材ビジネスに注目し、競合相手を選定しています。Midworksがフリーランス向けエージェントサービスの大手企業に数えられることから、大手のエージェントサービス運営会社を競合として挙げています。
しかし、IT業界ではフリーランスという働き方が他産業に先駆けて定着しており、ここに掲げた競合以外にも、中小規模の同業他社が無数に存在するでしょう。
フリーランス向けエージェントサービスについては、こちらから検索できますので、ご利用ください。

株式会社Branding Engineerの口コミ/評判とは

株式会社Branding Engineerの口コミ/評判とは

ここでは、株式会社Branding Engineerとその主力サービスであるMidworksに関する口コミや評判について言及しています。
同社は若手が多く活気に満ちた雰囲気があり、実力主義が徹底されているものの、その一方で仕事の変化が激しく大変さも伺えます。

Midworksに関する口コミでは、

  • サイトの見栄えや案件の質の高さが評価される一方で、
  • 営業担当者の技術理解が不十分であること
  • 週3案件よりも週5案件が多いこと

などが指摘されています。また、面談時の対応に不満を持つ声もあります。

一方、同社の人材育成サービスであるtech boostについては、

  • 未経験者でも丁寧なサポートを受けられたこと
  • 受講料が安かったこと

などが好評でした。

全体として、同社のサービスは一定の評価を得ているものの、事業拡大に伴うサービス低下への懸念も見受けられます。ただし、口コミは個人的な意見に過ぎず、サービス活用の際の参考程度に留めるべきでしょう。

ミッドワークスの利用者が活用すべきフリーランスエージェント3選

ミッドワークスの利用者が活用すべきフリーランスエージェント3選

フリーランスの仕事を見つける際、Midworksだけでなく、他の仲介サービスも活用することをお勧めします。
複数のプラットフォームに登録すれば、自分の希望条件に合った案件を効率的に探せるはずです。
ここでは、Midworksユーザーにとって有用な3つのフリーランスエージェントサービスをご紹介します。

  • Upwork
  • Freelancer.com
  • Fiverr
サービス名 特徴
Upwork 大手で案件数が多い
Freelancer.com 低価格案件が多い
Fiverr 小規模案件に特化

レバテックフリーランス

フリーランスエージェントのレバレジーズ株式会社が運営する「レバテックフリーランス」は、以下の特徴があります。

  • 公開・非公開を問わず常時4,000件以上の案件を抱えています
  • 契約企業数は5,000社を超えています
  • 利用者満足度は92.6%と高水準です
  • 案件の継続率も90%を超えています
  • 利用するフリーランスの平均年収は826万円と高水準にあります

レバテックフリーランスの特長は以下の通りです。

  • 大手ならではの豊富な案件選択肢が高く評価されています
  • 担当者によるきめ細かいサポートと案件参画中のフォローが行き届いています
  • 大手ならではの太いパイプを活かし、大手企業からの直接受注案件を中心に取り扱うことで高単価を実現しています
  • コロナ禍でリモート案件も増加しており、2021年2月時点で同社がエンジニアに紹介した案件の75%以上がリモートワークとなっています
  • 利用者向けの福利厚生サービス「レバテックケア」では、以下の特典があります
    税務代行サービス
    レジャーを割引価格で利用できる

Midworksと同様にエンジニア目線のサービスが高く評価されており、フリーランスエージェントを選ぶ際には登録しておきたい選択肢の一つです。詳細は公式サイトをご覧ください。

ランサーズエージェント

ランサーズエージェントは、クラウドソーシングプラットフォーム「ランサーズ」の子会社であるランサーズエージェンシー株式会社が運営するフリーランス支援サービスです。
同サービスでは、すべての案件が直接クライアントから受注したものとなっており、高い報酬水準を実現しています。
また、手数料率を全案件で公開しているため、契約前に費用を確認できます。

便利な機能として、報酬の早期受取りサービスがあります。
通常、フリーランスの報酬は翌月支払いが一般的ですが、同サービスでは稼働月の25日や翌月の指定日に受け取ることができます。

取り扱う案件は、

  • ベンチャー企業向けが8割を占めています。

大規模システム開発案件に偏りがちなフリーランスにとって、トレンド技術を活用できる機会が豊富なのが魅力です。

ランサーズエージェント(Lancers Agent)の詳細はこちら→

フリーダ

フリーランスエージェントの株式会社ハイウェルが運営するFREE-DAは、2007年に設立されました。
ゲーム、Web、金融業界の案件を中心に取り扱っており、これらの分野で経験を積んだフリーランスにとって登録するメリットが高いでしょう。
2021年10月時点で約3,800件の案件を扱っており、直接発注された高単価の案件が多数あります。
登録者数は2社に比べて少ないものの、フリーランスへのサポート体制はMidworksと同等の手厚さです。
FREE-DAが提供するフリーランスサポートは以下の通りです。

  • 報酬の即日支払い
  • 安心補償
  • フリーランス向けクレジットカード紹介
  • 書籍購入支援
  • 資金支援
  • MFクラウド会計の無料利用
  • 健康診断無料
  • 住居支援
  • フリーランス勉強会開催
  • 交流会開催

報酬の即日支払いは、FREE-DAが請求書を買い取るファクタリング方式で、手数料は3%と低額です。
ゲーム、Web、金融業界に特化しており、サポート体制も整っているため、登録に値するフリーランスエージェントと言えるでしょう。
FREE-DA(フリーダ)の詳細を確認してみましょう。

まとめ

まとめ

この記事では、株式会社Branding Engineerの事業概要と同社が提供するサービスについて解説しました。
同社はエンジニア向けの人材サービスを中心に多角的な事業を展開しています。
主力サービスとして、

  • フリーランスエンジニア向けの「Midworks」
  • 正社員エンジニアの転職支援サービス「TechStars Agent」

があげられます。
Midworksでは福利厚生の充実や高単価案件の提供、TechStars Agentでは優秀な求人の取り揃えなど、エンジニアの処遇改善に尽力しています。
フリーランスや正社員問わず、転職時の不利な条件提示といった課題にも同社のサービスが寄り添っています。
その他にもプログラミングスクールの運営や、IT系メディアの発信も手掛けています。
2020年7月に東証マザーズに上場した勢いのある企業で、今後の成長が期待されています。
ITフリーランス向けダイレクトスカウト「xhours」を活用することで、スキマ時間での案件検索や単価確認などができます。