自宅やオフィス以外で業務を行いたい際、フリーランスやノマドワーカーはどこへ赴くでしょうか。
かつては近隣のカフェを利用することが一般的でしたが、近年ではコワーキングスペースの利便性が高まり、そうした働き手がこの場所を活用するケースが増えています。
コワーキングスペースは、
- 集中して作業したい人
- 異業種の人々と交流したい人
- 起業家
- 企業のサテライトオフィスとして利用する人
など、様々な目的で訪れる多様な場所です。
時間単位 | 日単位 | 月単位 |
での利用が可能で、24時間営業しているスペースも多数存在します。
今回は東京都内におけるおすすめのコワーキングスペースをご紹介します。
特に以下の方々にお読みいただきたい内容です。
- 東京都内のコワーキングスペース利用を検討中の方
- 現在東京都内のコワーキングスペースを利用中の方
- 静かな作業環境を求めるフリーランスやノマドワーカーの方
- 正社員や派遣から独立を目指す方
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コワーキングスペースとは?
コワーキングスペースとは、オープンな作業エリアや集中できる半個室、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら、個人がそれぞれ独立した業務を行う場所を指します。
このスペースの特徴は、
- 集中して作業できる環境を提供すること
- 賃貸オフィスよりも低コストであること
- 利用者同士が交流しやすく新たなコミュニティやビジネスのきっかけになること
などが挙げられます。
基本的に誰でも利用可能で、
- フリーランサー
- ノマドワーカー
- 起業家
- オフィスを持たない企業
- 学生
などが主な利用者です。
起業家やオフィスレス企業の利用も多く、法人登記やウェブサイトなどの住所提供を行うコワーキングスペースもあります。
IT、金融、食品、アパレル業界のスタートアップ企業や自治体なども活用しています。
2018年9月時点で東京都内には346拠点、6.6万坪のコワーキングスペースがあり、都内の0.1%にも満たない面積ですが、年々増加傾向にあります。
入会金は0円から数万円、保証金は0円から数十万円(20万円超は稀)が一般的です。
起業家の増加やフリーランス、リモートワーカーの増加に伴い、コワーキングオフィス市場は拡大していくと予想されています。
コワーキングスペースのメリット
コワーキングスペースの利点について説明させていただきます。
メリットに魅力を感じた方は、ぜひ一度利用してみることをおすすめいたします。
東京都内のコワーキングスペースには、充実した設備が整っています。
- ほとんどの施設で電源とWi-Fiが完備されている
- 一部ではフリードリンクサービスや、会議・イベント用の会議室、ホワイトボード、スクリーン、プロジェクターのレンタルなども行われている
また、オフィスとして利用する方が多数いるため、敷金や備品、インターネット導入費用などの初期費用が一切かからないというメリットがあります。
東京都内のコワーキングスペースでは、
- 会員制の月額プラン
- ドロップイン(時間単位)
の2種類のプランから選択できます。ワークスタイルに合わせてプランを選べるのが魅力です。稼働日のみの利用も多く、目的に応じて柔軟に利用できます。ドロップインは1日利用のことを指し、移動が多い方やクリエイティブな仕事をされる方におすすめです。
東京都内のコワーキングスペースでは、新たなコミュニティが生まれやすい環境にあります。複数の人や団体が共同で利用しているため、自然と利用者同士のコミュニティが形成されがちです。コミュニティ育成を重視する傾向があり、新規コミュニティ作りを目的とする方の利用が多くみられます。また、渋谷などのIT企業の集積地域では、優良企業が多数あり、ITの人脈作りやコミュニティ形成に適した環境といえるでしょう。
株式会社サイバーエージェント |
GMOインターネット株式会社 |
LINE株式会社 |
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA) |
株式会社ミクシィ |
レバレジーズ株式会社 |
など、有力企業が多数存在します。
東京都内でおすすめのコワーキングスペース
首都圏には多様なコワーキングスペースが点在しているため、地域ごとに紹介を行います。
興味がある方や今後利用を検討している方は、詳細を確認し、ご自身に合ったコワーキングスペースを東京都内から選んでみてはいかがでしょうか。
コワーキングスペースのおすすめ
渋谷エリアには多様なコワーキングスペースが存在し、それぞれ独自の特色を持っています。以下に、アクセスの良さや設備、利用プランなどの詳細をご紹介します。
- co-ba shibuyaは、JR線や私鉄を利用しての移動が便利で、様々なジャンルの方が集まるコミュニティ空間です。全国のco-ba拠点への乗り入れも可能です。
- Creative Lounge MOVは、渋谷ヒカリエ内にあり、専門性の高い知識を共有できる場所。レジデンスエリアでは住所利用や法人登記ができます。
- Lightningspotは起業家やフリーランスをサポートする目的で設立され、平日の一定時間は割安な料金で利用できます。
- Connecting The Dotsは7,000人以上の会員が集まるクリエイター向けスペース。起業・経営相談にも対応しています。
- basement cafe(現在は閉店)は、オフィス並みの設備が整ったカフェスタイルのコワーキングでした。
- Plug and Play Shibuyaは、スタートアップと大企業がコラボレーションできる革新的な空間です。
- POINT EDGE SHIBUYA BASEは、クリエイターのアイデアが渦巻くコワーキングスペース。イベントスペースとしても活用できます。
コワーキングスペースのおすすめ
新宿は多数の路線が乗り入れているため、アクセスしやすい立地条件に恵まれています。JR線や私鉄、地下鉄など17路線が新宿駅に乗り入れており、首都圏のあらゆる地域から容易に行き来できるメリットがあります。
- +OURS新宿
- 【所在地】東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49階
- 【アクセス】新宿駅から徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「都庁前」駅から徒歩2分
- 【連絡先】03-5909-2580
- 【営業時間】8:00~20:00 ※会員は24時間利用可
- 【料金プラン】
フルタイム 25,000円/月 サービスオフィス 115,000円/月 ドロップイン 3,000円/日 - 【入会金】サービスオフィス:月額料金の2ヶ月分、コワーキングスペース:20,000円(フルタイム)、1,000円(ドロップイン) ※初回のみ会員証発行料
- 【オプション】どこでもオプション(全店利用可):サービスオフィス10,000円/月、コワーキングスペース5,000円/月、シャワールーム2,000円/時間
- 【Web】https://plus-ours.com/shinjuku
- 【席数】約79席
- 【運営】東京建物株式会社
- 【設備】Wi-Fi、電源、法人登記、住所利用、会議室、ドリンク、コピー機、ロッカー、リラックスルーム、個室清掃
- 【特長】アクセス良好で落ち着いた雰囲気のラウンジがベンチャー企業に適しています。受付サービスも充実しています。
- 東京ヘルスケアビレッジ(THV)
- 【所在地】東京都新宿区大久保1丁目8-20 グンカン東新宿ビル502
- 【アクセス】都営地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿」駅A1出口から徒歩2分
- 【連絡先】070-6401-5845
- 【営業時間】9:30~17:00(特別会員は終日利用可)、無休
- 【料金プラン】一般会員:9,800円、特別会員:19,800円
- 【入会金】一般会員:10,000円、特別会員:20,000円、ドロップイン:なし
- 【Web】http://tokyoh
コワーキングスペースのおすすめ
日本橋は複数の路線が乗り入れているため、アクセスしやすい立地条件を備えています。東京メトロ銀座線、東西線、半蔵門線、都営浅草線の計5路線が乗り入れており、首都圏からのアクセスが容易です。
- fabbit大手町
【所在地】東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル3F
【アクセス】東京駅徒歩1分、東京メトロ東西線大手町駅B6出口直結
【電話】03-6895-6005
【営業時間】月〜金9:00〜18:00(ドロップイン)、全日9:00〜23:00(月額会員)
【料金】ドロップイン1,800円/日
月額会員:個室96,000円〜/月、固定席48,000円/月、フリー席14,000円/月、ナイト&ホリデー10,000円/月
【オプション】会議室3,000円/1時間、郵便サービス1,000円/月、法人登記10,000円/月、ロッカー5,000円/月、イベント利用20,000円〜/時間
【Web】https://fabbit.co.jp/facility/otemachi
【席数】フリー席83席、個室14室(計115席)
【運営】fabbit株式会社
【設備】Wi-Fi、電源、郵便受付、フリードリンク、住所利用、鍵付きロッカー、会社登記、コピー機、プリンター、会議室
【特徴】自身の席を契約するシェア型のコワーキングスペース。受付コンシェルジュが常駐し、ライブラリーや来客対応を行っている。
- Clipニホンバシ
【所在地】東京都中央区日本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル1F
【アクセス】新日本橋駅徒歩1分、神田駅徒歩7分、東京メトロ三越前駅徒歩3分、小伝馬町駅徒歩8分
【電話】03-6316-3130
【営業時間】9:00〜23:00(最終入場22:00)
【料金】フルタイム15,000円/月、デイタイム9,000円/月、アフター6+週末9,000円/月、月5日間6,000円/月、入会金3,000円、ドロップイン400円/時・1,500円/日
【オプション】ミーティングルーム(6〜10名)1,500円/30分
【Web】https://www.31ventures.jp/ventureoffice/clip-nihonabashi
【席数】約90席
【運営】三井不動産株式会社
【設備】WiFi、電源、法人登記、ロッカー、郵便受付、プリンター、無料ドリンク、会議室
【特徴】「ビジネス創造」をコンセ
アントレサロン
【所在地】
〒103-0027 東京都中央区日本橋3丁目2番14号 新槇町ビル別館第一1階
【交通アクセス】
JR線「東京駅」より徒歩3分、東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」より徒歩3分
【連絡先】
03-3231-0422
【営業時間】
【平日】9:00~21:00
【料金プラン】
- バーチャルオフィスプラン:3,800円/月(税別)
- フリーデスクプラン:9,505円/月(税別)
- 個室プラン:50,000円~/月(税別)
【オプション一覧】
- 郵便物e-mail報告:1,000円/月(税別)
- 郵便転送:2,000円/月(税別)
- 社名掲出:300円/月(税別)
- 専用ロッカー:1,500円/月(税別)
- 03電話転送:1,000円/月(税別)+通話料
- 専用電話TEL番号:初期費用5,000円+4,000円/月(税別)+通話料
- 050電話番号:初期費用1,500円+1,800円/月(税別)+通話料
- 050FAX番号:初期費用1,500円+1,800円/月(税別)+通信料
- 電話秘書:3,000円/月(税別)
【ウェブサイト】
https://entre-salon.com/salon/tokyo/
【座席数】
- オープンラウンジ:16席
- フリーデスク(私語・電話OKエリア):28席
- フリーデスク(私語・電話NGエリア):20席
【運営会社】
銀座セカンドライフ株式会社
【設備・備品】
Wi-Fi | 電源 | 複合機 |
シュレッダー | 文具 | ロッカー |
会議室 | セミナールーム |
【特徴】
東京アントレサロンは、銀座セカンドライフ株式会社が運営するコワーキングスペースです。
- 初期費用は無料!
登録料や敷金礼金等は一切不要。法人登記しても追加料金はかかりません。 - 全店舗が利用可能!
1つの契約で、全てのアントレサロンをご利用いただけます。
コワーキングスペースのおすすめ
品川/五反田エリアは多数の路線が乗り入れており、交通アクセスに優れている
品川駅は、JR東海道本線、JR山手線、JR京浜東北線、JR横須賀線、JR東海道新幹線、京急本線の6路線が乗り入れており、新幹線の停車駅でもあります。一方、五反田駅にはJR山手線、都営浅草線、東急池上線の3路線が乗り入れているため、首都圏内であればアクセスが容易であるというメリットがあります。
・品川産業支援交流施設 SHIP
- 【所在地】東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア 4F
- 【アクセス】大崎駅より徒歩5分、五反田駅より徒歩12分
- 【連絡先】03-5449-6871
- 【営業時間】契約により異なる
- 【料金】
月額会員 法人会員:27,000円/月、個人デイタイム会員(平日9:00~18:00のみ):8,640円、ワンタイム会員:540円/時間 入会金 要問い合わせ ドロップイン ワンタイム会員540円/時 - 【オプション】多目的ルーム:10,800円/時間、スピーカー・マイク一式:2,700円、スクリーン・プロジェクター一式:2,700円、3Dプリンター・測定顕微鏡・卓上走査電子顕微鏡:540円/時間(1台ごと)
- 【Web】https://www.ship-osaki.jp
- 【運営】一般財団法人品川ビジネスクラブ
- 【設備】Wi-Fi、電源、法人登記、住所利用、郵便受取、会議室
- 【特徴】SHIPは臨海都市品川の象徴「船」にちなんだ名称で、フリーランスエンジニアやデザイナーなど起業家精神に富んだクリエイター、ベンチャー企業などに多く利用されています。Webサイトで現在の混雑状況を確認できるので、混雑を避けたい方も安心です。また、3Dプリンターを備えた工房があり、機器を使用することができます。
・CONTENTZ(コンテンツ)
- 【所在地】東京都品川区西五反田1-13-7 マルキビル503
- 【アクセス】JR山手線・東急池上線「五反田駅」より徒歩3分、都営浅草線「五反田駅」より徒歩5分
- 【連絡先】03-5436-1321
- 【
コワーキングスペースのおすすめ
新橋は多数の路線が乗り入れているため、アクセスしやすい立地条件を備えています。JR山手線、東海道本線、京浜東北線、横須賀線、東京メトロ銀座線、都営浅草線、三田線、大江戸線、ゆりかもめの計9路線が乗り入れており、首都圏からのアクセスが容易です。
- ビステーション新橋
【所在地】 | 東京都港区新橋2丁目20番15号 新橋駅前ビル1号館6階 |
【アクセス】 | JR新橋駅汐留口改札から直結、ゆりかもめ新橋駅1A・1B出口から徒歩1分、東京メトロ新橋駅2番出口から徒歩1分、都営浅草線新橋駅A2出口から徒歩1分 |
【電話】 | 03-6264-5511 |
【営業時間】 | 8:00~22:00(月~土) |
【料金】 | フルタイム会員17,000円/月、デイタイム会員12,000円/月、モーニング会員5,000円/月、ナイトタイム会員8,000円/月、ドロップイン1,500円/日、個室レンタルオフィス49,000円~/月 |
【オプション】 | 入会金15,000円、保証金は利用料2ヶ月分 |
【Web】 | http://www.bistation.jp |
【席数】 | 130席以上 |
【運営】 | 長谷工コミュニティ |
【設備】 | Wi-Fi、電源、法人登記、郵便物受取、フリードリンク、会議室、複合機、ロッカー、宅配対応 |
【特長】 | レンタルオフィス併設で法人登記可。ビジネス英会話から資格講座、セミナー・イベントなど充実したプログラムが用意されている。 |
- TeaTree Studio 新橋
【所在地】 | 東京都港区西新橋1-17-6 高嶋ビル4階 |
【アクセス】 | 都営三田線内幸町駅から徒歩2分、JR新橋駅から徒歩5分、東京メトロ銀座線虎ノ門駅から徒歩6分 |
【電話】 | 03-6268-8365 |
【営業時間】 | 10:00~21:00(月~金)、10:00~18:00(土)、日祝休み |
【 |
コワーキングスペースのおすすめ
池袋は多数の路線が乗り入れているため、首都圏からのアクセスが容易な地域です。
JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ丸ノ内線、有楽町線、副都心線、西武池袋線、東武東上線の8路線が乗り入れており、広範囲からスムーズに行き来できます。
- いいオフィス池袋
【所在地】東京都豊島区南池袋1丁目19-12 山の手ビル東館6F
【アクセス】池袋駅東口から徒歩5分
【連絡先】03-5812-4433
【営業時間】ドロップイン10:00~18:00、オープンプレミアム会員10:00~22:00
※月曜日、年末年始は休館
【料金】
オープンプレミアム会員25,000円/月、入会金12,000円
ドロップイン2,000円/日、500円/2時間
【オプション】イベント会場12,000円/1時間
【Web】https://liginc.co.jp/432269
【席数】50席
【運営】株式会社LIG
【設備】Wi-Fi、電源、飲料、文具貸出、書籍
【特長】2018年9月開設の比較的新しいスペース。オープンプレミアムプランに加入すれば全国の「いいオフィス」が定額で利用可能。
- Open Office FOREST
【所在地】東京都豊島区東池袋3-7-9 AS ONE東池袋ビル3階
【アクセス】池袋駅東口から徒歩7分
【連絡先】03-5927-9553
【営業時間】平日9:00~22:00、土日10:00~20:00
【料金】
レギュラープラン | 9,900円/月 |
マンスリープラン | 15,000円/月 |
プレミアムプラン(固定席) | 38,000円/月 |
ドロップイン | 450円/~1時間など |
【オプション】会議室1,620円~
【Web】https://co-forest.com
【席数】36席
【運営】株式会社ワイエムユーシーネット
【設備】Wi-Fi、電源、法人登記、住所利用、郵便受取、固定席、飲料、ロッカー、会議室、コピー機、飲食可
【特長】女性が入りやすい雰囲気作り。開放的な空間で利用者同士の交流が生まれやすい。
- BIZcomfort池袋
【所在地】東京都豊島区西池袋2丁目36-
まとめ
この記事では、東京都内のさまざまなエリアにあるおすすめのコワーキングスペースについて解説しました。
- 渋谷、新宿、日本橋、品川/五反田、新橋、池袋など、地域ごとに特色のあるコワーキングスペースが紹介されています。
- 利用目的に合わせて最適なエリアやスペースを選ぶことが重要です。
- ここで紹介したのはほんの一部に過ぎず、他にも多くのコワーキングスペースが存在します。自分で探してみるのも良いでしょう。
コワーキングスペースは単なる作業場所ではありません。
- イベントやセミナーの開催を通じて、新たなコミュニティ形成や異業種交流の場としても機能しています。
- 東京都内には、自分に合った居心地の良い空間を提供してくれるコワーキングスペースが必ずあるはずです。
近年、フリーランスやノマドワーカーの活躍が目覚ましく、東京都内でのコワーキングスペース需要は今後も高まっていくことでしょう。
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