2024年6月のファクタリングとは?審査(入金)スピードや手数料、利用時の流れなどサービス詳細と口コミ/評判を解説

フリーランサー向けの債権回収サービスが近年増加しています。その中でも、オンラインで簡単に利用できることから注目を集めているのが、labol(旧nugget)です。
しかし、金銭的な取引においては運営会社の信頼性が重要です。
labol(旧nugget)を運営する企業の親会社は東京証券取引所の上場企業ですが、知名度が低いことから手数料が高すぎるのではないかと懸念する人もいるかもしれません。
そこで、本稿ではフリーランサー向け債権回収サービスlabol(旧nugget)の詳細と利用方法をご紹介します。

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ラボル(旧nugget)のファクタリングとは?

ラボル(旧nugget)のファクタリングとは?

東京証券取引所プライム市場に上場する株式会社セレスの子会社である株式会社labolが運営するファクタリングサービスがlabol(ラボル)です。

当初はnugget(ナゲット)という名称でサービスを2020年7月に開始し、2022年2月にlabol(ラボル)に変更されました。
labol(ラボル)は、以下の特徴を持つサービスとなっています。

  • フリーランスや小規模事業者を対象としたファクタリングサービス
  • 通常の資金調達に比べ、書類準備や担当者との面談など複雑な手続きが不要
  • GMOの利用者アンケートで申込手続きの簡便さで第1位を獲得
  • 最短60分で利用可能なため、ファクタリング未経験者でも気軽に利用できる

請求書の現金化サービス「ファクタリング」

請求書の現金化を可能にするファクタリングサービスは、フリーランスや個人事業主にとって有用なツールです。

  • クライアントからの支払いが翌月になることも珍しくなく、そうした際にファクタリングを活用すれば、報酬入金前に現金を手にすることができます。
  • ただし、請求書の金額全額を受け取ることはできず、手数料分が差し引かれ、70~90%程度の金額での買い取りとなります。
  • クライアントからの入金後、ファクタリング会社に即日返済を行えば取引は完了します。

ファクタリングでは、クライアントの社会的信用が重視されるため、フリーランスや個人事業主であっても、融資審査を気にすることなく利用可能です。

ファクタリングサービス「labol(ラボル)」の運営会社情報

ファクタリングサービスを選ぶ際、運営企業の実態を把握することが重要です。ファクタリングは融資とは異なりますが、過剰な手数料徴収や融資扱いされるリスクがあるため、会社の実情を知ることが不可欠です。
ここでは、labol(ラボル)(旧nugget)の運営会社について説明します。

株式会社ラボル(旧株式会社セレス)が運営しています。
代表は吉田教充氏、資本金は5,000万円(2022年1月末時点)、東京都世田谷区に本社を置きます。
2021年12月に設立された同社は、ファクタリング事業とメディア事業を手掛けています。

もともとポイントサイト「モッピー」で知られるセレス社がFinTech分野に注力するため、ラボル社を子会社として立ち上げました。
ラボル社が運営するサービスには、

  • 事業者向け「資金調達プロ」

がありますが、中核事業は旧nuggetでした。
そのため2022年2月、nuggetの名称をlabol(ラボル)に変更し、FinTech事業に一層注力する体制を整えました。

ラボル(旧nugget)のファクタリングのサービス詳細

ラボル(旧nugget)のファクタリングのサービス詳細

ここでは、フリーランスや個人事業主、法人向けの資金調達サービスについて説明しています。

  • 手数料は10%で、買取金額は初回は1万円から10万円までとなります。
  • 行動履歴によって上限金額が拡大する可能性があります。

申込から入金までの所要時間は最短で60分と素早いサービスを提供しています。

  • オンラインで完結でき、債権譲渡登記は不要です。

詳細は利用規約をご確認ください。

最短60分で当日振込可能なファクタリングサービス

ファクタリングサービスのlabol(ラボル)(旧nugget)では、審査プロセスの所要時間は最短で60分となっています。インターネット上で完結するこの種のサービスにおいては、平均的な審査時間と言えるでしょう。

ただし、同社の強みは審査受付時間が18時までと比較的遅くまで対応していることにあります。この時間までに申請と審査が完了すれば、当日中に資金の振込が実施されます。

  • 多くのファクタリングサービスが午前中の申込みまでとしている中で、labol(ラボル)の対応時間は利便性が高いと評価できます。

ラボルのファクタリング手数料

ファクタリング業者のlabol(ラボル)(旧nugget)では、手数料率が10%と固定されています。
一部の競合他社では、利用実績に応じて手数料率が変動するサービスを提供していますが、同社にはそうした制度がありません。
そのため、

  • 請求金額が比較的少額の場合は他社との違いはあまりありません
  • しかし、請求金額が高額になるにつれ、他社のサービスを利用した方が有利になる可能性があります。

必要書類と推奨エビデンスについて

請求書、本人確認書類、取引の証拠書類が必要となります。
取引の証拠としては、

  • 取引先との請求連絡のメールやSlackのスクリーンショット

が推奨されています。メールやSlackでは、

  • 請求金額
  • 支払期限
  • 相手先のメールアドレス

が確認できるよう撮影する必要があります。メールやSlackでの連絡がない場合は、過去10日以上の連絡履歴が分かる画像や動画を提出することが求められます。
審査を有利に進めるため、追加で

  • 入金履歴
  • 発注書
  • 契約書
  • クレジットカード明細
  • 通帳のコピー
  • 開業届
  • 確定申告書
  • 公共料金領収書
  • 業務活動が分かる書類

なども提出できます。2回目以降の利用では、前回の入金履歴の提出も必須となります。

フリーランス向けファクタリングサービス「labol(ラボル)」の上限額引き上げ方法

ファクタリングサービスを提供するラボル(旧nugget)では、個人の信用情報や住宅ローン有無は関係ありません。フリーランスであれば請求書の提出で利用可能です。
初回利用時の上限額は10万円ですが、利用実績や与信タスクの実施により上限を引き上げられます。
与信タスクには、以下のようなものがあります。

  • SNSへの投稿
  • 公共料金領収書や通帳コピーの提出
  • MoneyForward連携
  • 戸籍謄本や課税証明書の提出
  • 確定申告書や決算書の提出
  • アンケート回答

これらを行うことで上限額を最大345,000円まで引き上げることができます。

ラボル(旧nugget)のファクタリングの特長

ラボル(旧nugget)のファクタリングの特長

labol(ラボル)(旧nugget)は、他のプラットフォームと比較して、独自の強みを持っています。
その特徴的な点について説明しましょう。

  • このサービスは、ユーザーに優れた機能と利便性を提供することを目指しています。
  • 競合他社との差別化を図り、ユーザーの皆様に満足していただけるよう努めております。

フリーランス・法人向けファクタリングサービス「labol」

ラボル(旧nugget)は、個人事業主のみならず企業でも利用可能なサービスとなっています。
当初は個人事業主向けのファクタリングサービスとして始まりましたが、ファクタリングニーズの高まりを受け、2022年3月から法人向けにも門戸を開放しました。

  • 個人事業主として登録していた方も、法人化した場合は法人アカウントへの切り替えが可能です。

オンライン完結のファクタリングサービス「labol」

ラボル(旧nugget)は、ウェブ上で完結するファクタリング業務を提供しています。
必要な書類はデジタルデータでアップロードでき、申込手続きからコミュニケーションまでオンラインで完結します。
電話やハガキの送付は不要で、メールを中心としたやり取りで進行します。

最短60分で現金化できるlabol(ラボル)

ラボル(旧nugget)は申請から最短1時間で資金を準備することができます。
緊急で現金が必要になる状況も想定されます。そのような場合、オンラインで完結し、短時間で手元にお金を用意できるのは大変便利です。
ただし、これは営業時間内に申請を行った場合の最短時間となります。

  • 万が一、休日など営業時間外に申請した場合、審査は翌営業日に行われますので注意が必要です。

ラボル(旧nugget)の審査受付時間は18時までとなっています。
18時までに審査が終了するのではなく、18時までに申請を済ませれば、必ず当日中に審査と振込が行われるのが利点です。
そのため、夜遅くに緊急で資金が必要な場合におすすめのサービスとなります。

必要書類はたった3点!labol(ラボル)(旧nugget)の利用手続きの簡単さ

ラボル(旧nugget)の利用には、以下の3点のみが必要です。

  • 領収証
  • 身分証明書
  • エビデンス

金融取引では通常多くの書類が求められますが、ラボルの場合はこの3点で十分です。
源泉徴収票の準備には時間を要しますが、ラボルではスクリーンショットなどの根拠資料があれば利用可能です。
ただし、利用上限額の引き上げや審査通過率の向上を望むのであれば、以下の追加書類の提出が有利です。

  • 青色申告決算書など

提出は必須ではありませんが、時間があれば事前に準備しておくことをおすすめします。

2者間ファクタリングサービス「labol(ラボル)」

labol(ラボル)(旧nugget)は、ファクタリングサービスにおいて2者間取引に特化しています。
ファクタリングには2種類があります。

  • 2者間ファクタリングでは利用者とファクタリング会社のみが関与するため、取引先に対してファクタリングの事実を知られることがありません。
  • 3者間ファクタリングでは取引先にファクタリングの通知が行われるため、資金繰りに困っているという印象を与えかねません。

そのため、labol(ラボル)(旧nugget)では2者間ファクタリングのみを取り扱い、取引先への影響を最小限に抑えています。
ただし、入金が遅れそうな場合は事前に連絡を入れる必要があります。

請求書のかんたん査定サービス

当社では、事前に請求書の概算買取価格と審査合格の見込みを確認できるサービスを提供しています。
このサービスは会員登録不要で利用可能です。
保有する請求書の審査適格性に不安がある場合は、まずこの無料の簡易査定をご活用ください。

2024年6月のファクタリング利用時に知っておくべき注意点

2024年6月のファクタリング利用時に知っておくべき注意点

確かにlabol(ラボル)には長所だけでなく短所も存在します。
利用する際の留意事項を確認することが重要です。

3者間ファクタリングに対応していないラボルの不便さ

ファクタリング業者のlabol(ラボル)(旧nugget)では、3者間取引は扱っていません。
3者間取引のメリットは、以下のとおりです。

  • 取引先が仲介に入ることで、ファクタリング会社が直接取引先から債権回収できるため、審査通過が容易になる
  • 手数料も2者間より低く抑えられる

特に高額の債権を売却する場合、手数料の削減は重要な課題となるでしょう。
そのような状況下で、3者間取引に対応していないlabol(ラボル)(旧nugget)は不便と言えるかもしれません。

2024年6月 labol(ラボル)(旧nugget)のファクタリング利用者の口コミ/評判は?

2024年6月 labol(ラボル)(旧nugget)のファクタリング利用者の口コミ/評判は?

請求書の現金化サービスを利用する際、手続きの簡便さと入金のスピードは重要な要素となります。ラボル(旧nugget)は、オンラインで完結する手続きと、提出書類の準備が容易なことから、迅速な現金化が可能です。

手数料は10%と固定されているため、請求書の金額が大きくなれば手数料も高額になりますが、利用者からの不満の声はあまり聞かれません。これは、ラボルがフリーランスなどの個人事業主を主なターゲットとしており、高額な請求書の現金化ニーズが少ないことが一因と考えられます。また、利用上限額が高額でないことも影響しているでしょう。

一方で、高額な請求書の現金化を希望する場合は、手数料の割引サービスがある他のサービスを利用することが賢明です。

2024年6月のファクタリングを利用する際の5つの流れ

2024年6月のファクタリングを利用する際の5つの流れ

ここでは、labol(ラボル)のサービス利用プロセスについて説明します。

  • まず初めに、ユーザー登録を行います。
  • 次に、必要な書類を提出し、審査を受けます。
  • 審査が通れば、契約を締結し、資金の入金が行われます。
  • 最後に、売掛金の回収サイクルが開始されます。

簡潔に言えば、

ステップ 内容
1 登録
2 書類提出
3 審査
4 契約・入金
5 回収

の5ステップを経て、サービスが利用可能となります。

ラボル(旧nugget)の会員登録方法

最初にラボル(旧nugget)の利用には会員登録が必須となります。
メールアドレスで仮登録を行うと、URLが送信されますので、そちらから本登録の手続きを進めましょう。
本登録時には、以下の個人情報を入力する必要があります。

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 職業

売掛債権買取サービス「ラボル」の利用条件

ラボル(旧nugget)のサービスを活用するには、以下の条件が必要となります。

  • 買取を希望する請求書
  • 初回利用時には顔写真付きの本人確認書類の提出が必須
    • 運転免許証やパスポートなどの公的な身分証明書類が認められています
    • 顔写真付きの書類をお持ちでない場合は、別途ご相談ください

一方、以下の売掛債権(請求書)については買取対象外となりますので、ご注意ください。

反対債権が存在する請求書
支払期日の記載がない請求書
支払期日が151日以上先の請求書
下請法などの法令に抵触する契約の請求書
個人宛ての請求書
額面金額が1万円未満(経費を除く)の請求書

請求書審査の注意点

申請書類の提出後、審査プロセスが開始されます。この段階では、以下の点が精査されます。

  • 請求書の発行元である取引先企業の経営状況
  • フリーランス(個人事業主)としての実績

審査結果に自信がない場合は、補足資料を多めに添付したり、与信審査を別途依頼するなどの対策を講じることが賢明でしょう。

請求書入金の確認

審査プロセスを無事に通過すると、承認の連絡が送られ、概ね1時間以内に指定された銀行口座へ資金が振り込まれます。
万が一の入金エラーを防ぐため、当日のうちに必ず入金状況を確認するようにしてください。

請求書支払いと売掛金入金の手順

取引先から報酬の支払いがあった際は、売掛金を指定の口座に振り込んでください。
支払期限は以下の通りです。

  • 請求書の支払日から3営業日後
  • ただし、支払日が休業日の場合は翌営業日が期限

ご注意ください。

まとめ

まとめ

ラボル(旧nugget)は、手元にある書類のみで簡単に請求書を現金化できるファクタリングサービスです。
急いでいる場面でも利用しやすいのが魅力的です。
2020年にサービスを開始した比較的新しいサービスですが、運営元は東京証券取引所プライム市場に上場している企業の子会社であり、信頼性の高いサービスと言えます。

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