Figma(フィグマ)でできることとは?便利な機能や使い方を徹底解説!

2022年7月に日本語バージョンがリリースされ、Figma(フィグマ)を使うデザイナーは増加傾向にあります。

そのため「Figmaでできることは何か」「Figmaのメリットは何か」と疑問に感じている人は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Figma(フィグマ)でできることやメリット、便利な機能や料金体系について詳しく解説していきます。

本記事を参考に、Figma(フィグマ)の理解を深めていきましょう。

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Figma(フィグマ)とは

JavaScriptの学習方法 Figma(フィグマ)とは、ブラウザ上でデザイン制作ができるデザインプラットフォームです。

米国のFigma, Incが開発し、2016年にリリースされて以降ユーザー数を大幅に伸ばし、現在最も注目されているデザインツールのひとつです。また、2022年7月には日本語バージョンがリリースされ、日本においても注目が集まっています。

「全ての人がデザインを利用する」というビジョンに基づき開発されており、アカウント登録をするだけでブラウザ上で簡単にデザイン制作ができる点が特徴です。

また大きな特徴は、複数人でリアルタイムにデザインができる点になります。

Figma(フィグマ)は利便性が非常に高く、初心者でも扱いやすいツールとして国内外問わず人気の高いデザインツールです。

Figma(フィグマ)でできること

Figma(フィグマ)でできること

Figma(フィグマ)はデザインに特化したツールのため、デザイン制作に関する一通りの工程を担うことが可能です。そのため、多くのデザイナーが制作のためにFigma(フィグマ)を利用しています。

そこで以下では、Figma(フィグマ)を利用してでできることについて詳しく解説していきます。

Figma(フィグマ)の機能について理解を深め、今後どのような用途に使えるかどうか検討してみましょう。

ワイヤーフレーム制作

Figma(フィグマ)では、Webサイトやアプリケーションを開発する上で骨組みとなる「ワイヤーフレーム」の制作が可能です。

ワイヤーフレームとは、Webサイトやアプリケーションのレイアウトを決める設計図のようなもので、パーツの配置を一目で確認するためのデザインになります。

Figma(フィグマ)ではワイヤーフレームを1から制作することも可能ですが、テンプレートがいくつか用意されているため、効率よく制作を進めることが可能です。テンプレートはブラウザやスマートフォンの規格ごとに用意されているため、初心者でも手軽に着手することができます。

このように、Figma(フィグマ)では柔軟にUIデザインを作ることができます。

プロトタイプ制作

Figma(フィグマ)では、試作品である「プロトタイプ」の制作が可能です。

プロトタイプとは、コーディング前の工程で画面遷移やインタラクションなどを確認するための作品です。ワイヤーフレームは「静的」なデザインですが、プロトタイプは「動的」なものであり、ワイヤーフレームよりも完成品をイメージしやすい状態になります。

プロトタイプの制作はデザイナーだけでなく、制作に関わるエンジニアやWebディレクター、マーケティング担当など非デザイナーと共有するために必要な工程です。

Figma(フィグマ)では、プロトタイプモードに切り替えて専用の画面でプロトタイプを制作することができるため、ワイヤーフレームと同様手軽に着手ができます。

グラフィックデザイン制作

Figma(フィグマ)では、グラフィックデザインのみの制作も可能です。

PC内に保存してある画像を読み込みデザインに挿入することができるため、柔軟にグラフィック制作が行えます。またFigma(フィグマ)には、デザイン制作に必要な以下の機能が一通り備わっています。

  • 図形描画ツール
  • オートレイアウト
  • テキストツール
  • アニメーション作成

    無料のプランでも上記の機能が一通り利用可能なため、すぐに着手することができ非常に利便性が高いと言えるでしょう。

    プレゼン資料制作

    Figma(フィグマ)では、プレゼン資料の制作も可能です。

    Figma(フィグマ)はデザイン専用のプラットフォームであり、デザインに必要な機能は一通り備わっています。そのため、これまではプレゼン資料の制作といえばパワーポイントが主流のイメージでしたが、Figma(フィグマ)ではよりデザイン性の高いプレゼン資料を作ることができます

    視認性の高いプレゼン資料を作れることは、プレゼン自体に非常に良い影響を与えます。

    またFigma(フィグマ)では、SNS投稿の作成も可能です。現在はInstagramやYouTubeなど、映像や写真を媒体にしたSNSが多く存在しています。パッと見て目に付くデザインを作ることが求められているため、Figma(フィグマ)はSNS制作に適しているでしょう。

    Figma(フィグマ)のメリット

    Figma(フィグマ)のメリット

    Figma(フィグマ)は非常に高い注目度を誇るデザインプラットフォームです。しかし、その人気はデザイナーからだけでなく、非デザイナーからも支持されています

    そこで以下では、Figma(フィグマ)のメリットについて詳しく解説していきます。

    以下を読むことでFigma(フィグマ)がユーザー数を伸ばし続ける理由を知り、Figma(フィグマ)について理解を深めていきましょう。

    複数人でリアルタイムに作業できる

    Figma(フィグマ)の最も大きなメリットは、複数人でリアルタイムに作業ができる点です。

    Figma(フィグマ)では1つのファイルを複数人で共有し、リアルタイムで編集をしたりコメント機能を使ってフィードバックを入れたりできます。他人の編集やコメントはリアルタイムで反映されるため、オフラインとほとんど変わらない環境で制作することができ、効率よく作業を進めることが可能です。

    複数人で同じ画面を見て相談しながら作業ができるため、確認ミスや伝達ミスが起こりづらく、コミュニケーションコストや制作コストを最小限に抑えることができます。

    オンラインやオフライン問わず、Figma(フィグマ)の上記の機能は非常に利便性が高く、ユーザーから評価される最も大きなメリットです。

    Web上で利用できる

    Figma(フィグマ)では、アカウント登録をしておくことでPC端末を変えてもWebからデータを呼び出して作業することができます

    Figma(フィグマ)で作られたデザインはクラウド上で保存される仕組みになっているため、インターネットに繋がっているPCであればブラウザ上で継続して作業可能です。

    そのため、オフィスと自宅で異なるPCを使用する場合でもデータを持ち運ぶ必要がなく、スムーズに継続して作業が続けられることから、利便性が非常に高い点がメリットのひとつです。

    一方、デスクトップアプリもあるため必要に応じて別途インストールすることもできます。WindowsとMac、どちらも利用可能なため、環境を選ばず手軽に利用できる点もFigma(フィグマ)の評価が高い要因と言えるでしょう。

    データ共有が簡単

    Figma(フィグマ)では、URLで簡単に制作したデータを共有することができます

    デザイン制作では、デザイナーだけでなくエンジニアやWebデザイナー、マーケティングの担当者など多くの非デザイナーへデータを共有する場面も出てきます。Figma(フィグマ)はデータ共有が簡単にでき、非デザイナーでも操作が容易に行えるため、やり取りをスムーズに行うことが可能です。

    また制作したデザインはPDFとして保存・共有することもできます。

    デザイン制作はデザイナーや非デザイナーも含めて様々な職種の人が確認作業を行うことが多いため、データ共有が簡単で非デザイナーでも操作性が高い点はFigma(フィグマ)のメリットのひとつです。

    Figma(フィグマ)の便利な機能

    Figma(フィグマ)の便利な機能

    Figma(フィグマ)には、以下のような便利な機能が他にも様々あります。

    • 画像挿入
    • コンポーネント制作
    • ヒストリー管理
    • スケールツール

      Figma(フィグマ)では、PC内に保存してある画像を読み込んでデザインに使うことができます。また、スケールツールを使うことで、ワイヤーフレームの制作時にデザインを歪ませることなく拡大や縮小できるため、非常に便利な機能だと言えます。

      さらに、ボタンやアイコンといったコンポーネントを1度作成し登録しておくことも可能です。これにより、次回同様のワイヤーフレームを作成する際に、新たに1から作り直すことなく使用できるため、大幅な作業時間の効率化が望めます。

      また、ヒストリー管理の機能によって作業工程の履歴を管理できる点も便利です。特にチーム単位で開発を進める場合、メンバーの作業履歴が明確になるため情報共有がスムーズになるでしょう。

      このようにFigma(フィグマ)は個人でもチームでも使いやすい機能が揃っています。

      Figma(フィグマ)の料金体系

      Figma(フィグマ)の料金体系

      Figma(フィグマ)の料金体系は以下の通りです。

      種類 料金 プロジェクト数
      スターター 無料 3つ
      プロフェッショナル 1,800円(年払い)

      2,250円(月払い)

      無制限
      ビジネス 5,832円 無制限
      エンタープライズ 9,719円 無制限

      料金は編集者1人あたりの月額料金になります。

      スタータープランは個人向けプランとなり、アップグレードをしない限り永久無料で利用可能です。作成可能なプロジェクト数は3つですが、コラボレーター数や個人用ファイル数は無制限のため、十分利用できます。

      一方プロフェッショナル以降は、音声会話やチームライブラリ、組織全体のライブラリや管理・請求の一元化などチーム形態で使いやすい機能が備わっています。

      このように、Figma(フィグマ)では必要な機能によってプランを自由に選ぶことができます。

      Figma(フィグマ)の使い方

      Figma(フィグマ)の使い方

      Figma(フィグマ)の使い方はいたってシンプルです。

      アカウント作成からデータの共有までは、以下のような手順になります。

      1. アカウント作成(Googleアカウントで可能)
      2. プラン選定(4つのプランから選択可能)
      3. 新規作成
      4. フレームを選択
      5. デザイン制作(デザインに必要な機能は一通り備わっています)
      6. プロトタイプの制作
      7. データ出力(PDFも可能)
      8. データ共有(URLで可能)

        ソフトをインストールする必要はなく、アカウント登録からデザイン制作、データ共有まで全てWeb上で完結するため、非常に簡単で利便性が高い仕組みだと言えます。

        まとめ

        Figma(フィグマ)とは、ブラウザ上でデザイン制作やプロトタイプ制作、グラフィックデザイン制作、プレゼン資料制作ができるデザインプラットフォームです。

        Figma(フィグマ)の主なメリットは、以下の通りです。

        • データを共有し、複数人でリアルタイムで同時編集ができる
        • Web上で利用できるため、PC端末を選ばない
        • URLのみで簡単にデータ共有ができる

          非デザイナーでも容易にデータが確認できる点や操作が簡単な点も評価されており、2016年にリリースされて以降ユーザー数を伸ばし続けています。

          Figma(フィグマ)は今注目のデザインツールのひとつです。