近年の副業促進の影響により、フリーランスエンジニアとして副業を検討している方は多いのではないでしょうか。
エンジニアの副業案件は、専門性が高いため比較的単価が高く、業務内容や働き方は多岐に渡ります。そのため、フリーランスエンジニアとして副業で稼ぐことは可能です。
本記事では、フリーランスエンジニアの業務内容や単価相場、メリットやデメリットについて解説していきます。また、副業案件が載っているサイトも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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フリーランスのエンジニアは副業で稼げる！
インターネットの普及によってWebサービスの開発が進んでいく一方、エンジニアの数は不足しているため、エンジニアの需要はますます高まっています。
これによりエンジニアの案件数は増加傾向にあり、業務内容は多岐に渡ります。
また、近年副業が一般的になってきていることもあり、週1〜3日の案件や数時間で終わるような単発案件、リモート案件なども豊富です。そのため案件の選び方によって、Wワークが可能です。
また、需要が高いため即戦力となる経験豊富なエンジニアは単価が高い傾向があり、副業でも十分稼ぐことが可能だと言えます。
フリーランスエンジニアの副業メリット
フリーランスエンジニアとして副業することは、本業の仕事や日常生活に様々な良い影響を与えます。
そのため2020年8月、TECH Streetが行った「ITエンジニアの副業実態調査」の結果によると、副業経験率は40％にも上り、多くのエンジニアがフリーランスとして副業経験を持つことが分かります。
そこで以下では、フリーランスエンジニアで副業するメリットについて解説していきます。
収入が増える
副業を行う最も大きなメリットは、収入が増えることでしょう。専門性の高いエンジニアの案件は、比較的単価が高い傾向があります。
また、知識やスキルを十分持った即戦力となるフリーランスエンジニアの需要は高く、案件次第では本業と同等レベルに稼ぐことも可能です。
本業以外に収入源があることは、万が一本業ができなくなった場合のリスクヘッジとなります。精神的な余裕や金銭的な余裕を享受できることは、日常生活に良い影響を与えるでしょう。
週末やスキマ時間を有効活用できる
近年の副業促進の影響から「週1〜3日」「リモート」といった案件や、数時間で納品可能な単発案件が増えています。
そのため選ぶ案件によって、週末やスキマ時間を有効活用しながら収入を得ることができます。
特に週1〜2日の案件は、平日は本業・週末は副業といったように生活のバランスがとりやすく、本業が変則的な方でも時間を確保することが可能です。生活リズムに合わせて、無理なく柔軟に働くことができる点はフリーランスエンジニアの大きなメリットだと言えるでしょう。
スキルアップに繋がる
エンジニアとして企業に属して働いている場合、チームを組んで開発を進めることが一般的なため、携われる業務には限りがあることが多いです。
しかし副業の場合、案件によって携わる業務が異なるため、受注する案件によって本業とは異なるスキルや経験を身に付けることができます。また、副業で身に付けたスキルを本業で活かすことができれば、本業・副業双方に良い影響を与えることができ、上流工程に携われたり収入がアップしたりする可能性もあるでしょう。
様々な案件を通してスキルアップに繋がる点は、大きなメリットの1つです。
フリーランスエンジニアの副業デメリット
フリーランスエンジニアで副業するメリットは収入アップを始めとして様々ありますが、副業にはデメリットもあります。
そこで以下では、フリーランスエンジニアで副業するデメリットについて解説していきます。フリーランスエンジニアで副業するデメリットについて十分理解し、事前に対策を立てておくことで副業の継続率は上がります。
デメリットの他に対処方法もご説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
受注数によって、本業に支障が出る
副業は自分で受注する案件数や量を決められる一方、案件ごとに期日が定められていることが多いです。そのため案件を抱え込みすぎると、本業に支障をきたす恐れがあります。
特に副業開始直後は、時間配分や作業にかかる時間を把握することが難しいです。そのため本業との両立が難しく、途中で断念してしまう人も少なくありません。
本業と両立して副業を継続していくためには、納期を調整して余裕を持った計画を事前に立て、しっかりとした睡眠時間を確保することが大切です。
実績がないうちは、受注に苦労する
副業の場合、スキルや経験・条件をアピールしながら自身で案件を受注する必要があります。しかし始めのうちは、経験や実績がないため受注に苦労することが多いです。
また、案件を獲得できるまでに時間がかかるため、結果的に単価が低くなってしまうこともあり、副業開始直後は求めている結果を得ることが難しい場合もあります。しかし、案件受注の苦労はどの職種のフリーランスも同様です。
始めのうちはポートフォリオを上手く活用し、単価が低い案件でも実績を積むことから始めることで、徐々に良い条件の案件が受注しやすくなるでしょう。
フリーランスエンジニア副業案件の具体例
フリーランスエンジニアで副業を検討している方にとって、具体的にどのような案件があるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
そこで以下では、フリーランスエンジニアの副業案件で代表的な「既存システムの保守運用」「テスターと修正」「Webサービスの新規開発」の業務について紹介していきます。
実際の募集例を用いて紹介していきますので、業務内容や求められるスキルの把握に役立ててください。
既存システムの保守・運用
既存システムの保守・運用では、既存システムの監視やシステム障害の対応が主な業務内容となります。比較的必要なスキルの難易度は低いため、経験の少ないエンジニアでも受注しやすい案件です。
また小規模案件のため、週1〜2日といった週の稼働時間が少ない案件も多く見みられます。これにより本業とのバランスが取りやすく、副業として取り組みやすい案件でしょう。
既存システムの保守・運用案件の具体例は、以下の通りです。
| 案件概要：社内システムの運用管理・保守
報酬 ：27万円～ 稼働時間：実働15時間×10日/月 スキル ：なし 引用サイト：はたらこねっと |
テスターと修正
機能の新規追加や変更時にテスト計画に従いテストを行い、エラーが発生した場合はコードを修正することが主な業務内容となります。テスター業務は単発案件もあり、テスト計画があらかじめ用意されている場合が多いため、スキマ時間などに柔軟に作業することが可能です。
さらに求められるプログラミング言語やツールは案件ごとに異なるため、幅広い知識があると受注できる案件の幅も広がるでしょう。
| テスターや修正案件の具体例は、以下の通りです。
案件概要：アクセシビリティのチェック 報酬 ：1～5万円 期日 ：5営業日以内 スキル ：なし 引用サイト：Crowd Works |
Webサービスの新規開発
Webサービスの新規開発案件は増加しており、フレームワークやDBといった周辺知識を含めた幅広い知識が必要となるため、副業案件の中でも高単価です。新規開発案件は高収入を目指す方に適しています。
一般的に週5日勤務の案件が多いですが、開発工程の一部分を委託する企業も増えていることから、週1〜3日の案件もあります。
Webサービスの新規開発案件の具体例は、以下の通りです。
| 案件概要：求人サイトの開発
報酬 ：27～37万円 稼働時間：週3日 スキル ：JavaScript、Next.js 引用サイト：doocyJob |
エンジニア副業案件の単価相場
エンジニア副業案件の単価は、業務内容や求められるスキル、稼働時間によって異なります。
週1案件の場合、相場は3〜10万円程、主な業務はWebサイトの改修やテスターです。募集されている案件の多くは単発案件が多く、求められるスキルはそれほど高くありません。作業スピードによって時給が異なるため、スピード感が必要だと言えます。
週2案件の場合、相場は5〜20万円程、主な業務はWebサイトの改修やコーディングです。コーディングといった小規模案件もあり、継続受注ができれば営業にかける時間が削減できるため時給相場が上がるでしょう。
週3案件の場合、相場は20〜40万円程、主な業務は大規模なWeb開発や長期の運用・保守です。開発に携わった後、そのまま長期の運用・保守業務を任されることもあるため高いスキルが必要になります。
エンジニア副業案件で求められること
フリーランスのエンジニアは即戦力を求められることが多いため、幅広い知識やスキルを持つことは大切です。また、高い収入を目指す場合は、特にあらゆる開発場面に対応できることが求められます。
そこでエンジニア副業案件で求められる知識やスキルについて、詳しく解説していきます。
今後どのようなことを学習したら良いのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
1～3年の実務経験
エンジニアは専門性の高い職業であり、フリーランスエンジニアは即戦力が求められることが多いため、知識だけでなく実務経験も大切です。
また、フリーランスエージェントを介して案件を探す場合、実務経験2年必須という条件が多いことから、最低限の実務経験は必要です。
単価の高い案件は高いスキルを必要とする新規開発案件やPM業務が多いため、副業で高収入を目指す場合には実務経験が必須でしょう。
既存のプログラムコードが読める
保守運用案件や既存システムの修正案件などは、プログラムコードを読み理解した上で修正やテストを行います。また、大人数が携わる開発案件では分業体制を取ることが多く、他のエンジニアが書いたコードを読み作業を進めていきます。
そのため、既存のプログラムコードを読み理解することは必須のスキルです。
また他のエンジニアが読みやすいシンプルで分かりやすいコードを書けるスキルも非常に重要になります。
ITに関する知識を最低限持っている
特にWebサービスの新規開発案件では、プログラミング言語の知識だけでなく周辺知識も必要です。
特にフレームワークやDBは必須の知識となります。フレームワークはプログラミング言語ごとに異なるため、幅広く知識があれば多様な開発に携わることができます。
案件によって必要となる知識やスキルは異なりますが、最低限の知識は身に付けておきましょう。
副業案件を募集しているサイト
副業案件を募集しているサイトは、主にクラウドソーシングや求人サイトです。特にクラウドソーシングは、未経験者可能な案件を多く扱っているため、未経験の方や実績を積みたい方におすすめです。
下記では、以下3つのサイトについて紹介していきます。
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クラウドワークス
クラウドワークスは、エンジニアに限らず幅広い業種のフリーランス案件を扱っているクラウドソーシングサイトです。案件数・登録数ともにNo.1であり、広く認知されています。
中でも仮払い機能によって、報酬未払いといったトラブルを最小限に抑えることができるため、フリーランス未経験者にも使いやすいサイトです。
クラウドワークスについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
クラウドワークスの評判は？未経験者向けに口コミや相場をご紹介！
ランサーズ
ランサーズは、クラウドワークス同様多様な業種のフリーランス案件を扱っているクラウドソーシングサイトです。職種や業務内容ごとに案件を検索できるようになっています。
操作が簡単で、未経験可能な案件も多く扱っているため、初心者でも受注できる案件を探しやすいでしょう。
ランサーズについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
indeed
indeedは、豊富な求人数を誇る求人検索エンジンです。Web上に存在する求人を幅広く見ることができるため、希望に合った案件を探しやすい点が特徴です。
エンジニア案件の多くは、業務の一部を委託する業務委託契約です。自分に合った働き方が可能な案件を探しましょう。
おすすめのフリーランスエージェント
フリーランスエージェントを利用することで、自分の希望に合った案件を紹介してもらうことが可能です。そのため自分で案件を獲得する必要がなくなり、手間や時間を省くことができます。
そこで下記では、以下4つのフリーランスエージェントについて紹介します。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、15年の実績を誇り、エージェント界隈で知名度・案件数ともにNo.1が特徴のエージェントです。
求める人材を企業と細かく共有しているため、案件開始後のミスマッチを防ぎ満足度の高い案件を提供することを目的としています。
そのため希望条件が明確な方におすすめです。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、高いスキルや豊富な知識を求められる反面、高単価案件が豊富なプロ向けのエージェントです。そのため企業側の需要と合えば、高収入を目指すことができます。
また多くのベンチャー企業からの案件を豊富に扱っているため、新しい開発や技術に携わることができてやりがいを感じられるでしょう。
クラウドテック
クラウドテックは、7割以上がフルリモート案件なことからリモート案件に特化したエージェントです。スキマ時間で作業したい方や地方在住の方向けの案件が多くあります。
また、勤怠管理や契約締結など全てオンラインで完結するため、本業と両立を図りたい場合でも利用することが可能です。リモートワーク案件を求めている方におすすめです。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、週2〜3日の案件が豊富なエージェントです。固定報酬ではなく、時間報酬制の案件も多くあるため、スキマ時間を有効活用することもできます。
またフルリモート案件も豊富なため、自由で柔軟な働き方を目指す方におすすめです。
まとめ
フリーランスエンジニアの業務内容は、以下の通りです。
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単価相場は業務内容や稼働時間、求められるスキルによって異なりますが、週1〜週3案件で3〜40万円の幅があります。
エンジニアの需要は年々高まっており、近年の副業促進の影響によって、週1〜3日やリモート案件など業務は多岐に渡るため、フリーランスのエンジニアとして副業で稼ぐことは可能です。
未経験の場合受注が難しいため、クラウドソーシングサイトで実績を積んでからフリーランスエージェントを利用して、単価の高い案件に挑戦すると良いでしょう。
