この記事では、プログラミングに関係するSQLについてお伝えします。
- SQLでできることを知りたい人
- SQLの基本・入門をしたい人
現在のプログラマーは人気の職業で経験値やスキルが高くなると高年収が見込めることや、将来性のあるIT業界でも活躍できます。
プログラミングやSQLの知識を高めることで、エンジニアの道が開けます。
kakaku.com社提供人気職種の給料情報|給料ナビ によると、プログラマーの平均年収は434万円となっていて、思っていたほど高くない状況です。
プログラマーの年収は日本の平均よりもやや高い状況ではあります。
人によって給与のバラツキが大きく、スキルや経験値で収入に大きく左右されることが分かります。
知識を高めることで高収入のフリーランスのプログラマーも目指すこともできますので、SQLについてくわしく説明いたします。
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SQLとは
SQLとは「Structured Query Language」の略で、データベースのデータを操作するための言語のことです。
データベースに入っているデータを「取得・更新・保管・削除」などをすることに使う方法がSQLです。
図書館に例えるて説明しますと、データベースを図書館の書庫、テーブル:書庫の棚、データ:本とみたてて図書館の書庫に入っている本を出し入れするような動作をすることがSQLの働きです。
SQLができるようになると下記のことができるようになります。
- データの保管・取得・更新・削除ができる
- テーブルの作成・更新・削除ができる
- アプリの開発時にデータベースを操作できる
- データを分析できビジネスに貢献できる
特にSQLで重要なポイントはデータベースに入っているデータをどのように取り出して、どう利用をするのかがアプリ開発やビジネスにつなげていく重要なところです。
SQLを学ぶメリットや将来性
SQLはエンジニアや非エンジニア(一般社会人)にも重要で、多くの企業が必要にしているスキルです。
現代のビジネスにおいて、膨大に蓄積されたデータをどのように取り出して、どう活用するかが将来のビジネスを成功させる鍵になっています。
キャリアの幅が広がる
プログラマーがSQLを取得し、データ取得効率があがり高品質な情報が作れるようになれば、ITエンジニアとしてのキャリアも広がりスキルUPが見込めます。
また、エンジニアでない方にも必ずどこかで役に立つスキルですので、SQLの基本知識を持っておきましょう。
国際規格で汎用性が高く活用されている
SQLはISO(国際標準化機構)で規格が標準化されて、世界で最も普及しているデータベース言語です。
一度学習すればほかのデータベースでも、多少の違いがありますが、ほぼ同じように操作できるようになります。
そのためプログラミング言語やデータベースを学ぶ時に、SQLの知識がベースとなることがあるほど重要なスキルです。
データベースのエンジニアになれる
データベースエンジニアとは、データベースの開発・設計・運用・管理を行う専門技術者のことをいいます。
さまざまな情報がデジタル化されているデータベースの中から、適切に必要なデータをスピーディーに引き出せるというスキルは、企業にとって重要な課題です。
データベースエンジニアは下記のようなメリットがあり、大きなやりがいがある職業です。
- 企業の重要な案件に携われる
- さまざまな視点が求められるため視野が広がる
- 業務が多岐に渡り新しい知識やスキルが身につく
SQLを習得してたことで目指せる職業
SQLを習得したことで目指せる職種を紹介します。
IT業界ではSQLは必須スキルですが、どの職種もSQLのスキルだけではエンジニアになることはできません。
データベースの管理やプログラミングの知識なども必要です。
インフラエンジニア:「インフラ」とはインフラストラクチャー(Infrastructure)の略で、インフラは人々の生活を支える基盤を意味します。
IT業界のインフラとは、webシステムやインターネットに必要なサーバーやネットワークの事をいい、ITインフラの設計・構築・運用・保守を手がけるお仕事がインフラエンジニアです。
インフラエンジニアの作業範囲は多岐に渡り、「サーバーエンジニア」や「ネットワークエンジニア」「セキュリティエンジニア」などのいくつかの種類に分かれます。
下記のようにインフラエンジニアは担当によって扱う作業幅は広くサーバーやネットワーク、セキュリティなどさまざまな職種です。
サーバーサイドエンジニア:サーバーサイドエンジニアとはインターネットやアプリにおいて、おもにサーバーで行う処理の開発や保守を行う
エンジニアをサーバーサイドエンジニアと言います、またシステムの裏側で目に見えない処理を担当するということで、バックエンドエンジニア
と言われることもあります。
具体的にWebやアプリでつかうデータベースの情報の検索・保存・変更を行うための処理をプログラミング言語をつかい業務をしていきます。
サーバーサイドエンジニアの将来性は明るく、需要がますます増える時代がきています、将来を考える上で、クラウドの知識が必須となって
きますので、ニーズに合ったスキルや知識を身につけていくことが必要です。
データサイエンティスト:スマホが普及した現在では、膨大なデータがリアルタイムで処理されるデジタル技術の重要性が高まりつつあります。
アナログからデジタルへ移行した今の時代は、ITとは縁がないように思える業種の方もビッグデータをビジネスに活用している時代になってきています。
データサイエンティストは、統計学やコンピュータサイエンスを駆使して企業が抱える問題を解決するまでを目指す仕事です。
データを読み取り仮説の検証やユーザーへの提案も行いますので、データの操作に精通している必要があります、仕事内容と扱う業務の範囲の広さとその専門性からますます重要になり需要がある分野ですので、専門性を磨いてビジネスで活躍・貢献できるでしょう。
SQLとプログラミング言語との違い
SQLとプログラミング言語どちらもプログラミングの中では同じような意味合いで捉えられていますが、性質や働きは違います。
SQLは、データベースのデータを操作するための専用言語です、データベースから様々なデータを保管・取得・更新・削除するための技術でデータの操作に使う言語がSQLです。
プログラミング言語はシステムを開発するために利用される言語を使い「コンピューターを操作する」ためのものです。
広い意味では、どちらもプログラミング言語と呼ばれることがありますが、基本的にはデータを操作するSQLを「データベース言語」JavaやPHPなどの言語をつかいプログラミングするのが「プログラミング言語」として区別されることが多いです。
どちらも同様にプログラミングにおいて重要なのは変わりません、違いを理解しておくことで今後のプログラミングの習得に役立ちますのでぜひご覧ください。
SQLの基礎知識
SQLは、「シークェル」または「シーケル」と呼ばれていますが何らかの略語ではありません。
1970年代にIBMが世界で初めてつくったリレーショナル・データベース管理システム - IBM Documentationである「System R」を開発しその操作をする「SEQUEL(Structured English Query Language)」が、SQLのベースとなっています。
その中でも「SQL」は最も普及している言語で、日本産業標準調査会:国際標準化(ISO/IEC)-ISO/IEC (jisc.go.jp)で規格化されています。
国際的に普及しているため、SQLを覚えたらそのほかのほとんどのRDBで同じように利用できる効果があり、それぞれ異なるデータベース・エンジンでもSQLの基本の操作が分かれば十分に対応可能です。
データベース言語
SQLはデータベース言語でデータベースを管理するソフトウェアを操作することが目的です、しかしプログラミング言語ではないのでシステムの開発ができるものではありません。
集めた膨大なデータをDBMS(データを管理するプログラム)で整理・操作できるようにしたものです。
データベースから、ユーザーが求めるデータを見つけだすもので、シンプルにできておりそれ以上の機能はありません、ここがエクセルとの違いです。
SQLのできることの種類は大きく分けて3つ
SQLのデータベース言語は、あくまでもデータベースのデータを操作する言語で、大きく分けて3つで構成されています。
3つに分類された、さまざまな言語を他のプログラミング言語と組み合わせて使用します。
- データ操作言語(Data Manipulation Language)
- データ定義言語(Data Definition Language)
- データ制御言語(Data Control Language)
リレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)のデータベース自体にはExcelのように検索機能や他のシートを参照したりすることはできません、データを利用するためにプログラムが必要ですそれがSQLです。
データベースを説明するうえで、エクセルを例に例えるとエクセルのシートに相当するのが「テーブル」で、複数のテーブルを持つことが多く、Excelのブックのようにイメージしてください。
エクセルの「列」に相当するのが「カラム」、「行」にあたるのが「レコード(ロウ)」、「セル」にあたるのが「フィールド」とご理解して下さい。
DML データ操作言語(Data Manipulation Language):DMLとは、データ操作言語と呼ばれるSQLです、データを検索・登録・更新・削除する命令をすることができます。
データベースにあるデータを「なになに」をするという命令がDML(データ操作言語)です。
- select:テーブルからレコードを抽出する
- insert:テーブルにレコードを新規登録する
- update:テーブルのレコードを更新する
- delete:テーブルのレコードを削除する
DDL データ定義言語(Data Definition Language):DDLはデータベースに対する命令の分類のひとつで、データを入れておく箱(データベース)に何々をするという指示を出します。
データベースに「これを入れておいて」と命令したり、データベースに「こんなデータを取り出して」というような命令をだすSQLです
- create:新しいデータベースやテーブルなどのオブジェクトを定義する
- join:テーブル同士を結合する
- drop:定義したオブジェクトを削除する
- alter:定義したオブジェクトの内容を変更する
- truncate:データをすべて削除する
DCL データ制御言語(Data Control Language):DCLは、データベースへのアクセスを制御したり権限を与えたり削除したりできる言語です。
- grant:ユーザー権限を付与する
- revoke:ユーザー権限を削除する
- bigin:トランザクションを開始する
- commit:トランザクションを確定する
- rollback:トランザクションを取り消す
そもそもデータベースとは?
そもそも「データベース」とは何でしょう?データベースとは、特定の条件にあう「データ」を集めて後から使いやすいように整理した情報のかたまりのことを意味します。
デジタル以外で情報を管理する「電話帳」や「住所録」などもデータベースのひとつです。
データベースのメリットには
- 複数のデータをまとめて管理できる
- 目的のデータを簡単に探すことができる
- 簡単に編集して使うことができる
データをまとめることにより、データを探しやすく、また次に使いやすくなることで便利に使えて、マーケティングビジネスでは欠かせない要素です。
リレーショナルデータベースとは
リレーショナルデータベース(RDB)とは、データを表形式で管理するデータベースです。
データベースの表を「RDBMS」というシステムを使い表を組み合わせて引き出し、複雑な検索・集計といった高度なデータ処理ができます。
リレーショナルデータベース(RDB)は大量のデータやテーブルを保管・格納することができますが、そのデータを管理する機能はありませんので「RDBMS」を使いデータ全体の整合性を保つことや、複雑な構造のデータベースからデータを呼び出すことやセキュリティ侵害から保護することができます。
SQLを習得するためには
SQLを習得することは、エンジニアにとって重要でSQLの理解を深めるためにも、おすすめの勉強方法について解説します。
学習サイトを利用する
SQLを習得するためには、まずはデータベースを利用できる環境がひつようです。
無料で利用できるデータベースもありますが、学習サイトを利用すれば環境を用意する必要はありませんので、代表的な学習サイトをご紹介します。
Progate
解説を見ながらサイト上でSQLの学習ができ、基礎から応用まで学べます。
SQLとプログラミング言語を一緒に学習することができます。
ドットインストール
解説動画を見ながらSQL操作を学べる学習サイトで、約3分間の動画なので自分のペースで学べます。
勉強本で習得する
SQLの習得に向けた書籍は多数出版されています。
データベースやSQLについて基礎からわかりやすく解説しているので理解を深めることもできます。
「SQL ゼロからはじめるデータベース操作」(ミック、翔泳社)
「スッキリわかるSQL入門 ドリル215問付き!」(中山清喬、飯田/理恵子、インプレス)
「SQLの絵本 第2版 データベースが好きになる新しい9つの扉」(株式会社アンク、翔泳社)
X-hoursを活用しよう!
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まとめ SQLでできることは何か
SQLでできることは何か、プログラミング言語との違いについて解説しました。
大量のデータを効率的に取得・更新・削除・追加ができるのかSQLで、そのSQLスキルはエンジニアにとって重要で理想のキャリアに近づく糧となるでしょう。
プログラミングの習得ではエラーの連続で難しいこともありますが、ひとつひとつクリアしてあなたのSQLスキルを高めてください。
この記事であなたのキャリアアップになれば幸いです。