Djangoって何?フリーランスとしての魅力を紹介

 昨今、AIをはじめとする技術の進歩が目覚ましくなっています。
しかし、エンジニアが不足している現状から、プログラミング言語を理解しているエンジニアは企業に所属していなくても、フリーランスとして生計を立てることが可能になっています。

その中でもPythonおよびDjangoは非常に人気と需要があります。しかし、プログラミング言語って難しいのでは?理系の人じゃないとできないのでは?といった疑問をお持ちの方も多いのではないのでしょうか?

確かに、プログラミングは英語や記号の羅列ばかりで、とっつきにくい印象を受けます。
しかし、ルールや条件、最低限の単語を覚えるだけですぐにできるようになります
今回紹介させて頂くPythonやDjangoはそのルールなどが他のプログラミング言語よりも覚えることが比較的少なく、今から学ぶ方にはオススメの言語となっております。

ここでは、Python・Djangoを使ってフリーランスで働く魅力を紹介していきます。

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まずはPythonについて紹介

また、DjangoはPythonのフレームワークの一つになるため、まずはPythonというプログラミング言語について紹介していきます。

Python(パイソン)とはプログラミング言語の一つで、昨今最も使用率の高いプログラミング言語の一つです。
Django(ジャンゴ)を知る前にまずはPythonについて特徴的なことを3つ紹介させていただきます。

初心者でも比較的容易に利用できる

Pythonの最大の特徴は少ないコードで簡単に書けるため、比較的読みやすくなります。
そのため、読み間違いや書き間違えが少ないので、初心者でもとっつきやすいです。

また、プロも間違いなどを指摘しやすいことから、初心者からプロまで幅広く愛用されています。実績も多いプログラミング言語になるため、これからフリーランスとしてエンジニアを目指す人にはおすすめの言語です。

 需要と人気がある言語

 IT業界ではAIを筆頭に技術の進歩が目覚ましい一方、エンジニア不足が問題となっています。プログラミング言語といえば長いコードや覚えることが多いなどマイナスな印象を受ける人も少なくありません。

そんな中でもPythonに関しては、先に述べたように少ないコードでも書けるため、プログラミングの導入に使えるとともに、非常に人気の言語でもあるので、業界の需要と一致しています。

特にこのPythonはAmazonやYouTubeにも採用されているプログラミングであり、大手企業でも採用されやすい言語となるため、将来性も抜群です。

さまざまな技術でPythonが使われている

 最近ニュースなどでもよく聞く「AI」。このAIのプログラムを動かすために使われているプログラミング言語の多くがPythonです。あのSoftBankのpepper君にも使われています

その他、ラインの自動送信やExcelの自動化といったビジネスツールの自動化にも役立っています。

これから、AIがどんどん進化していき、今も一部稼働はしていますが、自動車の自動運転、工場などの機械の自動化なども今以上に進歩していきます。
まだ見ぬ技術にも採用されていく、そんな未来も待っているのではないでしょうか。

Djangoとは?特徴を紹介

それでは次にDjango(ジャンゴ)について紹介させていただきます。
DjangoとはPythonでWebアプリケーションを開発する際に使うWebフレームワークというものです。

Webフレームワークとはアプリを開発を効率化させるための便利ツールのことです。
では、ここでDjangoの代表的な特徴を3つ紹介させていただきます。

WEB開発で欲しい機能が揃っている

 Djangoはユーザー認証・管理画面・サイトの案内・RSSフィードなどよく使われる機能がほぼ全て入っている、「フルスタック・フレームワーク」と言われています。

セキュリティのレベルが高い

 Pythonの説明でもあったように、AmazonやYouTubeなどが採用していることからもわかるように、PythonおよびDjangoはクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションといったサイバー攻撃に対してもセキュリティがしっかりとしています。

汎用性が高く開発の幅が広い

 先ほど紹介した通り、フルスタック・フレームワークなので、豊富な機能が搭載されており、少ないコードの記述で高品質なアプリを簡単に作れるのも特徴です。

他のPythonのフレームワークとの違い

Djangoは、他のフレームワークとはどう違うのでしょうか。

フレームワークは用途に応じて開発されているため、「なんでもDjangoを使っていれば問題ない」というわけではありません

代表的なフレームワーク2つとの比較をしながら、それぞれの特徴の紹介までしていきます。

案件に合ったフレームワークを選んでいきましょう。

 

Django Ruby on Rails Flask
対象 Webアプリケーション

Webサイト

WebAPI

Webアプリケーション

ECサイト

スクレイピング

Webシステム全般
特徴 高度なWebアプリケーションに対応している 日本人が作成したシステムのため、資料や解説など、日本語の記事が比較的多い 必要最低限な機能しかないので学びやすい
代表的サービス YouTube

Instagram など

クックパッド

Gunosy など

小規模案件
難易度 難しい 易しい 易しい
将来性 高い 低い 低い
想定開発規模 大規模 小規模 小規模

 

Ruby on Rails

 Ruby on RailsとはRubyというプログラミング言語に使用するフレームワークで主に中規模のWebアプリケーションの開発プロトタイピング、スタートアップ企業のプロジェクトに採用されています。

特徴としては開発速度が早く手軽に始められるというところです。
しかし、その特徴から大規模なアプリケーション開発などには不向きなため注意が必要です。

Flask

FlaskとはPythonで使用するフレームワークで小規模なプロジェクトに向いています。
Djangoのようなフルスタックフレームワークではないので、自分で実装する自由などが特徴です。

そのため、アプリ開発を学ぶのに最適と言ってもいいかもしれません。
まずは、FlaskでPythonを使うことに慣れてから、Djangoを学ぶのもいいかもしれません。

Djangoフリーランスの年収

フリーランスで案件を取得する場合の多くは単価での契約になります。
ここでは、平均的な単価と推定年収を紹介します。

 

経験年数 単価 推定年収
1年未満 30〜35万円 400〜450万円
1〜2年 35〜40万円 450〜500万円
2〜3年 45〜60万円 600〜750万円
3〜5年 65〜80万円 800〜1,000万円
5年以上 80〜100万円 1,000万円以上

ここで紹介させて頂いているのはあくまで目安です。

単価のボリュームゾーンは70万円となっていることから、Djangoエンジニアの推定年収は800〜900万円くらいになるのではないでしょうか

もちろん、報酬が高額になるにつれてクライアントの要求も上がっていきますので、相応の知識と経験が必要になります。

Djangoの求人はどういうものがあるか

フリーランスとしてDjangoを活用することを考える際に、どういう求人情報があるかは気になると思います。

ここでは、Djangoの求人情報について、特徴を紹介していきます。

機械学習やWEBアプリ開発が多い

DjangoはWebアプリケーションのフレームワークであることから、Webアプリの開発案件が非常に多くあります。
また、AIシステムにも多く使われていることから、AIの案件も非常に多いです。
需要が多いことから、報酬の平均単価も高い傾向にあります。

他のプログラミング言語やフレームワークを併用する案件

PythonおよびDjangoだけでも数多くの案件があり、需要が高いことは上記で説明しましたが、AWSやMySQLといったクラウドやデータベースについての言語も覚えておくと幅が広がり、依頼が増える傾向にあります。

客先への常駐案件もあり

 フリーランスではあるものの、在宅勤務だけの案件があるわけではありません。
実際にクライアントの企業へ出入りし、そこに常駐して働く案件もあります。

しかし、常駐はしているものの、そこの社員ではないので、出勤スタイルなどはある程度自分のペースに合わせることができます。

また、常駐で作業をしていると日ごろの仕事への取組み方がクライアントから見えることになります。

そこで、仕事の成果が認められた際には、依頼されている以上の金額で正社員として勤務できないのかといった誘いが来ることもあります。

フリーランスがDjangoエンジニアになるために必要なもの

初心者がDjangoを使う際には、まず「何をすればいいのか分からない」という人も多いでしょう。
ここでは、Djangoを使う際に、どういう準備が必要になるのかを紹介していきます。
まずは開発環境を整備しないと始まらないため、参考にしてみてください。

Pythonをインストール

 https://www.python.org/

上記のPythonのホームページから最新バージョンの Python 「Latest Python 3 Release - Python 3.11.0」をダウンロードします。
その後は、保存したフォルダからソフトを開き、肯定的な選択肢を選べばインストールが完了します。

※Pythonのホームページは英語のためGoogle Chromeでアクセスし、日本語に翻訳して表示されると比較的わかりやすいです。

Djangoをインストール

Djangoをインストールするためには、まず仮想空間を使わなければなりません。
コマンドプロンプトを開き、pip install virtualenvを入力し、virtualenvをインストールします。

その後、Pythonのフォルダ内にvirtualenv env1をコマンドプロンプトで入力し仮想空間を作成します

そして、最後に同じくコマンドプロンプトでpip install djangoを実行してDjangoをインストールして完了です。

動作確認

まず、コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。

$ python

そうするとPython shellが起動します。

次にコマンドプロンプトで以下の情報を入力して、Djangoのバージョンを確認します。

>>> import django
>>> django.get_version()
'2.0.3'

1行目と2行目の「>>>」は、その後ろがPython shellに入力するコマンドであることを表しています。

3行目のように表示された場合は、Djangoが正常にインストールされています。

'2.0.3'は、インストールされているDjangoのバージョンが2.0.3という意味です。

エラーメッセージが表示されたときは、残念ながらDjangoが正常にインストールされていません。

Djangoのバージョンを確認したら、以下のコマンドを入力して、Python shellを終了しましょう。

初心者がDjangoを学ぶときはどうすればいいか

初心者がDjangoを学ぶときに、インターネットで調べるといろいろな知識が必要そうに見えると思います。

Djangoのみの知識は本や書籍で問題ない場合も多いですが、実際にWEBアプリケーションを作ってリリースするとなると、Django以外の知識も必要になってきます。

 

比較項目 動画学習 書籍/本 オンライン学習

スクール

特徴 どこでも勉強できる

種類が多くある

自分のペースできる

どこでも勉強できる

種類が多くある

自分のペースできる

プロが教えてくれる

どこでも勉強できる

おすすめの人 中級者

自己解決ができる人

中級者〜上級者

自己解決ができる人

初心者
費用感
メリット プロの授業を受講できる

実際に動かしているコードを見ながら勉強できる

ネットの情報などよりも信頼性が高い 質問ができる

就職サポート・案件獲得サポートがある

モチベーションが保ちやすい

デメリット 質問ができない

専門用語が理解しにくい

モチベーションを保ちにくい

質問ができない

専門用語が理解しにくい

モチベーションを保ちにくい

期間が決まっているので、時間の確保が必要

費用が高額

 

動画学習

おすすめ動画学習:Udemy

2000円〜学べる動画学習サイトです。
Pythonも一緒に学べる動画もあるので、自分の習熟度に合わせて選ぶことができます。思っていたのと違う場合30日以内なら返金保証があるのも魅力的です。

ただし、2000円〜になるのはセールの時なので、注意してください。通常価格は2万円以上します。セールは毎月やっているので、タイミングをみて購入してください。万が一自分の思っていたものと違う場合は30日以内なら返金もできますので、安心して利用できます。

書籍/本

おすすめ本:動かして学ぶ! Python Django開発入門

フルカラーで読みやすく、実際にサンプルを使いDjangoを学べるので、独学にはおすすめです。図解も多く、コードの解説も丁寧に書かれています
PythonやDjangoってどんなものなのかをより深く学ぶための導入としても使える書籍です。

オンライン学習スクール

おすすめオンラインスクール:SAMURAI ENGINEER

SAMURAIENGINEERには様々なコースがありますが、ここでは、フリーランスコースを紹介します。
フリーランスコースは専属の講師がついて、案件獲得までフォローしてくれます
また、フリーランスコースも24週間・36週間・48週間と3つのコース(期間)から選べる形です。
24・36週間は副業としてのフリーランス、48週間は専業としてのフリーランスを目指すコースとなっています。
コースを選ぶ際は自分の将来目指す場所を想定して選びましょう。 

まとめ

 冒頭にも記載した通り、昨今はAIなどの技術進歩の影響で、エンジニアの需要が高まっています。
一般的なサラリーマンは5年継続して勤務しても平均年収は400万〜500万くらいです。
また、働き方も会社に縛られる形になります。
しかし、フリーランスのエンジニアに関しては5年以上PythonおよびDjangoを使用しての勤務で倍以上の1000万円を稼ぐことも夢ではありません。
企業のエンジニアでも一般的なサラリーマンの倍はもらえるケースが多いです。
エンジニア不足とはいえ、副業で始める方も増えてきており、分母は確実に増えています。
実績を作り、安定した収入を得るためにも早い段階からPythonおよびDjango の勉強を始めることをおすすめします。