Node.jsは近年注目を集めているプラットフォームです。
今回はNode.jsの利用をより効率化させるフレームワークを10種ご紹介します。
10種ともそれぞれ特徴やメリットが分かれるため、プログラミングに1番有効な構成を選ぶことが大切です。
Node.jsのフレームワークの選び方についても詳しく解説いたしますので、ぜひご覧ください。
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そもそもNode.jsとはなに?
Node.jsとはJava Scriptをサーバー側で動かすことを可能にしたプラットフォームのことを指します。
Java ScriptはWEBページを作る際のプログラミング言語の中でも特に利用者数の高いメジャーな言語です。
しかしJava Scriptはサーバー上で動作させることができないのが、致命的なデメリットでした。
Node.jsを使うことでJava Scriptをサーバー上で動作させられるプラットフォームになります。
【注意】Node.js自体はフレームワークではない!
Node.js自体はフレームワークではなく、プラットフォームになります。
プラットフォームはサービスやシステムなどを提供したりカスタマイズする環境自体を指します。
しかしフレームワークは、アプリケーション等の枠組みです。
Node.jsはJava Scriptをサーバー上で動作させるための環境を指すため、開発するシステムの土台にはできません。
そのためNode.jsの使用に不安がある場合は、専用のフレームワークを新たに使うことをおすすめします。
2023年版おすすめNode.jsフレームワーク10選
ここからはおすすめのNode.jsフレームワークを10個ご紹介します。
各フレームワークによって特徴やメリットがちがうため、自身のシステムで運用しやすいものを利用しましょう。
- Koa.js
- Fastify
- Express.js
- Adonis.Js
- Sails.js
- Meteor.js
- Total.js
- Derby.js
- LoopBack.js
- NestJS
ここから10個のフレームワークについて詳しくご紹介しますので、ぜひお役立てください。
これからNode.jsの利用を検討している方には知って起きたい情報ばかりでしょう。
Koa.js
Koa.jsはExpress.jsのチームが開発したフレームワークで、構成がシンプルかつ高い拡張性が特徴です。
generator・async/awaitなどの非同期処理に関する機能があるため、開発に役立てる要素が多いメリットがあります。
またKoa.jsは異なるなるブラウザで動作させるスクリプトやメソッドを採用しているため、システムの開発の際もExpress.jpより使いやすくなったようです。
MVCアーキテクチャパターンも採用されているため、フレームワークひとつでプログラミングを組むことも可能です。
Fastify
Fastifyは実行速度が速いフレームワークで、Node.jsの中でも最速スピードなのが大きな特徴です。
バリデーション機能が標準搭載されていることから、プログラムの検証も行ってくれます。
FasifyはExpress.jsに影響を受けて作成されたフレームワークのため、これまでNode.jsのフレームワークを利用したことがある方なら使いやすいでしょう。
しかし未だ日本語のドキュメントの数が少ないため、使用経験が浅いエンジニアの方は注意が必要になります。
Express.js
Express.jsは2010年に正式にリリースされたフレームワークで、MITライセンスの下で開発されました。
MVCアーキテクチャパターンがフレームワークに採用されていることから、アプリケーションの開発もExpress.jsひとつで完結します。
またREST APIフレームワークとしても利用できるなど、多機能かつ拡張性が高いのがメリットです。
日本語ドキュメントも多いことから、初めてNode.jsを利用する方はExpress.jsの利用を検討しましょう。
Adonis.Js
Adonis.JsはフルスタックWEBアプリケーションかつ、マイクロAPIの開発が可能なフレームワークです。
標準搭載の機能が非常に多機能なため、複数のシステム開発を行うエンジニアにおすすめになります。
またORMのサポートも行えることから、データベースの操作を行う際もスムーズ完結できるでしょう。
フレームワークで出来る機能は多種多様にありますが、基本はシンプルな構成のため初心者でも扱い安kなっています。
Sails.js
Saills.jsはデータ稼働型(データドリブン)のAPIで構成されたフレームワークです。
またREST APIが採用されているため、WEBアプリなどの開発も可能になります。
コードの記法はRubyに似たものになるため、Rubyを使用したことがある方ならスムーズに扱えるでしょう。
Nest CLIという専用のコマンドラインも搭載されていることから、APIなどの作成も簡単にできるのも特徴のひとつになります。
Meteor.js
Metor.jsはフルスタックオープンソースのフレームワークです。
アプリの階層全体のためにより単純な形で作られたプラットフォームが搭載されていることから、Java Scriptひとつでアプリの開発が可能になります。
また日本語ドキュメントが豊富なことから、初心者でも使いやすいフレームワークのひとつです。
大規模なシステム開発にも対応できるフレームワークなのも大きなメリットになります。
Total.js
Total.jsはメンテナンスがほとんど必要のないフレームワークなのが特徴です。
EmberやMongDbなどのデータベースシステムとの相関性もとれるため、幅広いシステムに対応しています。
またMVCアーキテクチャを採用していることから、役割を分割して開発できるだけでなく保守性の高い運用が可能です。
REST fullなルーティングメカニズムをサポートしてくれるため、初心者でも使いやすいフレームワークになります。
Derby.js
Derby.jsはサーバーとクライアントとのシームレスな同期が可能なフルスタックフレームワークです。
そのためプラウザーやサーバー、データベースの間で自動的に同期が出来る機能を搭載しています。
さまざまなアプリケーションとの同期も行えることから、幅広いシステム開発にも活用されているのが特徴です。
オフラインでの開発にもサポートされているので、エンジニアのプログラミングも非常にスムーズに行えるでしょう。
LoopBack.js
LokBack.jsはREST APIを高速作成できるフレームワークです。
専用のCLIによる実行速度の短縮が可能で、コーディングの量を減らすことができるのが大きなメリットになります。
またREST APIのオンラインドキュメントを自動的に生成するSwaggerが標準搭載されています。
そのまま作成した後のAPIをそのまま共有できるため、エンジニアの使い勝手の良いフレームワークと言えるでしょう。
NestJS
NestJsはType Scriptが使用できるフレームワークで、型付けが非常に強いのが特徴です。
また専用CLIというコマンドラインも用意されていることから、アプリケーションの開発時間を短縮できるためスムーズなシステム開発が叶います。
またNestJSはExpress.jsのアーキテクチャをそのまま利用できることから、初心者の方でも利用しやすい構成になっています。
Node.jsのフレームワークを選ぶ際のポイント
ここからはNode.jsのフレームワークを選ぶ際のポイントを5つご紹介します。
はじめてNode.jsを利用する方は、フレームワークを選ぶ際のポイントを理解しておくことでシステム開発に適したものを選べるでしょう。
- 目的に沿ったフレームワークか
- トレンドの技術を用いているか
- 汎用性やカスタマイズ性は高いか
- 習得が簡単か
- 将来性が期待できるか
5つのポイントについて詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
目的に沿ったフレームワークか
フレームワークを選ぶ際は開発するシステムに役立てる目的にそったものかをポイントにしましょう。
Node.jsのフレームワークはそれぞれ特徴が変わり、搭載されている機能も変わってきます。
そのため作成するアプリケーションに1番有効かつ効率化できるものを選びましょう。
トレンドの技術を用いているか
Node.jsのフレームワークを選ぶ際は、トレンドの技術を用いているかも確認するポイントになります。
各フレームワークは開発された年月が違うことから、搭載されている技術が古いものも中にはあります。
Express.jsなどは初心者におすすめのフレームワークになりますが、作成するシステムによってはより高度な技術が搭載されているものを選ぶといいでしょう。
汎用性やカスタマイズ性は高いか
フレームワークによっては、汎用性やカスタマイズ制が高いものもあるので、初めてNode.jsのフレームワークを使用する際の選ぶポイントにするといいでしょう。
例としてExpress.jsやTotal.jsはカスタマイズ性に優れているため幅広いアプリケーションやシステム開発に対応しています。
多種多様なシステム開発を行いたい方は、汎用性やカスタマイズ性も重要なポイントになることを覚えておくといいでしょう。
習得が簡単か
Node.jsのフレームワークを選ぶ際は、学習コストが低いかや初心者でも習得できるかを選ぶ際のポイントにするといいでしょう。
フレームワークによっては搭載されている機能が、高度なプログラミング向けに用意されたものもあります。
初心者には使いにくいフレームワークもあるため、初心者の方はドキュメント情報が豊富なものを選ぶなどするのがおすすめです。
将来性が期待できるか
Node.jsは近年さまざまなフレームワークが開発されています。
今後も新しいフレームワークが開発される可能性が高いことから、現状すでにあるフレームワークを使う場合は将来性が期待できるものを選びましょう。
特に世界各国で利用者数の多いフレームワークなら、今後も使用される可能性が高いためおすすめです。
まとめ
今回はNode.jsのフレームワークについて解説いたしましたがいかがでしたか?
Node.jsはJava Scriptをサーバー側で動作を可能にさせるプラットフォームです。
利便性の高いプラットフォームのため将来的にも、需要が高まる可能性があります。
そのため、Node.jsの使用をより効率化させるフレームワークも人気を博しています。
今回ご紹介した10種はどれも世界各国で使用されているものばかりです。
エンジニアのシステム開発の構成に合わせて、適切なフレームワークを選びましょう。