「VBAにフレームワークはあるのか」
「VBAのエンジニアに必要なスキルは何か」
VBAについて上記のように疑問を持つ方は多いです。
VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoft Officeのアプリケーションで主に利用されるプログラミング言語です。
Microsoft製品をより効果的に使うために欠かせないプログラミング言語であり、VBAを使用する開発現場もあります。
需要があるVBAですが、VBAを使って効率的に開発するためのフレームワークについて知らない方も多いでしょう。
今回の記事では、VBAで使われるフレームワークやVBAエンジニアに必要なスキル、主な仕事内容などについてお伝えしていきます。
この記事を読めば下記ポイントについて理解できます。
- VBAではExcel VBA FrameworkやVbaUnit、VB Lite Unitなどのフレームワークが人気である
- VBAエンジニアとして活躍するためには、プログラミングや現場での開発経験だけでなく、高いコミュニケーションスキルが求められる
- 仕事内容はデータのリスト化やスクレイピング、システム開発などが多い
VBAのフレームワークや仕事内容などについて理解し、自身のキャリアを考える際の参考にしてみてください。
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VBAで使われるフレームワーク
VBAで使われるフレームワークは主に下記3つです。
- Excel VBA Framework
- VbaUnit
- VB Lite Unit
VBAには複数のフレームワークがありますが、便利な機能や開発のしやすさからExcel VBA FrameworkやVbaUnit、VB Lite Unitなどが人気です。
開発したいプロダクトやプロジェクト内容によってフレームワークの種類は変わるため、自分の状況に合わせて適切なフレームワークを選択するようにしましょう。
Excel VBA Framework
Excel VBA Frameworkは、Excel上でVBAを使用する際に便利な機能や設計パターンを提供するフレームワークです。
ソースコードの構造化や保守性の向上、再利用性の確保などをサポートするため、より効率的な開発が可能になります。
また、Excel VBA Frameworkは、一貫性のあるコーディングスタイルやベストプラクティスを導入するため、プログラムやプロダクトの品質を向上させます。
さらに、エラーハンドリングやログ出力などの一般的な機能を提供し、開発プロセスがスムーズになるでしょう。
VbaUnit
VbaUniは、VBAにおけるユニットテストフレームワークです。
ユニットテストは、個々の関数などが期待どおりの結果を返すか確認するためのテスト手法であり、品質向上やバグの早期発見に役立ちます。
VbaUnitは、VBAプロジェクト内のプログラムに対してテストを自動化するための機能を提供しており、テストケースや期待値の設定、テストの実行などを通じてテスト業務を効率よく進めやすいです。
VbaUnitの利用する場合、VBAプロジェクトの構造化やモジュールの分割など、テスト可能なソースコードを書く必要があるため、プログラミングスキルが求められます。
VB Lite Unit
VB Lite UnitもVBAで使用されるユニットテストフレームワークであり、テスト業務を迅速に進めるために役立ちます。
シンプルなインターフェースと柔軟な機能を備えており、簡単にテストケースを作成し、テストの実行までスムーズに進められます。
また、テストケースの作成や期待値の定義、テスト結果の報告などをサポートするため、バグの発見と修正が比較的簡単です。
VB Lite Unitの利用にはフレームワークに従ったソースコードが必要ですが、慣れるとテスト業務をスムーズに進められるため、VB Lite Unitは多くの開発案件で重要視されています。
VBAのエンジニアとして活躍するために必要なスキル3選
VBAのエンジニアとして活躍するために必要なスキルは主に下記3つです。
- VBAを使ったプログラミングに慣れている
- ITエンジニアの開発経験がある
- コミュニケーションスキルが高い
VBAを使ったプログラミングだけでなく、実際に開発現場で開発した経験があれば、スムーズに業務を進められるため、VBAエンジニアとして活躍しやすいです。
また、VBAの開発案件はチームで活動する場合がほとんどであり、クライアントと接する機会も多いため、高いコミュニケーションスキルが求められます。
VBAを使ったプログラミングに慣れている
VBAのエンジニアとして活躍するためには、VBAを使ったプログラミングに慣れている必要があります。
VBAは独自の文法や機能を持つプログラミング言語であり、特性を理解し、効果的に活用するスキルが必要です。
VBAの基本構文やオブジェクト指向、変数、配列の使い方などについて深く理解し、VBAを使ったプログラミングに対して自信を持つことが重要です。
また、プログラミングに慣れている人材であれば、効率よくシステムなどを開発できるため、プロジェクトをスムーズに進められます。
ITエンジニアの開発経験がある
VBAのエンジニアとして活躍するためには、ITエンジニアとしての開発経験も役立ちます。
VBAを使った大規模なプロジェクトや複雑なシステム開発の案件も多く、開発のベストプラクティスや業務の進め方などに関する知識が現場で求められます。
ITエンジニアとしての開発経験があれば、スムーズに案件に参画できるため、他のエンジニアやクライアントからの評価が高まります。
また、実績があれば高単価案件を獲得しやすく、VBAエンジニアとして高年収も期待できるでしょう。
コミュニケーションスキルが高い
VBAのエンジニアとして活躍するためには、コミュニケーションスキルが高い必要もあります。
VBAの開発案件は、他のエンジニアやクライアントとのコミュニケーションが必要な現場が多いです。
特に、技術的な質問があった場合、周りのエンジニアに疑問点を分かりやすく伝え、求めていた回答を得る必要があるため、質問力や傾聴力などが求められます。
また、開発業務ではクライアントの要望や課題を正確に把握する必要があり、VBAエンジニアとして活躍するためには高いコミュニケーションスキルが重要です。
VBAエンジニアの仕事内容
VBAエンジニアの仕事内容は主に下記3つです。
- データのリスト化やグラフ作成を行う
- スクレイピングを行う
- システムの開発をする
VBAを使えば簡単にデータのリスト化やグラフ作成ができるため、スキルがあれば関連する案件を受注できます。
また、スクレイピングやシステム開発をVBAで行う案件もあり、フリーランスとして稼ぐためにはより高いスキルが必要です。
データのリスト化やグラフ作成を行う
VBAを使えば、データ集計が簡単にできるため、データのリスト化やグラフ作成などの仕事は多いです。
企業だけでなく個人でも大量のデータを扱っている場合が多く、データの整理や可視化の需要は高いです。
VBAを使用すれば、Excelや他のOfficeアプリケーションを活用してデータをリスト化し、必要な情報を簡単に抽出できます。
また、抽出したデータをもとにグラフを作成すれば、データの傾向や関係性を視覚的に表現し、意思決定や報告に役立ちます。
フレームワークを活用して効率的に開発を行う案件もあるため、データのリスト化やグラフ作成に関わるVBAの幅広い案件に挑戦できるでしょう。
スクレイピングを行う
VBAエンジニアの仕事として、スクレイピングと呼ばれる技術を活用し、Webサイトから情報を収集する業務もあります。
企業や組織にとってデータは重要な情報源であり、インターネット上から必要な情報を抽出するスクレイピングの需要は高いです。
VBAを使用すれば、WebページのHTMLやAPIからデータを取得し、マーケティングや経営判断などに必要な情報を簡単に抽出できます。
スクレイピングにはWebの基礎知識やHTTPリクエストの理解が必要ですが、知識があれば案件を獲得しやすいため、VBAエンジニアとして活躍できるでしょう。
システムの開発をする
VBAエンジニアの仕事として、簡単なシステムの開発も挙げられます。
VBAエンジニアは、企業や組織のニーズを理解し、企業や組織の業務プロセスを効率化するためのシステムを開発します。
システムの開発には、VBAの基礎だけでなく、プログラミングやアルゴリズムの理解、データベースの操作、外部システムとの連携などに関する知識が必要です。
また、フレームワークを活用して効率よく開発業務を進める現場も多いため、幅広い知識や経験が求められます。
VBAの案件探しにおすすめのサービス4選
VBAの案件探しにおすすめのサービスは主に下記4つです。
エージェントサービスや案件紹介サイトでは、自分の希望条件に合わせて案件を探しやすいです。
希望の勤務条件や単価などを自分で整理し、条件に満足できる案件を見つけて獲得し、VBAのスキルを活かして稼いでいきましょう。
xhours
xhoursは、エンジニアとエンジニアを探している企業・個人とを結びつける案件マッチングサービスを提供しています。
案件の応募や企業とのやり取りを全て無料で実施できるため、手軽にVBAの案件を探し始められます。
また、キーワード検索や開発言語、希望単価などで絞り込み検索ができるため、VBAを使ったシステム開発などの案件を探しやすいでしょう。
シンプルなUIで分かりやすいWebサイトとなっており、案件を自分で探した経験があまりない方にもおすすめのサービスです。
pe bank
pe-bankはフリーランスエンジニア向けの案件紹介のサービスを提供しており、VBAのスクレイピングやシステム開発などの案件を探しやすいです。
案件獲得のサポートだけでなく、フリーランスエンジニアとして活動する際に重要な確定申告のサポートや福利厚生の制度があります。
また、資格取得の受験料支援やITセミナーの受講支援など、エンジニアとして活躍するために必要なサポートも充実しています。
案件数も多いため、VBAのフレームワークを使用する案件も見つけられるでしょう。
クラウドテック
クラウドテックでは、ITエンジニアなどのITフリーランスを中心にしたエージェントサービスを提供しており、VBAの案件を見つけやすいです。
クラウドワークスが母体であるクラウドテックでは、IT系の案件が幅広く紹介されています。
エージェントから紹介される案件は審査を通過した優良案件が多いため、自分の希望条件に合わせて満足度の高い案件に挑戦できるでしょう。
また、クラウドテックで案件を獲得した人の約9割がリモート勤務となっており、フルリモートで働きたいVBAのエンジニアにおすすめのサービスです。
フリーランススタート
フリーランススタートはエージェントサービスを一括比較できるため、豊富な数の案件から自分に合った案件を探しやすいサービスです。
フリーランススタートでは、プログラミング言語や職種、単価など様々な条件を設定して簡単に案件探しを進められるため、初心者でもVBAに関する案件を見つけられます。
また、開発やテストなどの技術力が求められる案件だけでなく、フレームワークの知識が必要な案件など、紹介されているVBAの案件は幅広いです。
高単価案件も多く掲載されており、VBAの案件を獲得して稼げるでしょう。
VBAの需要はこれからもある
今回の記事では、VBAで使われるフレームワークやVBAエンジニアに必要なスキル、主な仕事内容などについてお伝えしてきました。
多くの企業や組織でMicrosoft Office製品が利用されており、自動化やカスタマイズの需要は高まっているため、VBAは将来性のあるプログラミング言語です。
VBAはフレームワークも多く、便利な機能や開発のしやすさからExcel VBA FrameworkやVbaUnit、VB Lite Unitなどが人気です。
また、VBAはスクレイピングやシステム開発などの案件における需要が高く、スキルや実績があれば案件を獲得できます。
プログラミングや開発現場での経験、コミュニケーションスキルなどを高めていき、活躍できるVBAエンジニアを目指していきましょう。