「SQLのスキルってエンジニアに必要?」
「データのやりとりならできるけど、他はちょっと難しい…」
このように、SQLの習得に対してあまり積極的になっていない方もいるのではないでしょうか。
SQLは、データベースを操作するための言語です。
世の中にあるシステムの多くは、データベースを使っています。
そのため、SQLスキルのレベルによって、エンジニアとしての仕事の幅が変わってしまうでしょう。
そこで今回の記事では、エンジニアとして活躍したい方に向けて、SQLに関する下記の内容についてお伝えします。
- 概要
- SQLを使うエンジニアの仕事
- できること
- 学習方法
- 活躍するためにすること
この記事を読めば、SQLやデータベースの知識を深めることが、エンジニアとして活躍するための1つの方法だとわかるでしょう。
エンジニアとして活躍したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
気になる内容をタップ
SQLとは
SQLは、1974年に誕生した、関係データベース(RDBMS)を操作するための言語です。
「Structured Query Language」の略で、直訳すると「構造化された(Structured)問い合わせ(Query)言語(Language)」となります。
SQLのスキルがあるエンジニアは、市場価値が高くなるでしょう。
なぜなら、SQLは多くの開発現場で必須となる言語だからです。
エンジニアに必須のスキルであるSQLは、下記の3種類に分類されます。
- DDL(データ定義言語)
- DML(データ操作言語)
- DCL(データ制御言語)
それでは、3種類のSQLについて順に解説していきます。
DDL(データ定義言語)
DDL(Data Definition Language)は、データベースの構造や関係を定義する言語です。
DDLの命令を下記に示します。
命令 | 説明 |
---|---|
CREATE | オブジェクト(データベースやテーブル)を作成する |
JOIN | テーブルとテーブルを結合する |
DROP | オブジェクトを削除する |
ALTER | オブジェクトの定義を変更する |
TRUNCATE | すべてのデータを削除する |
これらのSQLは、データベースを構築するときに使うことが多いです。
チームでシステムを開発している場合、データベース構築は誰か1人がやってくれれば完了します。
そのため、プログラマーはデータの操作をするSQLだけ使えれば、開発を進めることは可能でしょう。
DDLを実行するのは、チームのなかでもデータベースやSQLに関する専門知識レベルが高い人が多い傾向です。
DML(データ操作言語)
DML(Data Manipulation Language)は、データベースのデータを操作する言語です。
DMLの命令を下記に示します。
命令 | 説明 |
---|---|
SELECT | データを検索する |
INSERT | データを挿入する |
UPDATE | データを更新する |
DELETE | データを削除する |
これらはデータを扱うための命令文なので、SQLを習得したてのエンジニアの多くは、このDMLを使用するシーンが多いでしょう。
データのやりとりに必要となる最低限の処理は、DMLを覚えられれば実現できます。
未経験者であれば、まずはここから覚えると良いでしょう。
DCL(データ制御言語)
DCL(Data Control Language)は、データにアクセスする権利を制御する言語です。
DCLの命令を下記に示します。
命令 | 説明 |
---|---|
BEGIN | トランザクションを開始する |
COMMIT | トランザクションを終了(確定)する |
ROLLBACK | トランザクションを取り消す |
GRANT | ユーザー権限を付与する |
REVOKE | ユーザー権限を削除する |
これらは、データのやりとりには直接的には関係しませんが、知らないと影響が大きい命令文です。
とくに、トランザクションについては、SQLを使うすべてのエンジニアが理解することが望ましいでしょう。
SQLを使うエンジニアの仕事とは
データベースのあるシステムを開発するエンジニアであればSQLに触れる機会はあります。
なかでも、下記のエンジニアはSQLを使う機会が多いでしょう。
- データベースエンジニア
- サーバサイドエンジニア
- データサイエンティスト
- 開発現場にいるすべてのエンジニア
それでは、各エンジニアの仕事について解説していきます。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、システム開発においてデータベースに関係する様々な工程を担当するエンジニアです。
データベースエンジニアの主な仕事には、下記の3つがあります。
- データベース設計・開発
- データーベース管理
- データベース保守・運用
それでは、データベースエンジニアの仕事について順に解説していきます。
データベース設計・構築
システムの要件やクライアントのニーズに合わせて、データベースの設計をします。
まずは、どのようなデータベース製品を使用するのが良いかを考えることが必要です。
そして、システムを作るうえで必要なテーブルの構成などを考えます。
論理的なテーブル構造が設計できたら、次はデータベースの構築です。
データベースを構築するとき、テーブル作成などのシーンでSQLを使うでしょう。
データベース管理
データベース管理では、稼働中のデータベースが円滑に使えるように、効率化や最適化をするのが仕事です。
そのために、パラメーターの設定を見直したり、SQLのチューニングをしたりします。
データの流出などの心配がない、安全なデータベース運用のために、セキュリティ対策を担当する場合もあるでしょう。
データベース保守・運用
データベース保守・運用では、データのバックアップやアクセス権の管理をします。
また、障害などのトラブルが発生した場合には、原因調査や対策をするのも仕事です。
データベースのバックアップや調査のときには、SQLを使うことが多いでしょう。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、ビッグデータを分析するのが主な仕事です。
必要な情報を集めたあと、それを取り出し分析して、傾向を見つけます。
データサイエンティストは、データの抽出や集計をするときにSQLを使用することが多いでしょう。
サーバーサイドエンジニア
サーバーサイドエンジニアは、システム開発のなかでも、主にサーバーに関する設計・開発・テストの工程を担当するエンジニアです。
サーバーの種類は、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーなどといった様々なものがありますが、なかでもデータベースサーバーを扱うときにSQLのスキルが必要になります。
開発現場にいるすべてのエンジニア
WebシステムでもWindowsアプリケーションでも、データベースを使うものは非常に多いです。
データベースにデータが入っているなら、SQLを使ってデータのやりとりをする必要があります。
サーバーサイドエンジニアに限らず、開発現場の多くのエンジニアにとって、SQLは必要となる言語です。
SQLでできることとは
SQLでできることは下記のとおりです。
- データの抽出・整形
- データ基盤・データベース構築
- データ分析・可視化
それでは、順に解説していきます。
データの抽出・整形
多くのエンジニアがSQLを使っておこなうのが、データの抽出や整形です。
データベースから必要なデータを取り出すためには、SLQで条件を指定して抽出します。
また、複数のテーブルのデータを結合して抽出することも、頻繁にあるでしょう。
これらの操作は、SQLの基本を覚えてしまえば、それほど難しくはありません。
データ基盤・データベース構築
SQLを使えば、データの操作だけでなく、データベース自体の操作もできます。
データベースエンジニアの設計業務でおこなうような、テーブル作成などといったデータベースそのものの構築も、SQLを使えば可能です。
データ分析・可視化
ビッグデータを解析する場合や、AIなどのデータを分析する際には、SQLを使うことがあります。
夜間バッチなどでデータをコピーして必要な情報を抜き出すのは、非常に面倒でデータの鮮度(リアルタイム性)も欠けてしまうのが欠点です。
そこで、SQLで条件を指定してデータを抽出すれば、面倒なデータ同士の関連付けが簡単にできたり、その都度必要な分だけ取得したりできます。
また、BIツールの知識が必要となる場合もあるでしょう。
エンジニアがSQLを習得するメリット
エンジニアがSQLを習得するメリットは下記のとおりです。
- 副業に向いている
- 国際規格のためどの分野でも役立つ
- データ抽出が自分でできるので作業効率が上がる
- キャリアの幅が広がる
それでは、それぞれのメリットについて順に見ていきましょう。
副業に向いている
SQLを習得しているエンジニアは、副業にも有利になります。
なぜなら、SQLが使えれば、データの検索や登録・更新・削除などのシステムに欠かせない処理を作ることができるからです。
データベースを利用するシステムは非常に多く、副業の案件も見つけやすいでしょう。
SQLの副業について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
国際規格のためどの分野でも役立つ
SQLは、国際標準化規格(ISO)により標準化されています。
要するに、どこでも通じる共通言語ということです。
データベース製品により若干の違いはありますが、ベースの仕様は共通しています。
そのため、データを扱う仕事をする場合は、どの分野でも役立つスキルです。
様々な分野で活躍できるエンジニアを目指すなら、SQLを習得することはメリットとなるでしょう。
データ抽出が自分でできるので作業効率が上がる
SQLを習得していれば、欲しいデータをすぐに手に入れることができます。
様々なデータを使って試行錯誤しながら分析する場合、データを抽出して分析、また別のデータを抽出して分析、というように、何度もデータの抽出を繰り返す場合があるでしょう。
SQLを使って条件を指定してデータを自分で抽出できれば、作業効率が格段にあがります。
キャリアの幅が広がる
SQLを習得しているエンジニアは、キャリアの幅が広がります。
なぜなら、SQLは様々なシステム・様々な業界で求められるスキルだからです。
学習コストは低く、多くの分野で使われているため、習得しない手はありません。
SQLのスキルを活かせる場所はたくさんあるので、キャリアアップを狙う場合にも役立つでしょう。
エンジニアの必須言語!SQLの学習方法
エンジニアにとって、SQLの習得は活躍の場を広げるためのひとつの方法です。
SQLの学習方法について3つご紹介します。
- 書籍で学習する
- Webサイトで学習する
- プログラミングスクールに通う
それぞれの学習方法について、詳しく見ていきましょう。
書籍で学習する
SQLの構文の基本ルールを学ぶなら、書籍を使うのがおすすめです。
ただし、書籍では実際にSQLを使って実践することはできません。
他のプログラミング言語と同様に、書籍を使って基礎を理解したら、実践に移りましょう。
SQLの学習におすすめの書籍は下記のとおりです。
- SQL 1年生のための入門の入門書!これだけわかればなんとかなる!(著者:坂下夕里、出版社:翔泳社)
- すらすらと手が動くようになる SQL書き方ドリル(著者:羽生章洋,和田省二,菅井大輔、出版社:技術評論社)
- スッキリわかるSQL入門 ドリル222問付き!(著者:中山清喬,飯田理恵子、出版社:インプレス)
- [データベースの気持ちがわかる]SQLはじめの一歩(著者:朝井淳、出版社:技術評論社)
「SQL 1年生のための入門の入門書!」「すらすらと手が動くようになる SQL書き方ドリル」は、パソコンを使って、実際にSQLを実行しながら学習する仕組みになっています。
「スッキリわかるSQL入門 」もドリルを使ってアウトプット学習することが可能です。
「[データベースの気持ちがわかる]SQLはじめの一歩」は、ただSQLが書けるようになるだけでなく、書かれているSQLを見て「このSQLはなにをしているのか」を理解することをテーマとしています。
Webサイトで学習する
Webサイトで学習すれば、環境構築などの手間をかけずに学習することが可能になります。
また、正解かどうかの判断もしやすいでしょう。
SQLの学習におすすめのWebサイトは下記のとおりです。
「TRYCODE」では、動画を見ながら問題を解く「一緒に解くモード」と、どんどん自分でチャレンジできる「演習するモード」があります。
学習が進んでも、自身のレベルに合わせてモードを変えれば、長く利用できるでしょう。
「SQL攻略」は、動画ではなく記事を見ながら学習したい人におすすめのサイトです。
一通り記事を読んだら、実践することもできます。
プログラミングスクールに通う
SQL自体はプログラミング言語ではありませんが、プログラミングスクールで学ぶことができます。
独学とは違い、スクールを利用すればわからない箇所を講師に質問することもできるので、挫折する可能性が低くなるでしょう。
受講方法は、通学式とオンライン式があるので、自身の生活に合わせて選択が可能です。
通学式の場合はモチベーションが下がりにくいメリットがあり、オンライン式の場合は時間の都合がつけやすいメリットがあります。
学習終了後に、どのレベルになっていたいのかを考え、目的に合ったスクールを選ぶことも大きなポイントです。
SQLを使うエンジニアが活躍するために理解しておくべきこと
SQLを使うエンジニアはSQLの構文だけでなく、下記についても理解しておくことで、トラブルの起こりにくいシステムを作ることができるでしょう。
- トランザクション
- SQLインジェクション
それでは、順に解説していきます。
トランザクション
SQLを使うエンジニアの多くは、DMLである「SELECT(検索)」「INSERT(挿入)」「UPDATE(更新)」「DELETE(削除)」なら使いこなすことができるでしょう。
しかし、トランザクションを理解することでより高度なシステムを開発することが可能です。
トランザクションとは処理の単位で、トランザクションの開始命令「BEGIN」から終了命令「COMMIT」までの処理を1セットとして考えます。
トランザクションの例
たとえば「Aさんの口座からBさんの口座に3,000円を振り込む」場合を例に、口座残高に注目して説明します。
処理をする前の口座残高が、下記の金額という前提で進めます。
Aさん:50,000円
Bさん:20,000円
この処理を分解すると、下記のとおりです
①Aさんの口座から3,000を引く
②Bさんの口座に3,000円足す
①②の処理を1つのトランザクションとして処理すると、処理後の口座残高は下記のようになります。
Aさん:47,000円(3,000円減った)
Bさん:23,000円(3,000円増えた)
想定通りの結果ですね。
では、トランザクションの概念なしで2つの処理を別々に実行した場合はどうなるでしょう。
①の処理は成功して、②の処理は何らかのトラブルで失敗した場合、口座残高は下記のようになります。
Aさん:47,000円(3,000円減った)
Bさん:20,000円(残高は変わらない)
Aさんから引かれた3,000円がBさんの口座に入らず、どこかに消えてしまいました。
これで、トランザクションの重要性がわかったのではないでしょうか。
なお、①②の処理を1つのトランザクションとして処理したときに、さきほどと同様に②の処理が失敗した場合は、ROLLBACK(トランザクションの取消し)をするので、①の処理もなかったことになります。
結果として、処理前の口座残高の状態になるということです。
SQLインジェクション
SQLインジェクションとは、セキュリティ上の問題の1つです。
たとえば、WebサイトのログインページでユーザーIDとパスワードを入力する欄があるとします。
本来であれば、正しいユーザーIDとパスワードがわからなければ、ログインすることはできません。
しかし、SQLインジェクションの対策をしていないサイトでは、誰でもログインできてしまう可能性があります。
パスワードをしらない人がログインできてしまう方法は、ユーザーIDに正しい値を入力し、パスワードには「' OR 1=1」と入力するだけ。
ログインチェックのSQLを実行するときに、1=1(1という数字が1であれば良いので、要するに何でもOKということ)であればチェックOKになってしまうのです。
SQLインジェクションの対策をしていれば、このような問題は発生しません。
SQLを使うエンジニアが活躍するために努力すること
SQLを使うエンジニアがさらに活躍するためには、下記のことをすると良いでしょう。
- データ分析を極める
- セキュリティの知識を深める
- データベース製品の知識を深める
- 資格を取る
それでは、順に解説していきます。
データ分析を極める
Pythonや統計学などを学んでデータ分析のスキルを極めると、希少価値の高いエンジニアになれるでしょう。
近年のIT業界では、ビッグデータを扱う需要が非常に多い傾向があります。
ただSQLが使えるだけのエンジニアでは、データ分析の必要なAIなどの最新技術分野では活躍できません。
SQLを使ってデータを抽出し、それを「分析」する力が必要になります。
まずは、比較的難易度の低いPythonを習得し、そのあと統計学にまつわる知識を身につけられると良いでしょう。
セキュリティの知識を深める
データベースを扱ううえでとても大切なのは、大切なデータが流出するのを防ぐことです。
SQLインジェクションの対策はもちろん、あらゆるサイバー攻撃の対策をする知識を持つことは、エンジニアとしての市場価値が上がります。
セキュリティ専門のエンジニアでなくても、基礎レベルの知識は身につけておくと良いでしょう。
データベース製品の知識を深める
関係データベース(RDB)には、多くの製品があります。
代表的な製品は下記のとおりです。
- Oracle Database
- MySQL
- SQL Server
- PostgreSQL
それぞれの製品の特性を知って、データベース製品の選定に役立てると良いでしょう。
また、特性を理解することで、各種パラメータの適正値なども見極めやすくなります。
資格を取る
エンジニアが活躍する条件はスキルと経験がすべてですが、スキルを証明するために資格を取得すると良いでしょう。
SQLを使うエンジニアにおすすめの資格は下記のとおりです
- データベーススペシャリスト
- オラクルマスター
- OSS-DB技術者認定
それでは、それぞれの資格について順に解説していきます。
データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストの基本情報は下記のとおりです。
資格名称 | データベーススペシャリスト試験(DB) |
運営団体 | IPA(独立行政法人情報処理推進機構) |
資格種類 | 国家資格 |
証明できること | データベースに関する広範囲で高度な知識を持つ |
試験範囲 | ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系 |
データベーススペシャリストは、データベースに関する高い知識が求められる資格です。
データベースそのものだけでなく、プロジェクト管理、データ分析、セキュリティなど広い範囲の知識が必要になります。
IT関連の資格のなかでも難易度が非常に高い資格ですが、資格取得に向けて学習することで幅広い知見を身につけることができるので、おすすめの資格です。
安全かつ効率の良いデータベースの要件定義・開発・運用・保守をおこなうこと、またそれを指導する役割のある人は、データベーススペシャリストの試験範囲の学習をすると良いでしょう。
オラクルマスター
オラクルマスターの基本情報は下記のとおりです。
資格名称 | オラクルマスター(ORACLE MASTER) |
運営団体 | 日本オラクル社 |
資格種類 | ベンダー資格 |
証明できること | Oracle Databaseの管理スキルを持つ |
試験範囲 | データベースの概要、構築、管理、運用(グレードによってレベルが異なる) |
オラクルマスターは、世界的にシェア率の高いOracle Database製品の知識に関する資格です。
4つのグレードに分かれており、それぞれのグレードに求められるものは下記のとおりになります。
- ブロンズ:データベースの基礎知識
- シルバー:データベースの運用・管理、SQLの基礎知識
- ゴールド:データベースの構成・管理
- プラチナ:最適なデータベース環境の構築、高度な技術
ブロンズは、すべてのIT技術者向けです。
データベースやSQLを専門に扱うエンジニアであれば、シルバーからチャレンジしてみると良いでしょう。
開発現場でOracle Databaseを使用することが多いエンジニアには、技術や知識を試すためにもおすすめです。
OSS-DB技術者認定
OSS-DB技術者認定の基本情報は下記のとおりです。
資格名称 | OSS-DB技術者認定試験 |
運営団体 | LPI-Japan |
資格種類 | ベンダー試験 |
証明できること | オープンソースデータベースに関する深い知識を持つ |
試験範囲 | データベースの設計・開発・導入・運用・管理(グレードによってレベルが異なる) |
OSS-DB技術者認定は、PostgreSQLなどのオープンソースデータベースの知識に関する資格です。
2つのグレードに分かれており、それぞれのグレードに求められるものは下記のとおりです
- シルバー:データベースの設計・開発・導入・運用
- ゴールド:データベースの改善・運用管理・コンサルティング
シルバーは、基礎的な知識の習得や小規模データベースの開発・運用のスキル習得を目指す人におすすめです。
データベースの内部構造などを知り、チューニングやトラブルシューティング、さらにはコンサルティングまでできるようになりたい人は、ぜひゴールドにチャレンジしてみると良いでしょう。
SQLを習得してエンジニアとして活躍するためのポイントをご紹介まとめ
この記事では、エンジニアに必要なSQLのスキルや活躍するためのポイントを解説をしてきました。
SQLは、データベースを扱うための言語です。
システムを開発するエンジニアには欠かせないスキルとなります。
SQLを習得することで、仕事の幅が広がることでしょう。
SQLは比較的簡単に取得することができます。
複雑な条件のものでも、論理的思考力があれば基礎知識を応用することで解決できるでしょう。
エンジニアとして活躍するためにも、SQLを極めてみるのがおすすめです。