JavaScriptの勉強を始めたいと思ったとき、何かおすすめの書籍があれば嬉しいものです。
昨今、動画学習も流行していますが、やはり深くインプットするためには本を購入して学習するほうがよいでしょう。
今回は、JavaScriptの勉強をするにあたって、おすすめできる本を9つ紹介します。
また本を使ったおすすめの勉強方法も解説していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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JavaScriptの学習本を選ぶ際の5つのポイント
まず、JavaScriptの勉強を始めるにあたって、どのような学習本を選べばいいのでしょうか?
この章では、学習本を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
ここでは、下記の5つのポイントについて詳しく解説します。
- 出版日が新しい
- 図解やイラストなどが多くわかりやすい
- ヒットしているロングセラー
- 自分の学習のレベル感に合っている
- 演習問題が付いている
出版日が新しい
まずは、出版日が新しい本を選ぶことが大切です。
なぜなら、Web業界は流れが早く、「2年前に常識だったことが今は非常識」と言う事例が、頻繁に発生するからです。
まして、JavaScriptなどのプログラミング言語は、日々新しいバージョンが更新されていきます。
よって、半年前の情報が古いということもありえるのです。
だからこそ、最新の情報を手に入れて学習したいのであれば、出版日が新しい本を選ぶようにしましょう。
図解やイラストなどが多くわかりやすい
続いては、図解やイラストなどが多くわかりやすい本を選ぶということも大切になってきます。
よく分厚い参考書で文字がぎっしり書かれているものを目にすることがあるでしょう。
ベテランの経験者であるならば、文字だけで内容が理解できるかもしれません。
しかし、これから学習を始めようとしている人にとって、文字がぎっしり並んでいるだけの本では理解することが難しいと思います。
だからこそ、重要な部分に色付けしてあったり、図解やイラストが多く掲載されている本を選ぶようにしましょう。
ヒットしているロングセラー
ロングセラーの本は、長年愛されてきただけあって良書が多いです。
今読んだとしても内容がわかりやすかったり、読んでいて疲労を感じにくかったりするなど、長年愛されてきた理由があるのです。
現在流行している本よりも、洗練されたロングセラーのほうが、情報は古いですが、基礎的な知識はシンプルで理解しやすいかもしれません。
ぜひ、あなたのお好みでロングセラーに挑戦してみてはいかがでしょうか?
自分の学習のレベル感に合っている
どんなに周りにおすすめされた素晴らしい本でも、自分のJavaScriptの理解度や学習レベルに合っていなければ、内容を理解することは難しいでしょう。
よって、いかに有名な本か売れている本かという観点ではなく、どれだけ自分の今のレベル感に一致しているかで本を選ぶべきです。
JavaScriptを学ぶにあたって、初心者がつまづきやすいポイントが多々あります。
特にあなたが初心者であるのであれば、初心者向けの本を選ぶことが必要不可欠です。
演習問題が付いている
演習問題が付いている本を選ぶこともおすすめします。
なぜなら、基礎知識などの知識を詰め込むことも重要ですが、実際に資格を受験して合格するためには問題を解かなくてはいけないからです。
だからこそ、演習問題と日々向き合って、インプットした知識をアウトプットしていくことが必要不可欠と言えるでしょう。
また、演習問題を解くことで、今の自分のレベル感を把握することができるのも魅力です。
レベルが上がっていれば嬉しいでしょうし、レベルが上がることをなかなか実感できなければ悔しいでしょう。
どちらにしても、勉強するモチベーションになれば良いのです。
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JavaScriptの学習におすすめな本9選
ここまでにJavaScriptの学習におすすめの本を選ぶ際のポイントを5つ紹介してきました。
では、実際にJavaScriptの学習におすすめの本を紹介していきましょう。
下記の9つの本を順番に解説していきます。
①確かな力が身につくJavaScript「超」入門
②スラスラ読めるJavaScriptふりがなプログラミング
③JavaScriptの絵本
④ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩
⑤改訂新版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで~
⑥パーフェクトJavaScript
⑦Webサイト制作者のためのJavaScript入門講座
⑧ゲームで学ぶJavaScript入門 HTML&CSSも身につく!
⑨JavaScriptパターンー優れたアプリケーションのための作法
①確かな力が身につくJavaScript「超」入門
まずは、SBクリエイティブから発売されている「確かな力が身につくJavaScript「超」入門」です。
こちらは初心者向けの本として人気があります。
なぜなら、初心者がJavaScriptを学び始めてつまづきやすいポイントを網羅しており、その悩みを解決する解説がきちんと書かれているからです。
入門書として最適なだけでなく、実際に業務で使用するような事例も豊富に載っているため、モチベーションを高く保って学習をしていけるでしょう。
たくさんのサンプル材料を学んでいくことで、いざ仕事でJavaScriptを使用する際もスムーズに作業をこなしていけること間違いなしです。
対象者 | 初心者向け |
出版日 | 2019/9/21 |
出版社 | SBクリエイティブ |
ページ数 | 336ページ |
(確かな力が身につくJavaScript「超」入門 : https://www.amazon.co.jp/dp/4815601577)
②スラスラ読めるJavaScriptふりがなプログラミング
続いては、翔泳社から発売されている「スラスラ読めるJavaScriptふりがなプログラミング」です。
こちらは、ロングセラーを9年ぶりにリニューアルした本となっています。
スラスラ読めるという名称の通り、読み進めていくことにストレスを感じることが少ない印象です。
まったく知識がない状態から、JavaScriptを学んでいきたいという初心者におすすめの本です。
対象者 | 初心者向け |
出版日 | 2022/7/13 |
出版社 | 翔泳社 |
ページ数 | 522ページ |
(スラスラ読めるJavaScriptふりがなプログラミング :https://www.amazon.co.jp/dp/B07DR76HSG )
③JavaScriptの絵本
こちらは、プログラミング言語がまったくわからない初心者向けに書かれた本です。
絵本という名称の通り、絵を多く活用し、解説を少なくビジュアルでわかりやすく表現することを心がけています。
「プログラミング言語とは何か」から説明して、JavaScriptのオブジェクト指向などもわかりやすく解説しているので素晴らしい本です。
対象者 | 初心者向け |
出版日 | 2017/9/11 |
出版社 | 翔泳社 |
ページ数 | 224ページ |
(JavaScriptの絵本 :https://www.amazon.co.jp/dp/4798151637)
④ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩
こちらは、ノンプログラマという名称にもあるように、プログラミングを書いたことがないような初心者向けの本となっています。
なかなか初心者だと理解が難しい部分もわかりやすく書かれているので、素晴らしい本です。
書籍全体を通して1つのサンプルプログラムを使用していることで、さらにわかりやすく表現できています。
初心者への配慮が行き届いており、まさにJavaScriptの始めの一歩という名称通りです。
JavaScriptというプログラミング言語は、前提としてHTMLやCSSの知識が必要となります。
よって、プログラミング言語をまったく知らずにJavaScriptを学ぶことは難しいのですが、本書にはHTMLやCSSの基礎知識も書かれているので親切です。
対象者 | 初心者 |
出版日 | 2012/11/7 |
出版社 | 技術評論社 |
ページ数 | 272ページ |
(ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩 :https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AEJavaScript%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AE%E4%B8%80%E6%AD%A9-WEB-DB-PRESS-plus/dp/4774153761)
⑤改訂新版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで~
こちらは3万部突破のベストセラーをリニューアルした本となっています。
JavaScriptの基礎とJavaScriptの新記法、オブジェクト指向など実務で使用する知識を網羅的に記載されておりわかりやすいです。
プログラミング言語をある程度理解しており、JavaScriptのみこれから勉強していくという中級者向けの本と言えるでしょう。
対象者 | 中級者向け |
出版日 | 2016/9/30 |
出版社 | 技術評論社 |
ページ数 | 456ページ |
(改訂新版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで~
)
⑥パーフェクトJavaScript
こちらは、JavaScriptの基本は網羅して理解しており、さらにJavaScriptの理解を深めようという中級者向けの本です。
前半ではJavaScriptの言語仕様について深く掘り下げて説明をしています。
そして、後半では、JavaScript、HTML5、API、サーバーサイドJavaScriptについて解説しているので、少々専門用語が多く難しいと感じる方もいるでしょう。
対象者 | 中級者向け |
出版日 | 2011/9/23 |
出版社 | 技術評論社 |
ページ数 | 544ページ |
(パーフェクトJavaScript:https://www.amazon.co.jp/dp/477414813X)
⑦Webサイト制作者のためのJavaScript入門講座
こちらは、中級者〜上級者のWebサイト制作者向けにおすすめの本です。
Webサイトの制作とデザインを学習しながら、JavaScriptについて基礎知識だけでなく実務的な作業方法まで網羅的に学ぶことができます。
JavaScriptについての知識が網羅的に書かれているというよりも、実践的な必要最低限のJavaScriptの知識や作業の仕方が書かれているイメージです。
よって、即実務でJavaScriptを使う予定がある人にとっては、余計な知識を頭でっかちになるまで詰め込まずに、身軽な知識のみで勝負できるのでありがたいと感じるでしょう。
対象者 | 中級者~上級者向け Webサイト制作者向け |
出版日 | 2011/1/7 |
出版社 | 技術評論社 |
ページ数 | 384ページ |
(Webサイト制作者のためのJavaScript入門講座:https://www.amazon.co.jp/dp/4774145246)
⑧ゲームで学ぶJavaScript入門 HTML&CSSも身につく!
コードを書きながら勉強する際には、こちらの本がおすすめです。
なぜなら、例題やサンプルコードが多く、手を動かして学ぶことができるので、実務に近い内容を吸収することができるからです。
知識だけを詰め込んだ本も多いですが、知識だけインプットしても実際に仕事でアウトプットできなければもったいないと感じるでしょう。
よって、学習の段階でアウトプットを意識して例題を解いたり、コードを書くことが大切なのです。
もし、問題を解けなかった場合も、自分がどこでつまづいたのかをはっきり認識できるので、苦手を克服することに役立つでしょう。
対象者 | 初心者向け |
出版日 | 2015/12/11 |
出版社 | インプレス |
ページ数 | 717ページ |
⑨JavaScriptパターンー優れたアプリケーションのための作法
JavaScriptを使いこなすエキスパートになりたいのであれば、こちらの本をおすすめします。
著者はYahoo!のエンジニアとして複数のプロジェクトでさまざまなアプリケーション開発に関わってきたそうです。
JavaScriptの基礎知識をマスターして、より高みを目指したいという上級者向けの本となっています。
対象者 | 上級者向け |
出版日 | 2011/2/16 |
出版社 | オイリージャパン |
ページ数 | 244ページ |
(JavaScriptパターンー優れたアプリケーションのための作法:https://www.amazon.co.jp/dp/4873114888)
JavaScriptの勉強方法3選
ここまで、JavaScriptを学習する際のおすすめの本を9つ紹介してきました。
ここからはJavaScriptを勉強する際にどのような方法がいいのかを3つ紹介していきます。
①実際に自分の手を動かして作業する
まずは、自分の手を動かして作業をしながら学習することです。
なぜなら、知識を闇雲にインプットするだけだと定着することは難しいからです。
知識はインプットした後に、分解して頭の中でかみ砕いてから、自分の言葉や解釈でアウトプットして初めて定着していきます。
なかなかソースコードを書くことは面倒な作業です。
しかし、面倒だからこそ記憶に残り、資格取得試験や実務作業の際にパッと最適解が思いつくのです。
インプットだけではなく、アウトプットを意識して、自分の手を手を動かして作業しながら勉強することを大切にしましょう。
②複数の本を網羅的に読む
続いては、1つだけの書籍に絞って読むのではなく、複数の本を網羅的に読んで勉強することです。
本を購入して読む場合、たいていは至極の一冊を選んで購入して、読み込むかと思います。
しかし、その方法だと知識の幅が限られていますし、情報の整合性が取れないことがあります。
よって、少々お金はかかりますが、複数の本を購入して、網羅的に知識を吸収していくほうが定着しやすくなるのです。
たとえばAという本ではJavaScriptについて○○という表現をしていたけれど、Bという本ではJavaScriptは△△であるという表現をしているという表現の違いに着目することができるからです。
そして、資格取得試験や実務での作業などのいざというシーンでそういった表現を思い出し、多角的な視点でJavaScriptを捉えることができるでしょう。
たったわずかなお金を出し渋ることにより、多角的な視野を手に入れることを逃すのはもったいないと思います。
ぜひ、複数の本を網羅的に読んで、JavaScriptに関する広い視野を手に入れましょう。
③何度も繰り返し復習する
最後は、何度も繰り返し本を読むことで復習するということです。
読書は、一度読んだだけで満足してしまいがちだと思います。
しかし、一周しただけでは知識として定着しないでしょう。
たとえば、人間関係に置き換えて考えると、1年間同じクラスで一緒に過ごしたメンバーよりも、3年間同じクラスで一緒に過ごしたメンバーのほうが濃密に記憶に刻まれるでしょう。
本での学習も同様に、1回よりも2回、2回よりも3回読んだほうが記憶に定着します。
どんどん知識が蓄積されていくので、最初読んだときにわからなかった部分も、理解ができるようになっていくでしょう。
こうして自分の成長を感じられるというポイントは、モチベーションアップには欠かせません。
よって、本を一度読んだだけで満足せずに、何度も繰り返し復習することを意識していきましょう。
自分に合ったベストな本でJavaScriptを習得してスキルアップしよう!
いかがでしたか?
今回は、JavaScriptの学習におすすめの本を9つ紹介してきました。
また、学習本を選ぶポイント5つや3つの勉強方法も徹底解説してきたので、どのような方法で本を選んで勉強すべきかを理解できたと思います。
JavaScriptは、今後ますます需要が高くなっていくスキルです。
自分に合うベストな本を選んで、JavaScriptスキルを習得して、仕事の幅を広げることで、社会で活躍していきましょう。