Salesforceは習得すべき？導入企業が多いのでエンジニアの需要大！

「Salesforceって聞いたことはあるけど詳しく知らない」

という方は多いのではないでしょうか。

 

Salesforceは、SFA（営業管理）やCRM（顧客管理）のシステムです。

企業が効果的に営業活動をするのに役立つ仕組みで、低価格で導入できるため多くの企業が利用しています。

システムを導入する企業が多いということは、エンジニアの需要も大きいので習得して損はない技術です。

 

そこで今回の記事では、Salesforceについて下記の内容をお伝えします。

• Salesforceとは
• エンジニアに嬉しいSalesforceの特徴
• Salesforceを習得したらできる仕事
• Salesforceエンジニアに求められるスキル
• Salesforceの習得方法

Salesforceについて知りたい方、需要が大きいスキルを身につけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

Salesforceとは

Salesforceとは、アメリカの「セールスフォース・ドットコム」が提供している、クラウドを利用したSFA（営業管理）やCRM（顧客管理）のプラットフォームです。

マーケティングや営業のフェーズから成約までを効率的におこなうことを目的としています。

クラウド型なのでサーバーなどを調達する必要がないため、導入しやすく、多くの企業に選ばれています。

Salesforceの代表的なサービスは下記のとおりです。

• SalesCloud
• ServiceCloud
• MarketingCloudAccountEngagement
• SalesforcePlatform

それぞれのサービスについて、順に解説していきます。

SalesCloud

SalesCloud（セールスクラウド）は、顧客情報を一元管理するSFA（営業管理）とCRM（顧客管理）のシステムです。

いつ・誰が・どのような営業活動をしたか、その結果がどうであったかを管理したり、売上予測に対する達成率や、未達の原因などを見える化して管理します。

営業チームや管理者が、取引先の情報や取引状況、案件情報などを共有可能です。

それにより、売上予測の精度が上がります。

ServiceCloud

ServiceCloud（サービスクラウド）は、カスタマーサービスのためのプラットフォームで、顧客満足度の向上を目的としたサービスです。

自社の顧客サポートコストを削減できたり、問題解決をスムーズにできたりします。

メールやSNS、チャットボットなどといったあらゆるチャネルに対応しています。

MarketingCloudAccountEngagement

MarketingCloudAccountEngagement（マーケティングクラウドアカウントエンゲージメント）は、BtoBマーケティングの見込み客を増やすことを目的としたサービスです。

BtoBは「Business to Business」の略で、卸売りと小売業者、元請けと下請けのような企業同士の取引になります。

BtoB用のマーケティングオートメーション機能で、見込み客から受注確度の高い客を見極め、その動向やリアルタイム情報をもとに、より良いタイミングで営業活動をすることが可能です。

SalesforcePlatform

SalesforcePlatform（プラットフォーム）は、アプリケーション開発をサポートするクラウド型のプラットフォームです。

昨今のモバイル化に伴い、多くの企業がアプリケーションを作成しています。

SalesforcePlatformを使えば、アプリケーションの構築、実行、管理または最適化をすることが可能です。

このことは、企業のITコスト削減につながります。

エンジニアに嬉しいSalesforceの特徴

Salesforceは多種多様なサービスがありますが、ここではエンジニアにも嬉しいSalceforceの特徴をご紹介します。

• 将来性が高い
• 副業に向いている
• 様々な業界で取り入れられている

それでは、それぞれの特徴について順に解説していきます。

将来性が高い

Salesforceは将来性が高いといわれています。

なぜなら、低コストのため多くの中小企業が取り入れているからです。

クラウド型のシステムなので、サーバー管理などの必要もなく、導入する企業が増えており、Salesforceを扱うエンジニアの需要も高まっています。

また、Salesforceを自社用にカスタマイズするためには、専門的な知識を持つエンジニアは不可欠な存在です。

副業に向いている

Salesforceは副業にも向いています。

なぜなら、Salesforce自体の需要の高さから、副業の案件数も増えてきているからです。

Salesforceを導入するすべての企業が、常に専任のエンジニアを抱えているわけではないでしょう。

そのため、単発でも依頼可能なフリーランスや副業エンジニアの需要もあるのです。

また、案件の報酬も高めの設定です。

実務実績を積めば、さらに高単価の案件を狙うこともできます。

 

なお、Salesforceの副業について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

様々な業界で取り入れられている

Salesforceは様々な業界で取り入れられています。

BtoBマーケティング、顧客管理といった機能以外にも、社内コミュニケーションにも対応しているため、業界を問わずに利用することが可能です。

クラウドを利用して低コストで導入できることも、導入企業が増えている理由のひとつになります。

また、カスタマイズ可能なため、自社に適した機能を作ることもできるのもSalesforceの強みです。

エンジニアとしては、様々な業界を経験して知見を増やすことも、1つの業界を専門的に極めることもできます。

エンジニアがSalesforceを習得したらできる仕事

エンジニアがSalesforceを習得したら、下記のような仕事ができるようになります。

• 導入支援
• システム開発・機能追加
• 定着支援
• 運用・保守

それでは、それぞれの仕事内容について順に解説していきます。

導入支援

Salesforceを導入する場合、その企業に適した機能を選択することが必要です。

対象企業の様々な立場の人員から業務内容や経営課題をヒアリングし、最適となる機能やカスタマイズを決定します。

エンジニアやコンサルタントは、企業と丁寧にコミュニケーションを取りながら解決すべき課題を見つけ、Salesforceの導入を支援するのが仕事です。

システム開発・機能追加

Salesforceを導入する企業は、自社の業務に合わせてカスタマイズをします。

そのカスタマイズを実装するのが、エンジニアの仕事です。

Apexと呼ばれるSalesforce専用のプログラミング言語を使用して開発をします。

定着支援

Salesforceを導入しても、その企業の社員が使いこなせなければ意味がありません。

そのため、システム利用を社内に定着化させるための支援をする仕事もあります。

運用・保守

Salesforceを運用中にトラブルが発生したり、新たな要望が出てきたりすることもあるでしょう。

このような運用中の課題を解決する仕事が運用・保守です。

トラブルが発生した場合は、原因を究明して対策をする必要があります。

また、新たな要望があれば、より良くするためにカスタマイズをする必要があるかもしれません。

Salceforceは、企業に引き渡した後にもエンジニアの需要があるのです。

Salesforceエンジニアに求められるスキル

Salesforceエンジニアには、下記のスキルが求められます。

• Apexのスキル
• JavaやC#の開発経験
• コミュニケーションスキル
• Salesforce認定資格

それぞれのスキルについて順に解説していきます。

Apexのスキル

Apexは「セールスフォース・ドットコム」が提供した、Salesforce専用のオブジェクト指向型プログラミング言語です。

Saleforceの開発エンジニアになら必須の言語になります。

しかし、Apexでの開発経験があるエンジニアは多くはありません。

実際に現場でSalesforeに触れつつ言語を習得するのが、効率良く習得できる方法です。

JavaやC#の開発経験

JavaやC#の開発経験があれば、少なからず役に立ちます。

なぜなら、Salesforceの開発言語のApexがJavaやC#によく似ているからです。

Apexの経験はなくても、JavaやC#の経験があるエンジニアはたくさんいます。

その経験があれば、Apex習得のハードルは低くなるでしょう。

コミュニケーションスキル

Salesforceエンジニアには、コミュニケーションスキルも重要です。

導入支援や定着支援などコンサルティングに近い仕事をする場合は、ヒアリングからクライアントのニーズを引き出す必要があります。

運用・保守の仕事では、トラブル発生時などにクライアントに状況や対策内容をわかりやすく説明したり、安心させるスキルが必要です。

このように、コミュニケーションスキルはSalesforceエンジニアにとって大切なスキルとなります。

Salesforce認定資格

Salesforceには世界共通の認定資格があります。

認定資格は、それぞれの担当分野について必要となる知識やスキルを持っていることを証明できます。

 

Salesforce認定資格は、下記の区分に分かれています。

このように、役割（エンジニア or コンサルタント）や機能・サービス内容ごとに細かく分類されています。

資格は、この区分からさらに細かく分かれて30種類以上存在するので、自身の目指す方向に合ったものを選びましょう。

Salesforce認定資格の種類については、Salesforce公式の資格一覧をご覧ください。

Salesforceの学習方法

Salesforceは、エンジニアの需要が大きく、習得して損はない技術です。

学習方法は下記になります。

• 書籍で学ぶ
• Webサイトで学ぶ

それぞれの学習方法について、順に解説していきます。

書籍で学ぶ

Salesforceを書籍で学習する場合は、「自社のSalesforceを管理したい」「導入支援がしたい」「開発がしたい」といった目的を決めてから書籍を選ぶことが重要になります。

Salesforceの学習におすすめの書籍は下記のとおりです。

「図解入門～」は、Salesforceの全体像が知りたい人におすすめです。

「はじめての～」は、自社のSalesforce管理者になる人は一度読んでみると良いでしょう。

「売上が上がる～」は、Salesforce専用ではありませんが、企業の課題解決のために営業の仕組みを見直したい人や、CRM/SFAの基礎を学びたい人におすすめの書籍です。

Webサイトで学ぶ

SalesforceはWebサイトを利用して学ぶこともできます。

おすすめのWebサイトは下記のとおりです。

「Trailhead」は、Salesforce公式が運営しているオンライン学習ツールです。

Salesforceの基礎を効率的に学ぶことができます。

「IT&アプリ開発のお役立ち資料」は、Salesforce公式サイトにある開発に関する情報をまとめた記事です。

「udemy」は、開発言語Apexに関する動画ですが、英語での解説になります。

Salesforceは習得すべき？導入企業が多いのでエンジニアの需要大！まとめ

この記事では、Salesforceについて解説してきました。

 

Salesforceは、企業が営業活動を効率的におこなうための、SFA（営業管理）やCRM（顧客管理）システムです。

導入コストが低く、サーバーを必要としないため多くの中小企業が導入しています。

カスタマイズ案件や導入支援などといったエンジニアの需要も多く、将来性の高い技術です。

 

Salesforceに興味を持った方は、ぜひ習得を目指してみてはいかがでしょうか。